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19

「やすなちゃん!お誕生日、過ぎちゃってるけど、おめでとぉぉぉ!!」


締まらない感じの掛け声と同時にクラッカーをあかりちゃんと一緒に鳴らした。


メイド喫茶のバイトを終えた二人と共に、あかりちゃんちで、クリスマス&やすなちゃんの誕生日パーティをやる事となった。

二人はサンタ衣装のまま、俺だけ普段着で、場違い感ハンパ無い。


元々二人はパーティをするつもりで、俺はやすなちゃんからその事を聞いていたのだが、もしあかりちゃんの記憶が戻らなかった場合は俺はこの場にいなかっただろうな。

リビングの足の長いテーブルの上には、ごちそうと、ロウソクに火がついた状態の誕生日ケーキが並べられている。

ご馳走の中に、やたら目立つ感じで大量のミートボールがあった、チキンよりもこれがメインとなってるぐらいだ。

見た感じ全て手作りで、あかりちゃんが予め作っておいたんだろうな。


良かった。

みんなと一緒、3人一緒にまたこうやって集まる事が出来て本当に良かった。


「二人ともありがとぉ・・・それから、本当にごめんなさい!・・・私のせいで、私が二人の事を信用してさえいれば・・・」


テーブルに額をつけてやすなちゃんが頭を下げた。


「もぉいいよぉ・・・やすなちゃん!今日はお祝いだよ!電気消すから火を消してね!」


あかりちゃんがイスから降りて、リビングの電気を消した。

ロウソクの火と、金魚水槽の光だけがあたりを照らしていた。


やすなちゃんが火を消そうとしない。

ロウソクの火が、やすなちゃんの不安気な表情を照らしている。


「二人に話があるの・・・これはもう決めた事、たとえ二人が嫌だと言っても・・・私は絶対にそうするべきだと思うの」


曖昧な感じで、断片的な事を言う、そのやすなちゃんの言葉だけでも俺には何を言いたいのかがわかった。


「やすなちゃん・・・そんな話聞きたくないよぉ・・・今日はお祝いの日だよぉ・・・」


あかりちゃんの小さくて不安たっぷりな声が暗闇から聞こえて来た。

察してるんだ、あかりちゃんも。


「二人にちゃんと付き合って欲しいの!」


涙声だ。

それだけでわかる。

無理をしている、そう思ってはいるけど、それが嫌だと言う自己矛盾による感情が、涙を流させているんだ。


じゃあ俺も言おうか。

やすなちゃんに伝える言葉がある。


「やすなちゃん、それはひとまず置いて、俺の話を聞いてほしい」


俺はやすなちゃんに肝心な事を言うのを忘れていた。

あの夕日に染まった電車内でやすなちゃんに言われたあの言葉に対して、ちゃんとした返事をしていなかった。


:じゃあ・・・恋人になってよ!:


