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25

夜。


ほのかちゃんの事をあかりちゃんにどう話したのか気になった俺は、やすなちゃんに電話をかけてみる事にした。

という理由は建前で、ほんとは単純に声が聞きたくなっただけなんだけどね。


その事で今電話していいかメッセージを送り、オーケーが出たので電話した。


「もしもしぃ~」


携帯アプリを使って文字での会話はしていたけど、声を聞くのはクリスマス以来だ。

こんなに可愛い声してたっけ?声を聞いただけでなんだかうれしくなってきた。


「アキラくん、今日はほのかがお世話になりましたぁ~凄い高い鰻食べさせてもらったぁーって喜んでたよぉ、その事で電話しようかなーってちょうど思ってたところだったの」


「そんなにいうほど高くないけどね、今度はやすなちゃんもそこに連れて行ってあげるよ」


「え、いいよぉ~逆に私がそのお礼で何か奢りたいぐらいなのに」


「気にしなくていいよそんなの、それより、そのほのかちゃんの事なんだけど・・・」


本題に入る事にした。


「うん、話を聞いたときはホント驚いちゃった!まさかほのかがアキラくんの事をねぇ・・・その事でほのかと一波乱あるかも!って少し身構えちゃったけど、私もおねぇちゃん達の仲間に入りた~い!とか言われて拍子抜けしちゃった」


一波乱・・・。

姉妹で男を取り合うって感じか。

そうならなくてホントに良かったよ。


「で、あかりちゃんにその事を話したんだけど、そうなんだ、別にいいよって言われちゃった、すっごいあっさりとした反応だったよ」


「そうなんだ」


意外。


「私が気づいてないだけで、内心メラメラと嫉妬の炎燃やしてるかもね?今度会った時は覚悟しておいた方がいいかもね?んふふ」


「はは・・・怖い事いうなよ」


何か言われる前にちゅーとかしまくった方がいいかもしれないな。


「ねぇアキラくん、今度会う時、あかりちゃんのお腹舐めるんだって?」


「うげ!!」


あかりちゃん・・・赤裸々に何もかも話しすぎだよ・・・。


「あ、あのさ、あかりちゃんの方からしてほしいって言ったんだからね?俺から舐めたいなんて言ってないからね!!」


「んふふ、わかってるわかってる、で、その・・・わ、わたしも・・・舐めてほしいかなって・・・なーんちゃって!!うそうそ!冗談冗談!!」


凄く動揺してる感じから、冗談には聞こえなかった。

やすなちゃんもしてほしいのか。


「いいよ、やすなちゃんのお腹も舐めてあげる」


「う、嘘だって!本気にしないでよ!!私がそんな事されたいなんて思ってるわけないでしょー!」


可愛いな、真っ赤になって大慌てしている光景が目に浮かぶようだ。

ちょっといじめたくなってきた。


「そうなの?じゃあやめとくね」


「え・・・うぅ・・・うそぉ・・・ほんとはしてほしぃ・・・あきらくぅん・・・わたしはおなかっていうか、おへそ舐めて欲しい」


あららら。

声色が一気に変わって、甘える声で凄く素直なリクエストが引き出せてしまった。

へそか、いいのかなそんな事しちゃって・・・。


「ごめん、変な事言っちゃった・・・そんなとこ舐めるのイヤだよね?」


「嫌じゃないよ、逆に舐めたいぐらいだよ」


俺何言ってんだよ。

完全に発言が変態だ。


「ほんとぉ?ならよかったぁ・・・ちゃんと綺麗に洗うから、いっぱい舐めてほしぃ・・・うぅぅ・・・恥ずかしい・・・あきらくぅん・・・早くあいたいよぉ・・・」


切なさいっぱいの悲痛な声が聞こえて来た。

その声に俺の胸が締め付けられ、言いたい事がたくさん頭に浮かんできた。


「やすなちゃん!俺も会いたいよ!会ったらいっぱいちゅうしようね?抱っこもしてあげるし、いっぱい抱きしめてあげる!頭だって抱きしめながら撫でてあげる!電話じゃなくて、直接会って声が聞きたい、顔を見ながらその声が聞きたい!可愛い、声だけでも可愛いのに、見た目も可愛いなんて反則だよ・・・」


