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第 九 回
私は彼といた場所まで現在地を丁寧に調べて、戻って行った。
ゾンビがいる場所では、ゾンビの血的なものを強くして動き続ける。ああ、ダメだ。ヤバく私はゾンビになりそうな気配を少し、感じていたのだ。
完全にゾンビになって、人間に殺されるのだろうか?もしかして。
気持ちが大分、苦しくなっていたとき。急に、誰かが私の肩に、手を置く。【ゾンビ君】で、あった。
私は嬉しくて、抱きつこうとする。
しかし、慌ててやめる。ゾンビ君の目は、怪しく赤く輝いている。
その、恐ろしさは私の心までグチョグチョにしてしまいそうな、雰囲気だ。
でも、なんとかゾンビ君の目を見て私は言う。
「…生きてたんだ」
続く