勢いで言ったからそれは無しにしてと言われたけど。

例え勢いであっても、あれは俺に対する告白だったんだ。


「やすなちゃん、覚えてるかな?電車の中で、俺に恋人になってよって言ってくれた事があったね」


「・・・あれは、ただ勢いでそう言っただけで・・・」


少し照れ臭い感じの声色でそう言ってきた。


「今更だけど、その時の返事をするよ・・・俺は君と恋人にはなれない」


「言われなくてもそんなのわかってる・・・」


「いや、言わないとダメだったんだ、俺は君をちゃんとふってなかった、一番大事な事をしていなかった・・・」


大事だと思う。

そう思ったから俺はちゃんと返事をした。


「ウン・・・わかったぁ・・・ちゃんと言ってくれてありがとぉ・・・だからね、二人は恋人になってよ」


答えを出そう。

ここに来るまでもずっと悩んでいた。

どっちにしようかずっと悩んでいた。


だけど、その答えが決まった。





「あかりちゃん!俺は君と・・・」


「アキラくんだめっ!それはいっちゃだめぇぇぇ!」


俺の言葉を制止するかのようにあかりちゃんが大声を出した。


「あかりちゃん!!聞いて・・・俺の出した答えを聞いて欲しい」


「だめだよぉ・・・私はそんなのやだぁぁぁぁ・・・あっっ・・・あぁぁぁんっ」


堰を切ったように泣き叫ぶあかりちゃん。

ちょっと待ってよ、俺悪者みたいじゃん。


君の涙はほんと堪えるよ・・・。


「あかりちゃん!俺は君とやすなちゃん!・・・二人と付き合う事にする!!!」


「ああああ・・・え?」


あかりちゃんが泣き叫ぶのをやめた。


「アキラくん、それはだめでしょ」


やすなちゃんの冷たく低い声が闇から聞こえて来た。


「いやでもさ・・・そうするのが一番良くない?オレやっぱり3人でいたいし!」


「ウンウン!アキラくんに賛成!!そうしようよやすなちゃん!!」


涙声ながらも、一気に機嫌が良くなった感じであかりちゃんがそう答えた。

だよね?


「ねぇ、さっき私とは恋人になれないって、私の事ちゃんとふったよね?・・・あと、私に対して恋愛感情ないんでしょ?・・・色々とおかしくない?」


「おっしゃる通りです!!色々とおかしいって俺も十分わかってる!!わかってるけど・・・二人と付き合いたい!!」


「待って待って、え?えぇ?・・・だからそれって私達と恋人関係になるってことでしょ?・・・でもなれないってさっき言ったよね?わけわかんないってソレ!」


そうだね!俺もわけわかんないよ!!


「だってさ!!やすなちゃんは俺とあかりちゃんが付き合ってほしぃんでしょ?だから付き合うよ!!でも、それじゃ、やすなちゃんを幸せに出来ない!だからやすなちゃんとも付き合う!!」


「ちょっとまってよぉ!何いってるのぉ???・・・えぇ??・・・それはなんなの?恋人じゃないの??」


「恋人じゃない!!関係は今までと何も変わらない!!でも付き合いたい!!俺はあかりちゃんと、やすなちゃんとも付き合う事にする!!」


「えぇぇ??・・・アキラくん、おかしいってそれぇ・・・むちゃくちゃだよそんなのぉ・・・」


ハイ、むちゃくちゃです。

でも、3人でずっといるのと、やすなちゃんの要望を叶える為にはこうするしかなかった。


「ほら付き合ったよ!!これで何の問題もなくない?」


「問題おおありだよ!!」


怒られた。

そうですね。


「そんなのだめっ!!二人はちゃんと付き合って!!ちゃんと彼氏と彼女の関係になって、そんでエッチとかやりまくって子供作って結婚して!!」


凄い事いうねやすなちゃん。


「やだねっ!!俺はどっちともえっちとかやんねーから!!この前だってやりそうになっても、ちゃんとやんなかったでしょ!!!」


でも、賢者の石がなかったらやってたと思う、確実に。

今後もそうならないように自分に言い聞かせるしかない。


「ちょっとアキラくん!!あかりちゃんの前でそれ言っちゃだめ!!」


あ、しまった。


「・・・アキラくん、やすなちゃん、その話、詳しく聞かせてくれないかなぁ?」


暗闇から低くて、静かな震える声が聞こえて来た。


こわっ!!

闇がいっそう恐怖心を増幅させてゆく。


「あかりちゃん、オレ、やすなちゃんとえっちしそうになったけど、しなかったの、わかる?しそうになったけど、しなかった、ここ重要、しなかった、OK?」


「うん、でもしそうになったんだぁ?」


先程と声色が何も変わってない。

冷や汗が出て来た。


「あ、あの、あのね!あの時のアキラくんね!すんごい弱ってたの!!・・・そーいう事してあげたら元気になってくれるかなって・・・だから、わたし、それで!!」


「ウン、やすなちゃんは優しいね、でもね、そーいう事しちゃだめだよ?元気にするって、何を元気にするつもりだったのかなぁ??」


「ひぃぃぃぃ!!ごめんなさぁぁい!!心です!元気にしたかったのは心だけですぅぅぅ!!こわいっ!あかりちゃんこわいよぉぉぉ」


ロウソクの光が微妙に届いて、笑ってるあかりちゃんの口元だけが見えているのがホントに怖い!!


