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第11話 ファンタジーに喧嘩売ろうぜ!俺、扇動な!(誤字ではない)

「あ・・・」


自分がそう呟くと通知音が鳴った。ちなみに配信中なので、コメントも『あ・・・』で埋め尽くされた。


「来てしまったなあ」


「来てしまったねえ」


「「ネタ鍛冶師レベル4」」


自分とラインがそう言うと、コメントが阿鼻叫喚になる。まあ、次はなんじゃ?なんじゃ?って感じだね。自分も配信見てる立場だったらそう言うだろう。



名前:ウッド



性別:男



種族:人間




HP:62


MP:24


スタミナ:93


筋力:15


体力:15+1


知力:8


魔力:4


運:10



スキル:体力小アップ、スタミナ小アップ、器用さ小アップ、鍛冶 LV1



ユニークスキル:ネタ武器・防具・アクセサリー作成 LV4



おおう、一気に上がったな。今回は知力も上がってる。おそらく、オリハルコンを加工したことが大きいんだろうな。運も上がってるし、そう言う事だろう。


「いや、これ凄い上がったな。同じ戦士のレベル4と比べてみても体力とHPが遜色ないぞ」


「多分、オリハルコンの加工が大きい気がするな。ちまちまとカケラを集めてインゴッドに加工とかもしてたし」


ラインの言う通り、ステがかなり上がって、戦えるステになっている。あと、自分の発言の後で配信数が少し減った。オリハルコン加工の検証しに行ったんだろうな、この数。さて・・・


「さて」


「うむ」


さて、お待たせしましたツッコミの時間、もとい、ネタ装備の詳細披露の時間です!ええい!コメント!ツッコミの時間の方があってるとかいうんじゃありません!


「あ」


「あ」


『あ』←コメント



核ミサイルボタン:押すと、どこからともなく核ミサイルが相手目掛けて落ちてくる。爆発範囲は半径10キロ。爆心地には様々なデバフを付ける 種別:アクセサリー 攻撃力:∞



「「さあ、次行こう」」


『おk』と皆も流してくれる。攻撃力∞でもやばいデバフと攻撃範囲で自爆スイッチよりもやばいやろがい!封印!!!と言うか、どこから飛んでくるんだ?少し気になる・・・



巨大化のタリスマリン:使用すると、24時間に1回限り巨大化する。ステータス等はそのまま。防具・アクセサリーは破損する 種別:アクセサリー



「「・・・・・・」」


うぅん、使える様な、使えないような。いや、やっぱ、使えるのか?いや、しかし?とエンドレスになる奴だなあ。巨大化すれば届かない範囲とか登れたりするかもしれない。しかし、ステータスは上がらないので、自分より強い敵には良い的だし、大きくなるなら装備出来そうな鉄の塊ソードは結局ステータスが上がらんと装備出来ないってことだな、コレ。

某光の巨人ごっこは出来るが装備が破壊されるってのはなあ。だからと言って、例の黒パン装備で巨大化はもはや、放送事故レベルだろう。いや、巨大化するのに人間サイズのアレは壊れないと下半身ヤバい事になるのでは?


()()()()()と」


「賛成」


自分の意見にラインも賛成するのだった。なんか、コメントで『ハッ!』とか出ているが、どう使う気なんだろうか?後で聞いてみるか。次、次。



メカニカルブーツ:巨大な機械の足。装備者はスキル頑強を得る。ただし、特例を除き、筋力・体力共に200超えなければ装備出来ない 装備ボーナス:体力+5 種別:防具 部位:足



完成予想図は見るまでなくでかいんだろうな。ただ、この装備スキル頑強は便利かもしれない。良く見ると、体力値に+5と結構でかい。まあ、装備出来ればではあるが・・・装備出来ても歩く度に足モゲそうって言うか、盛大にこけそうだが・・・


「まあ、またお披露目で作る感じで」


「だな」


コメントにも『絶対見に行く』とか書かれてる。まあ、浪漫だからね。後、何が出来るか大体察されてるだろうし、仕方ないよな。しかし、リストを見ていくとアレとアレが無い。今回はここまでって事かな?ま、仕方ない。また、鍛冶生産頑張ろう。



ビームライフル:防御貫通付きの浪漫のビーム兵器。ただし、弾数は3発しかない。その後、武器は消滅する 種別:銃器  攻撃力:100



「携帯兵器としては強め?」


「ただし、防御貫通」


「ビームだしな」


「「・・・・・・・・・」」


コメントでは『おい、そろそろ誰かツッコミ入れてやれよwww』とか『大草原www』と流れている。そして・・・


「「ビームの元どこやねん!!」」


自分とラインは同時にツッコミを入れるのだった。おい、リアルなファンタジー世界!息してるか!オォン?!いや、作成者になる自分が言うのもアレだけどさ!


