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ネタ鍛冶師によるVRMMO無双(ただし、作成したモノが無双するだけ)  作者: 味醂英雄


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第16.5話 その頃の運営

<<ファンタジーゲートオンライン運営  龍の鈴作戦開始前>>


「あ、柊主任、例のプレイヤーのログ取っておきました」


「おう、ご苦労。ほう、ビームライフルまで・・・・・・ビーム砲台?なんで???」


「まあ、社長が考えたスキルですから」


「やめろよ、納得しちゃうだろ・・・」


あああああああああ!またファンタジー定義壊してるぅ!胃薬増えそう、ゴフッ!


「しかし、なんかそれを数揃えてるみたいだな?」


「まさか、この大陸の王龍を討伐しに行くとか、見つかった様子無いんですけどねえ。龍の鈴なら見てますけど」


「まあ、強い武器を作りたいだけかもしれんし、数作ればレベルも上がるからなあ。まあ、流石に挑もうとはせんだろ。お?エクスカリパーか、懐かしいな」


バハムートはうちの開発が造った最初の王龍プログラムだが、色々スキルを乗せているので、様々なフラグを踏まねばならない。挑むとしても大陸全体を回り様々な弱体化を踏まねば、食いしばりにネタ武器耐性もあるから、このビーム武器でも倒せはしないだろう。


「ですねえ。1しかダメージ与えられない武器ってお約束ですよね」


「まあな。んじゃ、引き続き、ログ取り頼むよ」


「分かりました!」


まあ、簡単に挑めるもんじゃないしな・・・・・・と言う希望は数日後に打ち砕かれるとはこの瞬間はまだ思っていなかった。この時、胃薬買いに行ってりゃあなあ・・





<<ファンタジーゲートオンライン運営  龍の鈴作戦後>>


『主任、休日のところ申し訳ありません。緊急事態です!』


秘書の桐葉君からのメールで、私の今日一日の予定が何らかのバグで潰れたと思っていたが、結果は・・・


「マジで?」


出社した瞬間、バグどころではない大騒ぎである。王龍バハムートが討伐されていたと言う一報だった。え?マジ?


「はい、間違いなく。チートは一切無く、バハムートが討伐されました」


自分の席の棚から茶色の瓶を出し、ウォーターサーバーで水を入れる。ふぅ・・・・・・


「確かにチートの形跡は無い。ちゃんと作った物を用意した上での勝利。そして解放かあ、早かったな」


「予想では今年ではなく来年の春辺りでしたが、一気にショートカットされてしまいましたね」


いやあ、まさかの食いしばりまで読まれるとはお見事としか言いようが無いが、薬、また増えそうだなあ。




<<ファンタジーゲートオンライン運営  トウ・キョウ発見>>


『・・・・・・・・・』


私の私室は勿論、開発室にも沈黙が降りる。


『ナンデ?!』


いや、ホントになんで?!社長ぉおおおおお?!ユニーク大陸なんて聞いてないよ?!


「流石の私も驚きです・・・・・・これはよろしいので?」


「うぅむ、プログラマーの報告が来てるが、元から組み込まれていたようでな。ネタ鍛冶師を組み込んだ際に社長が組み込んでいた物なので不正はない」


胃薬を飲みつつ、パソコンに送られてきた報告に一気に目を通す。本当に不正がない。なので、修正案件でもないし、当該プレイヤーを注意する事も出来ない。うごご・・・・・・


「では、修正は無しで?」


「仕方あるまい。非常に胃が痛いがね」


もうこうなったら、件のプレイヤーにとことんやってもらうしかないよなあ。さらば、ファンタジー・・・・・・

こうして、運営の受難は続くのでした。え?なんでって?自分、一言もこれで受難が終わりなんて言ってませんし?(爆)

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