「やすなちゃんは悪くない!!俺がそーいう事してくれって言ったんだ!!でもやってないよ?ホントにやってないからね?」


「あかりちゃん!それはホントだよ!!アキラくんね、寸前のところで、我にかえってくれたの!!セーフ!セーフだったのぉ!!」


「ウン、二人がそーいうならぁ・・・私は二人の言葉を信じるけどぉ・・・ならどうしてその事を隠してたのかなぁ?」


「こうなる事がわかってたからです!!」


「同じく!!」


やすなちゃんも俺の答えにのってきた。


「そりゃねぇ・・・わたしいま、嫉妬で気が狂いそうになってるよ・・・大好きな二人が、私を抜きにしてそんな事やってたのかと思うと・・・」


「やってない!!やってないってば!!」


「でも、やりそうになったんだよねぇ?」


こえぇぇ!!

ロウソクの火がなぜか勢いを増してあかりちゃんを照らし、光る黒い目が二つ見えた。


「やりそうになった」っていう部分に凄いこだわってるね!


「ハイィィ、なりましたぁ、大変申し訳なく思っておりますぅ、やすなちゃんごめんねぇ!本当にあの時はごめんなさぁぁぁい」


「もうそれはいいってばぁ!結局なんにもしなかったんだしぃ・・・あかりちゃん!このあとアキラくんとえっちとかしちゃえば?今日はイブだよ!せいなるよるだよ!」


そんな話の逸らし方はやめてっ!


「うーんそうだねぇ・・・じゃあ、やすなちゃんも一緒にしよ?・・・3人一緒にえっちしよ?」


「はっはぁぁ?あかりしゃん!なにいってりゅのぉぉ!!そんなのだめだめ!!」


幼児入りかけたな。

俺はびっくりしすぎて何も言えなかった。


「だって、もう3人って付き合ってるんでしょ?・・・せっかくのイブなんだし・・・これからみんなでしちゃおっか?」


本気で言ってるのかあかりちゃん。

明るい感じで言ってるけど、暗闇だから、表情がよく見えなくて判断しづらい。


「付き合ってないよ!だからそれおかしいって!!頭がこんがらがってきたよぉ!!えっちするなら二人だけでやって!私は側で見てるだけでい・・・って、みないよっ!!ていうかやっちゃヤダァ!!」