興奮気味に色々喋りすぎた。

息が切れた。


「あきらくぅん・・・全部言われちゃった・・・してほしい事全部いわれちゃった・・・凄く楽しみ・・・んふふ、声が聞きたいってなぁに?私の声、そんなにすきぃ?」


「実は声が可愛いなって思ったのはさっきなんだ、でもね、ほんと言うと、今日電話をかけたのは、声が聞きたいって思ったからかけたんだよ?」


「はぁ・・あぁぁ・・・あきらくぅん・・・そんな嬉しい事言わないでよぉ・・・声が聞きたいから電話かけたとかなにそれぇ・・・すきぃ・・・だいすきぃ・・・あきらくんだいすきぃ・・・ちゅうしたくてたまらないよぉ・・・うぅぅぅ!うぅぅぅぅ」


可愛い唸り声が聞こえて来た。

雑音がまじっている事から、少し暴れているのかも?

見たいなその姿。


なんだろう。

凄く愛おしい。

なんか変な気持ちだな。

おかしいな、この感情はまさか。


言ったら喜ぶかな?

でも、ちょっとそう思っただけだし。

でも言ったら喜ぶよな?


喜ばせて、幸せな気持ちにしてあげたい。


「俺も大好きだよ!・・・ちょ、ちょっと、恋愛感情入ってる、かも」


「え?もう一回言って!!!」


ちょっと怒ってるような、驚いてるような、とにかく大きい声でそう言われて、少しびっくりした。


「あ、えと・・・ごめん、喜ぶかなって思って・・・ちょっとだけ、あ、あい、愛が入りました・・・やすなちゃんの事、愛おしいって思っちゃいました」


「本気?本気なの?本気で言ってるの?私の事からかってるの?冗談?冗談だよね?そうだよね?」


凄く早口で言われた。

信じられないといった感じだ。


「こんな大事な事、冗談で言うわけないだろ?ごめん、そーいう反応されると思わなくて・・・なんかほんとごめん」


「何がごめんなの!!!!私嬉しい!!嬉しいよ!!!何で謝るの!!!・・・ごめん、ちょっと興奮しちゃった・・・それぐらい嬉しい!!・・・あぁ・・・何か泣いちゃいそう・・・」


その言葉通りに、やすなちゃんが涙声になってきた。

やっぱり俺って女の子泣かせすぎだな。


「そんな事絶対ないって思ってたから・・・私の事、絶対そんな気持ちで見てくれないって思ってたから・・・うれしぃよぅ・・・ちょっとでもいい・・・ちょっとでも十分だよ!!」


そんなに俺の事好きなのか。

ほんとは凄く辛い思いしてたんじゃないのか?


わからない。


けど、その辛さがこの言葉で少しでも癒されたならよかった。


「ねぇ、これって両想いって事?そう思っていい?」


「うん、そう思っていいよ」


「やった!!両想い!!りょうおもいだぁぁ!!あ、ねぇ!この事、あかりちゃんに言ってもいい?あと、ほのかにも!」


「い、いいけど・・・あかりちゃん、怒るかも・・・俺にだけど」


「大丈夫だよ!!ケガしたら私が看病してあげるから!!」


「それはどうもありがとう・・・」


そーいう問題じゃないんだけどな。

まぁいいか。

凄く喜んでくれてるし。


「さっそくほのかに言うね!」


足音がしてすぐに、何かを叩く音が聞こえた。


「ほのかー!入るよー!」


部屋に行ったのか。


「なに?どしたのー?何か嬉しそうじゃん」


「ウン!!アキラくんがね!!私の事、愛おしいって!恋愛感情、ちょっとだけあるって言ってくれたの!!」


「うぇ!!ほんとにぃ!!!!良かったねおねぇちゃん!!!ちょっと携帯貸して!!」


携帯からノイズ音が聞こえて来た。


「おぉいどしたぁ??あ!鰻か!鰻で精力ついちゃってそうなったのか!!!きゃははは・・・・アキラ!ありがとぉ!!おねぇちゃんすっごい喜んでるよ!!何か転がって暴れてる!!ちょ、何やってんのおねぇちゃん!!何でパジャマ脱ぐの!?」


「だってうれしいんだもん!!!嬉しすぎて脱いじゃう!!もうわけわかんない!!!」


歓喜に酔いしれ、大喜びするやすなちゃんの声が聞こえて来た。

何やってるのやすなちゃん!


