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第 七 回
「な、何が目的…」
私はゾンビの血みたいなモノが騒ぎ出していた。マズい、人間状態からやや、離れている。
「俺は道田勝矢、十八歳」
多分、年齢が若いと思われているのに気付いて歳まで、伝えている。
「簡単だよ、人間なんて滅ぼそうぜ」
「ハッ、どうすんの…。あんなのしか、いなくなって」
私は人間たちの、特に急仁の身勝手な非道さには、怒りを覚えていた。
しかし、だからといってゾンビまみれになる生活。
「冷静に考えて、二十日で飽きるはず。人間の生活をして、なんぼでしょう」
なんて言っている間に私は、ゾンビの力でロープをチギった。
「人間のメンタルを持って、毎日アレは、死にたくなってしまうよ」
「……」
勝矢君は黙った。そして、考えている。勝矢君は汗をかく。
「飽きるか?」
私は、頷く。
「今は人間がいるからいいよ。いなくなった後、考えてみてよ。最悪でウンザリだよ」
「アアッ…!」
勝矢君は我にかえった。ヤケクソに、酷くなっていた感じだ。
勝矢君は協力者に、なってくれた。
続く