やすなちゃんも言ってる事がむちゃくちゃだな。


「あかりちゃん、付き合うとはいいましたけど、さっきも言ったように、俺はそーいう事するつもりないからね?今まで通り、仲良く出来ればそれでいいから」


「ウン!私もそれがいい!・・・でもぉ、やすなちゃんが3人でやりたいって」


「言ってない言ってない!!!私そんな事ひと言もいってない!!!」


「うふふ、そうだっけぇ?・・・じゃ、そーいう事でぇ・・・やすなちゃん、ロウソクの火を消して、早く消さないと勝手にきえちゃうよぉ」


「えぇぇ!?何がそーいうことなのぉ!?・・・消す!とりあえず消すからぁっ!!」


勢いよくあせった感じで息を吹きかけるとロウソクの火が消え、水槽の明かりだけが残った。


「じゃあ、電気つけるねぇ」


リビングに明かりが灯り、暗闇から急に明るくなったので目を手でかばった。


「きゃあああああああ」


やすなちゃんの悲鳴が聞こえた。

何事かと思って、驚いた顔のやすなちゃんの視線の先を見ると。


そこには大きなクマのぬいぐるみを背負って腰を曲げ、重そうにしているトナカイの着ぐるみパジャマを着た、ほのかちゃんがいた。


「なんでほのかがいるの!?・・・っていうかそのクマは・・・え、え、え、」


やすなちゃんが瞬きを繰り返して、クマとほのかちゃんを交互に見ている。


「サプラァーイズッ!!びっくりしたぁ?びっくりしたでしょ?うふふ、やったぁ!!だい、せい、こぉ!!」


「あかりさん、もういいですかね、コレ結構重いんですけど」


ほのかちゃんが苦しそうにそう言った。

今なんていった?あかりさん?それに口調が・・・。


「ウン!ありがとぉほのかちゃん!!」


あかりちゃんがほのかちゃんの元へかけより、クマのぬいぐるみを背負うほのかちゃんからクマを下ろした。

よく見ると、クマが大きなリュックを背負っており、それごとほのかちゃんが背負っていたようだ。

かなり大きなリュックだな、クマのサイズに負けじとデカイ。


「ふぅ、つかれたぁ・・・もぉ、おねぇちゃんが早く火を消さないからぁ・・・変な話も始めるし・・・」


やれやれと言った感じで、首をひねったり、腰をまわしたりしている。


「やすなちゃん!お誕生日のプレゼントだよぉ!」


「あ、うん、それは、ありがとうだけど・・・あ、いや、あかりちゃぁぁぁぁん!びっくりしすぎて反応が遅れちゃった!!」


驚きの表情を浮かべていたが、我にかえって笑顔になり、あかりちゃんに嬉しそうに抱きつきた。


「で、何でほのかがいるの?何そのかっこ・・・んふふ、かわいい」


ほのかちゃんが、トナカイのフード部分を脱ぎ、前髪をかきあげた。

額に汗が浮かんでいる。


「・・・あかりさんには大変ご迷惑をおかけいたしましたので、何でもしますって言ったら、この有様です」


そう言いながら床に正座した。


「あのね、少し前に、これを私の家に届けてくれたの、何も聞かずに受け取ってくださいって」


クマからリュックを下ろさせると、それをやすなちゃんに手渡した。


「あけてみて」


それを受け取り、やすなちゃんがリュックの中を見て、中の物を取り出した。


「あっ!それ!まさかっ!」


俺が驚いて声をあげてしまった。

だってそれは、あの日に買って歩道橋に置いたたまどこかにいってしまったクマグッズの中のひとつ、クマさんスリッパだったからだ。

なぜそれがここにあるんだ?


「それって俺のやつだよね?」


一応確認するために、ほのかちゃんに聞いた。

もしかしたら俺が買ったやつじゃないかもしれないからね。


「そうです、アキラさんが置いて行ったものです」


アキラさんって・・・。

どうした、何があった?

表情、おどおどすしすぎぃ!


「何その喋り方」


「アキラさんにもご迷惑をおかけしまたので、このような喋り方になっており、反省を表しております」


身に覚えがない。

ちょっとした言い合いはしたけど、あれはご迷惑と言えるようなものじゃない。


「で、何でそれをほのかちゃんが持ってるの?」


「はい、あの日、慌てて家を出たおねぇちゃんが心配だった私は隠れて後をつけたんです、そしたら歩道橋の上でお二人と言い争いになっていました、正直、これでおねぇちゃんは二人から解放される、と、喜んでいたところ」


ほのかちゃんが申し訳なさそうな目でオレを見上げて来た。


「おねぇちゃんのアッパーがアキラさんのアゴに見事ヒットし、アキラさんが吹っ飛んでしまいました、おねぇちゃん、それはやりすぎだよ、と、少しだけ焦っていたところ・・・おねぇちゃんを追いかけたあかりさんが・・・」


ほのかちゃんがあかりちゃんの方を向き。


「ごめんなさい!!私が変な事いったから!!!私があんなこと言ったから!!!!」


凄い勢いで土下座した。


「ほのか!だからそれは違うって何度も言ったでしょ!!ほのかのせいじゃない!私が二人を信用しなかった事が一番わるいのっ!」


土下座をやめさせようと、やすなちゃんが抱き起した。


「違うよおねぇちゃん!私が一番悪い!3人の仲を疑ってしまった私が一番悪いの・・・物陰からずっと見てたの、怖くて逃げだそうかと思った、でも体が震えて動けなかった・・・最初、あかりさんが何をしてるのか全然わからなかった、そしたら誕生日おめでとうって・・・」


ほのかちゃんの目から涙が溢れてこぼれ落ちた。


「あんな状況なのに・・・自分の体の事より、おねぇちゃんの誕生日の事を気にしてて・・・それで私わかったの・・・あかりさんはホントにおねぇちゃんの事が大好きなんだって」


それはただ、混乱してそう言っただけなんだろうけどね。

ほのかちゃんにはそう見えたのか。

気にしてた、という部分は間違ってないけど。


「そしたらアキラさんまで、倒れてるあかりさんのケガの事より、あかりさんがおねぇちゃんにプレゼントを渡せるようにって・・・クマのぬいぐるみを手渡してる所を見てわかったの・・・アキラさんもおねぇちゃんが大好きなんだって!」


