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吸血鬼(始祖)の異世界建国記  作者: 河野原ぺこ/RiverPlain
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魔法の開発

「さてと、魔法の練習続けるか」


 俺は【電子移動】と魔法陣に書き込んで魔力を流した。案の定、魔法陣から電気が放電した。

 鍵言葉は【放電】で良いな。次!



 ◇◇◇



 属性を創り初めてから1時間が経過した。その間にできた属性は【電気】を初め、【爆発】【氷結】【蒸気】【魔毒】【誘眠】【重力】【探知】を創った。今度はこれらを操作するための魔法陣を創らないとな。


 魔法は属性を記入した魔法陣の周りにそれを制御する魔法陣を書き込まないと上手に発動しない。【白炎】と【放電】は魔力量で制御していたがもし誤って全力で魔力を流してしまったら、ここら辺一帯が大惨事になるだろう。


「う〜ん。見た感じコンピュータのプログラムを簡略化したみたいだし少し弄ってみるか」


 【火球】とかの球を創る魔法は大きく分けて形状、維持可能距離、魔法の動作、鍵言葉の4つに分かれている。もっと細かく分かれているけど大きく分けてこの4つだと思う。


「えっと、最初は無属性で創るか。後で属性を付与すればいいし」


 俺は形状を【竜】、維持可能距離を【30m】、魔法の動作を【渦】、鍵言葉を【魔竜】にした。


「【魔竜】」


 俺が鍵言葉を唱えると魔法陣から竜の形をした魔力の塊が回転しながら近くにあった岩に突っ込んで行った。そして、岩にひびが入った。


「おお!かっけぇ」


 よし!次は属性を付与しよう!


 俺は魔法陣にそれぞれの属性を書き込んだ。そして、それぞれに合った鍵言葉を設定した。


「【火竜】【水竜】【土竜】【風竜】【闇竜】【雷竜】【氷竜】【汽竜】」


 俺が鍵言葉を唱える。そして、それぞれの属性の竜が岩に突っ込んで行く。そして岩は木っ端微塵になった。


「さてと、次は防御魔法でも創るか。属性は属性に対していちいち変えるのが面倒臭いから無属性でいいな」


 俺は形状はなしで、維持可能距離【左手から20cm】、魔法の動作【魔法陣の物体化と強化】、鍵言葉【障壁】の魔法陣を創り出した。


「【障壁】」


 左手から銀色の魔法陣が現れた。


 これだけだと不安だな。そうだ!コンピュータとかにあるコピーを魔法で表そう。あと、魔法の術式を分解して魔力を取り込む魔法も作ろう。


 俺は形状をなしで、維持可能距離【他の魔法陣の近く】、魔法の動作【複製3つ作製】、鍵言葉【三重魔法複製】の魔法陣と形状をなしで、維持可能距離【【障壁】の後ろ】、魔法の動作【力を魔力変換】、鍵言葉【魔法分解】の2つの魔法陣を創った。


 あ、分解した魔力を反撃に使えないかな?そうすればカウンターできるし。


 俺は形状が【球】、維持可能距離【【障壁】の周り】、魔法の動作【魔力吸収及び魔法構築】、鍵言葉【反撃】の魔法陣を創った。


 そうだ。これを同時に使えないかな?それと、複製の魔法は三重以外も創っておこう。


 俺は【十重魔法複製】を創り、【障壁】【十重魔法複製】【魔法分解】【反撃】の魔法を全て同じ魔法陣に書き込んだ。そして、それを簡略化し消費魔力量を減らした。


「【帝王の城壁】」


 俺が鍵言葉を唱えると銀色の魔法陣が現れた。

 術式を見た感じ完成だけど誰かに攻撃して貰わないと分からないな。もうそろそろ朝飯の時間だし一旦戻るか。

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