「私の前で裸になってどうすんの?アキラの前でなんなきゃ意味ないでしょ?」


「ならない!ならないもーん!せっかく愛おしいって言ってくれたのに、こんな姿見られたら、やっぱそれ無しって言われちゃうもーん!」


「まぁたしかに、おねぇちゃんのちっぱい見ちゃったら、ちょっとの恋愛感情なんてすぐに冷めちゃうよね・・・」


物悲し気に、哀れみを持ったような声が聞こえてきた。


「ちっぱいじゃないもん!!ちょっとはあるもん!!ほら見てよ!!」


「わっ!ちょ!私に見せてどうすんの!!おねぇちゃんにチチ見せられても何にも嬉しくないから!!」


何やってんだ・・・。

興奮しすぎだってやすなちゃん。


「あれ?なんかちょっと膨らんでない?しばらく見ない間に大きくなったねおねぇちゃん!」


「ほんと!?ほんとにほのか!?やった!!やばいやばい!!!嬉しい事起こりすぎ!!ナニコレどうなってるの!?うわぁ!もぉぜんぶ脱いじゃう!!!」


「おねっ、おねぇーちゃん!!ちょっとやだ、もぉ!ねぇアキラ、この姿動画に撮って送ってあげようか?」


「やっ!ちょっと!!!それはやめて!!こんなバカみたいな姿見られたらもう会ってくれなくなっちゃう!!」


「もう十分バカっぷりは伝わってると思うよ?」


たしかに。

バカっていうか、凄く無邪気に暴れている感じが声で伝わってくる。


「え、かしてかして!!・・・アキラくん!私バカじゃないからね?」


「ぷふふ!全裸ではしゃいでた癖に、そんな事言っても説得力ないと思うけどぉ~」


半笑いのほのかちゃんの声が聞こえて来た。


「ちょっとジャンプしてただけだもん!!・・・ジャンプしてただけだよ?アキラくん聞いてる?引いてないよね?」


「引いてないよ、裸じゃなくていいから、そうやって跳ねてるやすなちゃんは見たいかも」


「やだもぉ・・・恥ずかしいなぁ・・・撮って送ってあげるぅ・・・」


マジか!


「それは楽しみだな」


「なになになに!?全裸動画送るの!?おねぇちゃん変態じゃん!」


「ちがっ!アキラくんが私の跳ねてるとこ見たいって言ったの!!ただそれ送るだけ!!」


「全裸で跳ねてるとこ見たいとか、アキラも変態だなぁ、さすがに引くわ~」


とんでもない誤解をされてるな。


「ちーがーうー!アキラくんはそんな事いってないもん!服着てていいって!!」


「うそうそ!!そんなのわかってるって!全裸で迫って来ないでおねぇちゃん!きゃはははは」


物凄い爆笑してる声が聞こえて来た。

冗談だったのか。

顔が見えないから判断できなかった。


「やぁぁぁぁ!何撮ってんの!?ほのかやめ!やめてぇぇぇ!!」


「じっとしててよおねぇちゃん!」


「やーもぉ!やぁぁぁ!」


バタバタと足音が聞こえ、ドアが閉まるような音が聞こえた。


「はぁはぁ・・・アキラくん?」


「ん?」


「ごめんね、何かはしゃいじゃって・・・」


「いいよ、脱いじゃうぐらい喜んでくれるとは思ってなかったよ」


「はずかしぃ・・・テンションあがりすぎちゃった・・・」


ほのかちゃんの声が聞こえなくなったし、部屋に戻ってきたんだな。

もう服着たのかな?


「服着た?」


「・・・ほのかの部屋に全部おいてきちゃった」


「それは大変だ、風邪ひいちゃうよ?」


「戻ったら撮られるしぃ・・・うぅ、寒くなってきた」


「ほかに着るものないの?」


「そりゃあるけどぉ・・・あきらくぅん・・・あっためてぇ」


可愛い事言うね。


「うん・・・じゃあ、抱きしめてあげるね・・・やすなちゃんは暖かいね・・・ちっちゃいから俺の体にすっぽり収まってるよ」


「うぅぅぅ・・・何かホントに抱きしめられてるような気がしてきたぁ・・・はぁはぁ・・・裸なのにあついよぉ・・・あきらくぅん・・・あぁぁ・・・変な気持ちになってきちゃったぁ」


変な気持ちって・・・。


・・・・。


顔が熱くなってきた。


やすなちゃんの裸。

おいおい、想像するな。

煩悩を振り払え!