微妙に合ってるようで合ってないな。

あまりにショッキングな出来事が起きたせいで、俺もおかしくなってたからな・・・変に冷静だったし。


「二人はおねぇちゃんが大好き!そんな二人をおねぇちゃんが大好きなんだって!・・・私わかったの!3人で一緒にいたいっていう意味がわかったの!!」


ほのかちゃんが立ち上がった。


「みんながいなくなったあと、その場に落ちてた袋を回収して中身を見たら、いっぱいクマグッズが入ってた・・・これはもう間違いない!」


ほのかちゃんが俺の両手を握ってきた。


「アキラさん!おねぇちゃんの事よろしくお願いします!」


そして次に、あかりちゃんの両手を握った。


「あかりさん!おねぇちゃんの事よろしくお願いします!」


なんというか。

凄くおねぇちゃん想いなのはわかった。

だけど。


「ほのかちゃん、普通に喋ってよ、この前みたいに暴言吐かれるぐらいがちょうどいいよ」


「あ、マジ?じゃ、そうするぅ」


「切り替えはやっ!!・・・まぁそれでいいけどさ」


「ほのかちゃん、私もそれでいいよ、私ね、ほのかちゃんともお友達になりたいって前から思ってたの・・・なってくれるかなぁ?」


「こんな私と友達になりたいなんて・・・あかりちゃん!何ていい子なの!!ナルナルナルゥ!あっかりちゃぁーん!」


ほのかちゃんがあかりちゃんに飛びついた。

デレだ!リアルで初めてツンがデレる瞬間を見た!!


「それじゃ、みんなでケーキ食べよ」


あかりちゃんの一言でみんな席についた。


みんな笑顔で、みんな仲良し、素晴らしい光景が目の前に広がっている。


あれ?何か忘れてるような・・・。


あ、そうだ、二人と付き合うって話の途中だったな・・・。


「ねぇアキラくん・・・さっきの話なんだけど」


来た!

やすなちゃんに何とかわかってもらわなきゃ!


「・・・やっぱり私もこのまま3人がいい」


「お、おぉぉ!やすなちゃんもわかってくれたんだね!!」


「ウン、大きなクマと、こんなにいっぱいプレゼントもらって改めてわかったの、私って自分が思ってる以上に二人に好かれてるんだなぁって・・・」


嬉しそうな笑みを浮かべて俺達に見せてくれた。


「それからね、アキラくんが私と付き合いたいって言ってくれてホントはちょっと嬉しかった・・・恋人じゃないけど付き合いたいっていう部分はよくわかんないけどね?」


「ソォソォ!アキラァ!やっぱアキラってアッタマおかしぃよね?その話が出た途端ふき出しそうになって、笑いを堪えるのが必死だったわぁ・・・ぷっふ!キャハハハハ!思い出したら笑えてきた!」


すっかり元に戻ったなほのかちゃん。


「まぁ、うん・・・俺も自分で言ってて意味わかんねぇなって思ってたんだけど・・・俺達ってそもそも、常識的な関係じゃないでしょ?だったら、こーいう付き合い方もアリなのかなぁって・・・」


