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吸血鬼(始祖)の異世界建国記  作者: 河野原ぺこ/RiverPlain
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侵入者ゴブリン!!

 俺が目を覚ますと目の前にアクアが居た。俺はすぐさま、【液体操作】を使ってアクアを宙釣りにした。


「マスター!やめて下さい!」

「なんで俺と同じ布団で寝てるんだ?」

「だって寒くて眠れないんですもん。一緒に寝てもいいじゃないですか。マスター的にも嬉しいでしょ?」


 まぁ、本来の俺なら嬉しいかもしれないけど幼児になってから性欲がなくなったからな。


「今度からはちゃんと一人で寝ろよ。今日は朝飯抜きで許してやる」

「えぇ〜」


 俺はアクアを地面におろしてやった。さて、俺は朝飯とするか。


「ワォォォォン!」


 俺がゆっくりと朝飯を食べていたところ、上の階層から遠吠えが聞こえてきた。


「多分、侵入者ですね」

「なぁ、ここから侵入者を見る事ができるか?」

「ダンジョン内監視と言うのがダンジョンパネルにあるので見てみてください」


 あ〜。そんなのあったな。カタログの事ですっかり忘れてた。


 俺はパネルを開いてダンジョン内監視を使用した。すると、ダンジョンの様子を映すモニターとダンジョンの地図が出てきた。


「おお、凄いな。えっと、ゴブリンみたいな魔物が入って来たのか」

「そのようですね。あ、鑑定してみては?」

「そうだな。【鑑定】」


名無し 4歳 男

ゴブリン Lv8

《称号》

《身体能力》

体力53/53 魔力69/69 腕力62 脚力48 知力79

《ユニークスキル》

《パッシブスキル》

《アクティブスキル》

棍棒Lv2


 こいつ1匹だけか。ステータスも牙狼達に近いし倒させるか。



 一瞬だった。ゴブリンが呑気に散策しているところを牙狼達が【液体操作】で締め上げ、その後噛み殺した。そして、死んだゴブリンの肉はダンジョンに吸収されDP16ポイントとなった。


「なぁ、アクア。ダンジョンの死体吸収するやつ、オンオフ切り替えれるか?」

「できると思いますよ。ダンジョン構造変更の欄にあると思います。どうして変更しようとおもったんですか?」

「いや、牙狼達の餌を入って来たモンスターの肉にしようかな〜って」


 俺はアクアに説明しながらダンジョンの吸収をオフにした。


「それなら、モンスターを外に出したりすればいいじゃないですか?」

「え、出せるの?」

「勿論ですよ。出せない方がおかしいんですよ?」


 いや、ダンジョンの魔力がないと生きていけないとかそう言う設定はしていないのか?


「そもそも、外にいる魔物は今は無きダンジョンから産まれた者が多いんですよ。ダンジョンコアが壊されて主に従わなくなった魔物達が外に出たんですからね」

「そうなのか。••••••ん?このダンジョンってダンジョンコアあったっけ?」


 俺は地下2階層を見渡す。しかし、ダンジョンコアらしき物は見つからない。


「あ〜。ダンジョンコアはマスターと融合してしまって居るのでありませんよ。マスターが死なないかぎりこのダンジョンは不滅ですね」

「おい。それだったら俺がこのダンジョンから出れないんじゃないか?」

「大丈夫ですよ」

「ダンジョンコアである俺がダンジョンから抜けたらこのダンジョンはどうやって動くんだ?」

「このダンジョンはソルティア様がマスターとダンジョンを繋いでいるので大丈夫だと思います」


 なるほど、あの女神の力か〜。多分大丈夫だろうな。そもそも俺が吸血鬼を繁栄させないといけないからダンジョンから出れるようにはなっているだろう。

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