顔、顔だ!

無邪気なあの笑顔を思い浮かべろ!


・・・。


あぁぁぁ。

無邪気な笑顔で全裸になってるぅ。


少女のような小さい体に、無邪気な笑顔。

この組み合わせはやばいだろ!!


違う!俺はロリコンじゃない!!


「ねぇあきらくぅん・・・みたい?」


「見たい!!あ、違う!!俺はロリコンじゃないから!!」


「なにいってるのぉ・・・しょうがないなぁ・・・じゃあ見せてあげるぅ」


:ビデオ通話:


開始   拒否


画面にそう表示されている。

いいのか?開始押しちゃっていいのか?


「い、いいの?押していいの?」


「いいよぉ・・・はやく押してぇ・・・」


押してしまった。


画面に布団にくるまった状態のやすなちゃんの顔のアップが映った。

布団から、顔と前髪だけが少し出ている。

その表情はうっとりとしていて、頬が真っ赤に染まっている。


「あきらくんだぁ」


手を振られたので、振り返した。


「えっちな顔してるぅ・・・そんなに見たいのぉ?」


こんな状況になれば、誰だってそうなるって。

そう言ってる君だって。


「そっちだってしてるだろ・・・」


「ふぅふぅふぅ」


俺の言葉に反応して眉をひそめ、鼻息が荒くなった。


「ちょっとだけだよぉ?」


それはどっちの意味ですか?

見せる部分ですか?それとも見せる時間の事ですか?


後者に期待!!


「まずは・・・」


画面が揺れ動いて、画面に肌色がうつった。

アップすぎてどこを映してるかわからない!


「アップすぎ!!」


画面が徐々に引いていき、その部分がすぐにフトモモだとわかった。

布団から出た綺麗な両フトモモ。


そうか、そうだよな。

こーいうとこを見せてくるってわけだな?

そりゃそうか。


ホッとしたような、がっかりしたような。


アップで見ると、意外と肉付きがいい?

携帯のカメラで映してるからそう見えるだけかな?


小さな手が布団を掴むと、徐々にずらしてはイケない方に布団を動かしていった。

うそだろ?それ以上ずらしたら・・・。


「ここまでだよぉ」


あ、そこまでなんだ。

でも際どい。

俺にはこれでも十分だ。



ドキドキしてきた。

手を伸ばして、その真ん中にある布団をどかしたい。

目の前にいたら絶対そうしてるよ。


そんな事したらダメだってわかっててもやる・・・かも。


ダメだなぁ俺は。


「じゃあ次はここぉ」


画面が揺れ動いて、顎と首のあたりが映し出された。

くるまっている布団が少し映っている。


「いくよぉ」


画面が下に動いて布団がずらされ、鎖骨と胸の上あたりが見えた。

ん?んん?際どいけど、正直残念な画面映りとなった。


小さくてよくわからない。


「次はここ」


画面揺れ動き、ドアップのへそがうつった。

こんなにアップで他人のヘソを見た事が無い。

自分のヘソだってこんなにまじまじと見た事が無い。


耳の穴みたいなヘソだな・・・。

耳の穴はこんなに大きくはないけど、奥が見えないぐらいのくぼみだ。


このくぼみに舌を入れて舐めるの?

