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第 六 回
「ご名答。俺は半、ゾンビだ」
諸々、当たっていたので男の子は、正解感を出すのであった。
「早く、離して。ある…存在を捜さないと。ゾンビは、抹殺される」
私は、ゾンビ君のことは、やっぱり隠す。こんなことをするのは、絶対味方な訳が、ない。
「ハッ…。なんとなくは知ってるよ。人間たちが、こっそり考えた作戦について大まかにだけど、さ。手伝ったりすれば関係者から、少しは聞けるし、動きでぼんやりとは、分かる。俺は、人間に振るまうことも、できるからさ」
嫌な、後味の気分だ。
「…振るまうか」
結構なんだか、ダメな方向にいっているのではという感じがする。コイツ大分悪いヤツかも。私は、不安で怖がった。
続く




