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もういっか

作者: 潮崎レオル

何かをしようと思っても空回りし続けてきたなぁ。

助けようと思ったら逆に傷つけたり。

関わろうと思ったら遠ざかったり。

相談されたから力になったら、頼んできたのは向こうなのに余計なお世話と言われるし。


空回りする、つまるところ僕のやっていたことは全部『不正解』。

『間違い』だらけの僕だもん、そりゃあ嫌われるよ。


それで、思っちゃったんだ。

「もういっか」

それが口から出た途端に、僕の中から何かが消えた。


それ以来、僕は壊れたまま。

修復不可。

でも、別に構わない。


壊したのは自分自身。

直せるのも僕だけ。

でも僕は直そうとしない。

このままもっと壊れてしまえ。


僕の笑みは狂気らしい。

別に良いよ、それで。

だって、もう思っちゃってるんだもん。


ほとんど全部を諦めて、「もういっか」ってね。

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― 新着の感想 ―
[一言] でも・・・ 別な意味で不幸なことに・・・ 心が完全に壊れなければ、「壊れ」ないんですよ・・・
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