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当然、協力者なゾンビ  作者: 石川 瑠佳
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第 十六 回

{俺の用は終わった}

 悪魔は表情を柔らかくしてウインクをしてくれた。そして、元いた場所に帰るため、力の回収に動いていた。

{ありがとう}私は心の中で、伝える。

 私は、影と握手をした。

「ありがとう」ゾンビ君は感覚的に存在を捉えているのか、私の目を見て優しく言ったのできっと私に対して伝える意味も、あったと思う。

「ゾンビ君、大好き」私は、返事の代わりに、言った。

 悪魔との現実的距離が考えられない程に遠ざかったのを、感じた。


 二、三時間ぐらい経って、中くらいのジャガイモ程度の大きさの丸い金属とかが溶けて固まっている物が、ゾンビ君の口からがブワッと出てきた。不安過ぎて、もう大丈夫か、念のため石とかで割ってみると(自分の身体がゾンビというのがやっぱり、あったりするのかもしれない)爆発が終わった、状態であった。

 不安だから、使われていない金庫を持ってきてそれを入れて地中深くへ、穴を掘って埋めた。

 上手くいってくれて、助かる。

 私の元婚約者の罪が、減ってくれた方がなんだかんだ言って、やっぱ嬉しいからだ。苦しい気分が減って、いい。


 その後、私は人間の避難所に潜入していた勝矢君と連絡を、取った。



                     続く


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