まだやってもいないのに、物凄くドキドキしてきた。

ヘソの中も見たいな。


「舐められそぉ?」


「あ、うん・・・あ、えぇと・・へその中も見せてもらっていい?綺麗だとは思うけど・・・ちゃんと確認しておきたい」


何いってんだおれぇ・・・。

へその中見せてとか、究極の変態発言だろ。


「え!・・・さっきお風呂入ったからたぶん綺麗だよぉ・・・恥ずかしい・・・穴の中とか誰にも見せた事ないよぉ・・・それでも見せなきゃだめぇ?」


「う、うん・・・見たい・・・今度舐める時に恥ずかしくて見せられなかったら困るでしょ?・・・今の内に慣れておこうよ」


我ながらよくもまぁ都合の良い言葉が出てくるもんだ。


「そ、そだね・・・本番で恥ずかしすぎて舐めてもらえなかったらやだしね・・・わかったぁ」


まるで自分に言い聞かせるかのようにそう言って、ヘソに指をもってきた。

左手の指でへそをいじっている、指を穴に入れて皮膚を伸ばしたりしているが、それでは指が邪魔でよくみえない。

見せようと試行錯誤しているが、上手く見せれないでいるようだ。


初めて見せるんだもんな、そりゃどうやったら上手く見せれるかわかんないよな。


人差し指と中指でヘソの穴を上下に引っ張り、中身が見えた。


うわ、綺麗。

穴の中のシワが十字になって、ぷっくり皮膚が膨らんでる。

中心部分が少しピンク色で、汚れひとつない。


「もぉいい?」


「もうちょっと見せて・・・凄く綺麗だから」


「ありがと!・・・でも恥ずかしいからもうおわり!・・・あ、そうだ!アキラくんのも見せてよ」


「ええ!?俺のはいいよ!もし汚かったら申し訳ないし」


「汚かったら会った時私が掃除してあげる!・・・だから見せて?」


どうしよう。

服をめくってヘソを自分だけで確認した。

思ってたよりも汚くはなかったが、軽く黒ずんでる。

見せるのやだな。


「はやくぅ!私も見せたんだからみせてぇー」


しょうがないな。

へそを映した。


「うんうん、これは70点ってとこだね!なので掃除することに決定しました!!」


「70点なのに?」


「合格ラインは90点です!綿棒でいいのかなぁ?あとで調べておくね!!」


マジで掃除する気なんだ。

ちょっと恥ずかしいな。


「次で最後だよ・・・おへそ綺麗って言ってくれたから、大サービスしちゃうよ?んふふ」


なんだか楽し気にそう言ってきた。

大サービスってまさか・・・。


見せてくれるの!?


画面が真っ暗になった。

物音が聞こえるので、切れてはいない。


真っ暗じゃなくなった。

ん?布団?いや、枕かな?

枕のドアップだ。


画面が揺れ動き、見下ろす感じの俯瞰状態でやすなちゃんが映った。



「うわ」


思わず声が出してしまった。

体の中心に細長い枕を置いて左手でしっかりと押さえて隠してはいるが、それ以外全て丸見えだったからだ。


綺麗だ。

セミヌードって感じで、えっちっていうか綺麗だ。

無理やりやろうとしたあの日は、こんなにちゃんと体を見ていなかった。



恥ずかしそうだけど、どこか楽し気な表情で、少し笑みを浮かべている。


「どぉ?・・・こーふんしたぁ?・・・えへへ」


言ってる言葉は卑猥だけど、その笑顔は無邪気だ。


「いや、しない」


俺の言葉に物凄く悲しい表情になった。


「やっぱりぃ?・・・そうだよね・・・こんな体じゃ興奮しないよね」


俺はひどいやつだな。

こうやってわざと落ち込ませて。


「興奮はしないけど、凄く綺麗だよ?」


「え?きれい?」


あれ?喜ぶと思ったのに、首を傾げられた。

おかしいな。


「綺麗って・・・何が?」


おかしなこと聞くね。


「何がって・・・やすなちゃんの体が綺麗って事だよ?」


「え?・・・えぇ?・・・う、うそぉだぁ」


画面が揺れ動いて、俯瞰ではなくなり、やすなちゃんの顔と、少し枕が映っている。

目をキョロキョロさせながら、頬を赤くさせ、凄く照れている感じがする。


「うそじゃないよ、何かそーいう写真集みたい!セミヌードの!すっごく綺麗!!!」


「え、え・・・も、もぉ・・・なんでそんな嬉しい事言うのぉ・・・綺麗とか・・・私の体が綺麗とか・・・凄く嬉しい・・・おへその時とは比べ物にならないぐらいうれしいよぉ・・・ありがとぉ・・・」


やった!

少し照れた感じの素敵な笑顔が見れた!


たまりませんな!!

この笑顔はほんとたまりませんな!!!


