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魔法少女あかり。

私あかり!


魔法少女だよ!


魔法が使える女の子だから魔法少女なの!!


私が住んでるこの町は今とっても大変な事になってるの!


モンスターがすっごいすっごい襲ってくるの!!たっくさん襲ってくるの!!


みんな困ってるから、私の魔法でえいえいって倒してるの!


倒すとみんな喜んでくれて笑顔になるの!


だから私がんばって倒すの!


出たなぁ!悪いモンスターめ!


今日の敵は虫みたいで気持ち悪い!でも怖いからって逃げちゃダメ!私がやらないと誰がやるの!



よぉーし!いっけぇ!キラキラハートアターック!!



あれ?私の前に男の人がいる、危ないよそこの人!!


え?逃げてって、違う違う、私はそのモンスターを倒す為に来たの!逃げちゃダメなの!


もぉ!何してるのこの人!


そんな棒なんかじゃその敵は倒せないよ!私の魔法じゃなきゃ倒せないんだからっ!


じゃま!じゃましないで!離れてよもぉ!!


わっ!大変!男の人が私をかばって吹き飛んじゃった!

弱いくせに前に出るから・・・。


今度こそいっけぇ!キラキラハートアターック! 

よぉし!モンスターを倒したぞぉ!!


吹き飛んだ男の人のケガを治してあげなきゃ・・・。



「だいじょうぶ?今治してあげるからね」


「モンスターは?」


「私がもう倒したよ」


「マジかよすげぇな!君はいったい何者なの!?」


ふふん、よくぞ聞いてくれました!


「私は魔法少女あかり!この町に襲ってくるモンスターを倒してるの!」


「魔法!?君は魔法が使えるの!?」


「そうだよ!そんなに驚く事かな?」


「だって俺の世界には魔法なんて使える人いないからさ・・・」


何言ってるのこの人?

この町には私しか魔法使える人がいないけど、この世界じゃそんなに珍しい事でもないよ。


吹き飛ばされた影響で頭打って混乱してるのかな?


「ハイ、腕はこれで治ったよ・・・じゃあ次は足を・・・」


「うおホントだすげぇ!・・・ところできみ・・・名前はなんていうのかな?」


「あかりだよぉ!そういえばあなたはどこから来たの?この町の人じゃないみたいだけど・・・」


「俺はあの・・・たぶん言ってもわからないよね・・・実はおれさ・・・この世界じゃない別の世界から来たんだ」


「別の世界?別の国って事?」


「うーん、やっぱり信じてもらえないよねこんな事・・・とにかく俺は魔王を倒さないといけないんだ!」


マオウ!

マオウってなに?モンスターの名前?


「ほんとにありがとう!じゃあ俺そろそろいかないと・・・」


「あ、待って!まだ足のケガが・・・」


「ごめん!俺は行かないと!早く魔王を倒さないとダメなんだ!みんな困ってる!魔王のせいでみんな困ってるんだ!」


「みんな困ってるの?なら私がそのマオウを倒してあげる!そのマオウはどこにいるの?」


「それがわからないんだ・・・でも俺にはその魔王を倒せる力がある!・・・俺は魔王を倒す為に召喚された伝説の勇者なんだ!なにせ魔王を倒せる伝説の剣は俺にしか装備できないしね!」


「なにそれすごい!で、その剣はどこにあるの?まさかそこに落ちてる棒がそれじゃないよね?」


「あれはさっき拾ったタダの木の棒だよ・・・それが・・・俺にもどこに伝説の剣があるかわからないんだ」


「えぇ!?それじゃどうやってそのマオウを倒すの?」


「わからん!でも俺じゃないと倒せないんだよ!だからがんばって見つけるしかないんだ!」


「がんばるって・・・さっきのモンスターにも吹き飛ばされちゃうような力しかないのに、どうやってその剣を見つけるの?そんなんじゃすぐにやられちゃうよ?」


「でも行かないとダメなんだよ!だいじょうぶだって俺不死身だから!!」


不死身とか何言ってるのこの人、さっきまで大怪我してたくせに。

でも、凄く必死!

みんな困ってるからマオウってやつを倒したいって・・・うんうん、この人凄く変な人だけど、いい人っぽい!


「私がついてってあげる!あなた一人じゃ絶対無理!私の魔法であなたを守ってあげる!」


「マジか!凄く心強いよ!あかりちゃん!これからよろしくね」



これが、私と勇者様の出会いだった。


勇者様は物凄く弱かった。

弱いくせにいつも私を守ろうとしてくれた。

いってたとおり、いくらやられても立ち上がって私を守ろうとしてくれる、ほんとに不死身だと思った。


最初は盾がわりにしか思ってなかったけど・・・。


だんだん守ってくれるのが嬉しくなってきた。


勇者様は女の子によくモテた。

モンスターを倒してるのは私なのに!!