「で、必要な物は?」


「まず大前提として、絶対必要なのがオリハルコンクラスの鉱石。銃身に必要なんだそうだ」


「あ~」


なんとなく分かる。そらビーム出すのに鉄だの鋼だのでは溶けるわな。ただ・・・


「逆に言えば、オリハルコンクラスすらも3発までの熱量っていう」


「貫通納得。他の素材は?」


「上級クラスの魔石×4.しかも、4種被りなしで」


「おおう、なるほど、納得」


こいつが多分ビーム生成源になるんだろうな・・・・・・うん?あれ?うんんんんんんんんっ?!


「ちと、たんま」


配信を思わず停止させる。凄く自然に自分は配信停止ボタンを押していた。


「ライン?」


「おう・・・」


「やった事ある人は?」


「多分、居ねえ。だが、あり得る方法だ。やっべ、検証組がまたうちに来るやつだ」


あちゃ~、やっちまった。ちなみに、この後、走ってきたレインに二人とも張り倒されるのは言うまで無い事であった。アッー!



「うぅん?無理かなあ、コレ?」


あれから、配信を再開し、適当に終わらせた所で、自分は工房に居た。


「どう、ウッド?」


「あ~、レインか。無理だな、今のとこは」


あの放送で判明した魔石の合成と言うか、組み合わせかな?それの研究である。こう、ビームライフルの動力にするのは上手くいくのだが、()()()()()()()だ。

こう、ビームライフルの発射ギミックなら発射できるが、ギミックだけを外に出してエネルギー動力源にするのは無理という事だ。ついでに言えば、良くある複合魔石の杖とかも無理。むしろ、MPを大幅吸収した挙句、魔法が不発!になるだろう。


「ライフル内部の機構自体は作る事は出来る・・・・・・だが、コレだけでは動力源にはならない。ミックスするための密閉空間が無いからね」


「それなら疑似的な密閉空間作れば、複合魔石使ったエンジン出来るんじゃない?」


レインの言う通り・・・・・・と思うじゃん?ところがだ・・・


「無理。既に試そうとしたんだけど、動かした瞬間、ヤバい音がして、退避した後、なんちゃって魔石エンジンが消滅した」


「うわあ・・・」


「多分、銃は放出するのに向いてるんだろうね。エンジンはなんちゃってエンジンだったからってのもあるだろ。詳しい訳じゃないしなあ」


「ああ、エンジンをリアルで作れと言われても困るものねえ」


そらそうだ。専門家ですらパーツ点数考えると機械無しでは頭抱える代物じゃぞ?自分が作ったのもいくつかの排気口に何となくこうだったかな?的なガワである。ついでに鉄製なのでそれがまずかったのかもしれない。というか・・・


「欠点 その2。ビームライフルは攻撃の為に放出するから良いけど、エンジンの場合、オリハルコンすらも3発までのビームをまき散らすエンジンになる」


「よし、やめましょう」


ですよね。だけど、エネルギーを・・・・・・あっ。いや、アレ作るならこれで作れるわけで。おや?レインさん、拳握りしめて何ですかな???


「何を考えたのか正直に言いましょうね~?」


「アッ、ハイ」


その後、説明した後にはたき倒されたのは言うまでない、あべし!で、でも、作るぞ、浪漫だからね!

リアルなファンタジー(笑)の世界にようこそ!になりつつある、ウッド君周り。仕方ないね!



名前:ウッド



性別:男



種族:人間




HP:62


MP:24


スタミナ:93


筋力:15


体力:15+1


知力:8


魔力:4


運:10



スキル:体力小アップ、スタミナ小アップ、器用さ小アップ、鍛冶 LV1



ユニークスキル:ネタ武器・防具・アクセサリー作成 LV4

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