「良い!凄い良い!その顔凄く良い!!笑顔!!!笑顔が可愛すぎるってホント!!!!」


興奮して言ってしまった。


「もぉ・・・そんなに褒めても、裸は見せないんだからぁ・・・」


赤い顔で、恥ずかしそうに伏し目がちになった。


「裸はいいから、笑顔見せて!!素敵だ!!!可愛い!!!」


やば、興奮してきた。

笑顔で興奮するなんて、俺は変態だぁ。


「もぉもぉもぉ・・・何回嬉しくさせれば気がすむのぉ?・・・裸より笑顔が見たいとか・・・そんなに言われたら・・・笑顔見せるの恥ずかしくなっちゃう・・・」


困った顔で俺をじっと見つめて来た。


「笑ってよやすなちゃん、大好きだよ」


「だめぇ・・・そんな事言われても笑わない」


目を閉じて首を左右に振られた。

あぁ、このしぐさすら可愛い。


「笑顔も素敵だけど、そうやって照れて恥ずかしがってるのも可愛いよ」


「ぅぅぅぅ」


可愛いうめき声あげて、枕で顔を隠してしまった。

耳まで真っ赤になっている。

それすらも可愛い。


「耳赤くなってるよ?可愛い」


画面が揺れ動いて、天井らしき物が映った。

あぁ、言い過ぎたか・・・天井なんかか見たくないよ。


「うぅぅぅぅ」


可愛いうめき声だけが聞こえる。


「顔見せてよ」


「やだぁ」


声が震えてる。

それすらも可愛いって言おうとしたが、やめた。


「もう恥ずかしい事言わないから、お願い」


「・・・ほんとに言わない?」


「うん、黙って見てるから」


反応がない。

だめ、か?


画面が揺れ動き、枕から目だけ出してるやすなちゃんが映った。

これも可愛いって言いたい!我慢我慢。


「黙るとは言ったけど、もう少し枕を下に・・・」


少しずらして鼻まで見せてくれた。


「もうちょい下」


口まで見せてくれたが、顎は手と枕で隠している。

目が物凄く潤んでる。

しかし、少し髪がかかって邪魔だ。


「髪どけて」


枕を離して、手で髪をかき上げ押さえてくれた。

おでこすら可愛い。

じっと俺を見ている。

まるで俺の言葉を待っているかのようだ。


可愛いって言いたい。


「えへへ」


な!

何で笑った!

不意打ちの照れ笑いに心臓が鷲掴みにされたかのように痛んだ。


これはきた。

心臓が凄いバクバクしてる。

か、かわいい。


「そんなにみつめないでぇ・・・恥ずかしい」


髪をかきあげていた手を髪から離し、目を閉じた。


あ、そうか。

黙ってた分、やすなちゃんを凝視してしまってたんだ。


あぁいてぇ。

心臓いてぇ。


「やすなちゃん、心臓が痛いよ」


俺の言葉に目を見開いて驚いた。


「大丈夫!?」


あ、心配されちゃった。

そりゃそうだよな。


「あ、いや、違う、そーいう痛いじゃなくて、不意打ちの照れ笑いがあまりにも可愛くて・・・」


言ってしまった。


目を見開いたまま、ゆっくりとした動作で、枕で顔を隠された。


「ごめんなさい、つい言ってしまいました」


枕から目だけを出してくれた。


「もうおしまい!」


ビデオ通話が終了してしまったが、電話自体はまだ切れてない。


怒ったのかな?


「ごめんね」


「別に怒ってないよ?・・・これ以上見せてたら、そのまま気絶しちゃいそうだったしね!」


「そう、よか・・・いや気絶されたらよくないけど、怒ってなくてよかったよ」


「んふふ、もっともっと話したいけど、そろそろ寝なくちゃ・・・」


「あ、ほんとだ、もうこんな時間・・・」


「・・・ねぇアキラくん、寝る前に、もう一回愛おしいって言って?」


「あぁうん・・・やすなちゃんが愛おしい、大好きだよ」


「私も大好き!!・・・愛してるぅ・・・おやすみっ!!!ちゅっ」


電話が切れた。

最後もしかしてちゅうしてくれた?

可愛いなホント。


俺もちゃんとおやすみって言いたかったんだけどな。

おやすみスタンプ貼っておくか。



すぐにおやすみスタンプが貼られた。



はぁ、嬉しい溜息が出た。



幸せな気持ちが溢れてくる。

早く会いたいな。





素敵な笑顔を早く生で見たい。




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