表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
吸血鬼(始祖)の異世界建国記  作者: 河野原ぺこ/RiverPlain
7/27

鑑定はセクハラです

 さて、腹も膨らんだしカタログでも見てグダグダしようか。どうせ動けないし。


 今の俺は変幻自在を解いて幼児化しており動けましぇん。早く大きくなって動きてぇ!え、変幻自在を使えばって?魔力がもうすっからかんです!魔力が無くなって少し船酔いみたいに気持ちが悪いです。助けて!


 はぁ、自暴自棄になっても意味がないな。カタログでも見るか。


 俺はダンジョンパネルのカタログを開く。


 えっと、カタログは食べ物、衣服、武器、防具、魔導具、スキルスクロール••••••。スキルスクロール!?


「なぁ、アクア。スキルスクロールってスキルを覚えれる巻物の事か?」


 俺と一緒にぐぅたらしていたアクアに聞いてみた。


「そうですよ。でも適正が無いとスキルは手に入りませんよ。まぁ、マスターならソルティア様の力でどんなスキルでも覚えれると思いますよ」

「他に魔法とかはどうやって覚えるんだ?」

「魔法は初級以外は大体オリジナルですよ。初級魔法の書ってのが魔導具の所にあると思います」


 大体分かった。魔法は放っておいて今はスキルだ。1番欲しいスキルがある!それは──


 鑑定 DP100消費


 あった!!!鑑定があれば相手の能力が分かるぞ。情報は力以外の武器になるからな。早速交換だ。


 俺は鑑定のスキルスクロールを読んでみた。すると、頭の中にスキルの使い方等の情報が流れてきた。


「これで良いのか?」

「どんなスキルを手に入れたんですか」


 そうだな。試しにアクアに使って見ようか。


アクア 0歳 女

半精霊(吸血鬼) Lv1

《称号》

仕える者

《身体能力》

生命力51/51 体力62/62 魔力79/79 腕力14 脚力20 知力19

《ユニークスキル》

吸血 超回復 液体操作 血の契約 精霊眼 精霊化 実体化

《パッシブスキル》

《アクティブスキル》

無属性魔法Lv1 風属性魔法Lv1 闇属性魔法Lv1

《魔法》


 アクアって結構強いな。


「ん。鑑定しました?••••••変態です!マスターは変態です。なんで覗くんですか!?」

「いや、スキルが使いたくって」

「一言言ってくださいよ!」


 アクアが涙目でこちらを見つめている。


 くっ!?なんて破壊力だ!なんて可愛い••••••じゃなくて、これなら俺が悪いみたいじゃないか。あ、俺が悪いのか。


「その••••••。すまん。勝手に見て」

「••••••フッ」


 俺が謝ると笑いをこらえて、物凄く嬉しそうな顔でアクアがこちらを見ていた。


 あ、こいつ!?嘘泣きしやがったな!


「私はマスターの眷属なので鑑定なんて無くてもステータスを見れるんですよ?」

「そうなのか?」


 分かりにくいからステータスに○○の眷属とかでて欲しいな。


「そもそも、私が吸血鬼と精霊のハーフだって所から大体眷属だな〜って思わなかったんですか?」


 そういえば、そうだな。吸血鬼は大体俺の眷属か。


「ふぅ〜。楽しかったです」

「後で覚えておけよ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