って最初は思ってたけど。


知らない村や町でモンスターを倒して、いつも女の子に囲まれている勇者様を見ているうちに、いつのまにか私は勇者様を好きになっていた事に気が付いた。

でも勇者様は私の気持ちに全然気づいてくれない!そりゃ好きって言ってないからだけど・・・でも、結構アピールしてるんだけどなぁ。


勇者様は少しづつ強くなってきた、ひとりでもモンスターを倒せるぐらいに。

これなら私なんかいなくても別にいいんじゃって思うようになった。

町の人がモンスターを倒してくれたお礼にと豪華な宿を用意してくれた。


その夜、いつか、ほかのもっと強い魔法使いの女の子を見つけて、私を置いてその二人でどこかに行ってしまうんじゃないかと思うと悲しくなって夜も眠れなかった。


好きって言えば、一緒にずっと旅を続けてくれるんじゃないかと思って部屋を訪ねたら、女の子と一緒にいた勇者様を見て、腹が立って素直な気持ちが言えずに勇者様に酷い事を言ってしまった。

嫌われたと思って、私は一人で自分の町に帰ろうと夜中に宿を出た。



町の外でモンスターに襲われたけど、私は余裕で魔法を使って倒そうとした。

そしたら、勇者様が突然現れて、いつものように前にたって私をかばって吹っ飛んでいった。


モンスターは私が倒した。


嬉しかった。

嫌われたとばかり思ってたのに。

私をかばってケガをしている勇者様の傷を治してあげなきゃ。


「あかりちゃん、何で怒ってたのかは全然わからないけど、俺はこれからも君と旅を続けたいんだ!だから、俺を置いてひとりでどこかに行ったりしないでよ」


物凄く嬉しくなって思わず抱きついてしまった。

勇者様も私と同じ気持ちなんだと思ったから。


でもそうじゃなかった。


「不死身でもケガすると痛いんだよ、だからあかりちゃんの治癒魔法がないと困る!俺を見捨てないでよあかりちゃん」


情けない顔で泣きつく勇者様を見て、思わず笑ってしまった。

勇者様には私が必要!その勇者様が私を必要としていてくれるならそれでいいと思った。







ねぇちゃんと聞いてるアキラくん?

なかなか面白い話でしょう?

アキラくんの設定と私の設定を混ぜてお話を作ってみたの!


あれ?アキラくん?



アキラくんどこ??




_________




痛い、頭が痛い。


目を開けると知らない天井が見えた。


あれ?ここどこ?


頭痛い。


何でこんなに痛いんだろう・・・治さないと。


ここはどこ?誰この人たち。


なぁに?なにをいってるの?私は魔法少女あかり!勇者様と一緒に魔王を倒す旅をしている途中なの!

勇者様はどこ?え?だからぁ、勇者様!あなた知らないのぉ?あの有名な勇者様だよぉ!いいから勇者様を呼んできてよ!


頭痛いなぁ・・・目も霞んで良く見えないし・・・。


足が痺れて動かない・・・。


何があったの?全然思い出せない・・・。


何で私、ベットの上にいるの?


うん、わかった。

休んでる。


休んでたら勇者様来てくれるよね?






誰この人?違うよこの人勇者様じゃない!


うん、大丈夫だけど・・・。


うん、目が少しぼやけててちゃんと見えない・・・それに足も痺れてて動かないの。


うん、あの、あなたは勇者様知ってる?・・・勇者様に会いたいから連れて来てよ。


_______________


足音がする、誰か来た。


「あかりちゃん!!」


あ、良かった!


その声は勇者様!!


顔がよく見えないけど間違いない!!


さっきから変な事ばかり言うね勇者様。


もぉ誰それ!女の子の名前なんか出して何なのもぉ!


ごめんね勇者様、私しばらく動けそうにないの。


なぜかわからないけど、魔法が使えなくなってて、自分で治す事も出来ないの・・・。


だから、魔王を倒す旅には、ほかの子を連れて行って・・・・。


治癒魔法も使えないなんて、私なんかもう必要ないよね?


ほんとに?治るまで待っててくれるの?うん!!わかったぁ!!


ウン!早く治るように・・・りはびり?ってのをがんばるね!!



良かった、勇者様は私を待っていてくれている。



勇者様には私が必要なんだ!!





早くこの目と足を治して魔王を倒す旅を再開させないと!!





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