「あかりちゃんもサァ・・・可愛い顔してスゴイ事イウヨネェー?3人でえっちしよ!って・・・マジかよ!って暗闇の中でつっこんじゃった」


にやにやといやな笑いを浮かべるほのかちゃん。


「だってぇ、二人は私に隠れてそーいう事してたんでしょぉ?・・・私も仲間に入れて欲しかったのぉ!」


拗ねた顔は可愛いけど、凄い事言ってるって気づいてるのかなあかりちゃん。

気付いてて言ってんだろうなぁ・・・。


「で、この後やるんだったら私にも見学・・・」


「やらないからっ!!」


「やんねぇよ!!!」


やすなちゃんと俺がほぼ同時に叫んだ。


「キャハハハハ!・・・あかりちゃんはどうナノォ?」


「うーん、二人は嫌がってるしぃ・・・じゃあ、ほのかちゃんとしよっかなぁ?」


「キャハハハ!あかりちゃん、ソレマジ?・・・ねぇおねぇちゃん、あかりちゃんとヤってもいいかなぁ?」


「ダメにきまってるでしょ!!!!」


「キャハハハハハ!ウソウソ!ジョーダンだってぇ!!!おねぇちゃんはすぐ本気にするんだからぁ・・・ね?おねぇーちゃんって可愛いでしょ?」


さすが姉妹。

からかう性格がよく似ているな。


「ねぇアキラ、こんな関係じゃ欲求不満になるでしょ?私が処理してあげよっかぁ?」


無駄無駄、そんな顔で俺をからかっても通じないから。


「その顔、おねーちゃんとおんなじだね、俺をからかう時にそっくりだ」


「ンダヨォ・・・もうちょっと慌てたりしろよなぁ・・・あっそうだ、この下は何も着けてないんダヨネェ・・・熱くなってきたしそろそろヌゴッカナァ」


俺に見せつるように、イスに座ったまま、体の向きをコチラに変え、トナカイパジャマのボタンをはずしていくと、肌が見え、胸の膨らみが・・・。


「がぁぁぁっ!待て待て!マジで何もつけてないのか!!」


慌ててほのかちゃんの両腕を握って脱ぐのを止めた。


「キャハハ!ドシタァドシタァ?まだチョットしか見えてないゾォ?アキラは童貞丸出しダナァ」


「こらほのかっ!」


「ぺうっ!」


やすなチョップがほのか脳天に落ちた。


「それはやりすぎ」


やすなちゃんも人の事言えないぐらいやりすぎてる事あるよ。

とは言えなかった。


「いったいなぁ・・・別にチチぐらい見せたっていーじゃんかぁ」


「よくないっ!」


怒りながら、パジャマのボタンを留め始めた。


「ねぇアキラ、チチ見たいでしょ?」


「見たいけど見せんでいい!!」


思わず本音が出てしまった。


「おねぇちゃん、アキラも見たいっていってるヨォ?」


「そーいうのはあかりちゃんに任せておけばいーのっ!」


「え、わたし?・・・いーよぉ、あとで見せてあげるねぇ~」


平気な顔で返事をし、ケーキを口に運んで美味しそうに食べている。


「あれ・・・恥ずかしがるかと思ってたのに・・・」


俺もそう思った。


「私ミターイ!あかりちゃんのチチミターイ!」


「いーよぉ、後でみんなでお風呂入ろうねぇ」


「うわぁーヤッタァー!チチ見放題ダァ!!」


ほのかちゃんの喜び方が可愛くて笑ってしまった。


「ナニわらってんのきっしょ!!あかりちゃんのチチ想像してんデショー?」


「違う!ほのかちゃんの喜び方が可愛くて笑ったんだよ!!」


「かっ、カワイイとかナニいってんのぉっ!!」


それぐらいで動揺して赤くなるなよ。

さっきはチチ出そうとしたくせに。


「おねぇーちゃーん!!アキラ私の事ユウワクシタァー!」


「してねぇわ!!」


「あかりちゃん!うちの妹が誘惑されちゃった!」


「してねぇって!!」


「ふふふ、アキラくんさっきからモテモテだねぇ・・・もしかしてほのかちゃんの事好きになっちゃった?」


顔は笑ってるが、心は嫉妬心で燃えている感じの笑顔だコレ


「いいえ、好きじゃアリマセン」


「ヒッドーイ!チチ見せろとか言っといてコレはナクナァイ?」


「いってねぇよ!チチ、チチ、うっせーなぁ!!あかりちゃんを怒らす様な事あんま言うなって!マジこえーから!」


「じゃあおっぱい!」


「そーいう問題じゃねぇよ!!ふっ」


思わず笑ってしまった。

ほのかちゃんとこーいうやり取りできる日が来ようとはな。


「オッッパイ!オッッパイ!オッッパイ!」


パイの部分で手を叩いて、なぜか俺にその動作を見せつけて来た。


「オッッパイ!オッッパイ!オッッパイ!」


なぜかあかりちゃんもノってきた。


「あかりちゃんもかよ!」


手を叩いた二人がやすなちゃんを見た。


「私はやらないからねっ!」


「おーし、やすなちゃん!俺達も対抗して何か言おう!!」


「え、え、ええと・・・チンッチンッ!チンッチンッ!」


「はっははははは!!なんでだよ!!何でチンチン!!」


もうだめだこりゃ。

ひどい、ひどすぎる。

チンチンのチン部分でやすなちゃんも手を叩き出したので、俺も一緒に叩いた。







チンチンVSおっぱいの戦いは、互いに大爆笑したところで終了となった。



イブにやる事がこれか!!


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