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亡国のレギオン  作者: 高井高雄
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平行世界 第8章 出撃

 みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは、お疲れさまです。

 朝日が昇ったばかりの早朝。

 パスメニア港に停泊している第1統合任務艦隊。イージス艦[あさひ]を先導に空母[やまと]、ヘリ搭載護衛艦[ふそう]、しんがりにミサイル護衛艦[はつかぜ]の4隻が出航した。

 ガスタービンエンジンを響かせながら、ゆっくりとパスメニア港を離れていき、ラペルリ連合王国に針路をとった。

 板垣は艦隊通信で、告げた。

「これより戦闘海域へと向かう。各艦、対空、対水上見張りを厳とせよ」

 天候は晴朗で、遠くの海域まで見通せる。

 陸自部隊を乗せた3隻の輸送艦は一日遅れて、護衛の汎用護衛艦[うらづき]と共に出航することになっている。

 補給艦2隻はパスメニア港に残る。

 この作戦は、国連決議もなければ日本本国からの許可もない。あくまでも板垣海将独断の非正規作戦である。これが合法であるか、どうかは怪しいところだ。

 この作戦にいたっては板垣の口から直接に末端の士にいたるまで周知をすませた。

 そして、この作戦に疑義がある者は即時退艦を許可する。退艦者は補給艦に異動するようにした。退艦者を決して非難してはならないと命じた。

 退艦者は陸海空合わせて25人出た。板垣は退艦者のリストを見て「思っていたよりもすくないな」とつぶやいた。

 しかし、決して小さいものではない。退艦した者の中にはF/A-18Jのベテランパイロット等の経験豊富な幹部、曹がいたからだ。

 だが、乗組員の中には疑義はあるが、退艦しない者もいる。その理由として艦を離れたら、後ろ指を刺されるのではないか、と不安を抱く者がいるからだ。

 さらに戦う意味について不信を抱く者が数多くいる。となれば、今後のために陸海空の警務隊(MP)はその本来の任務である憲兵役をより一層強く意識しなければならなくなるだろう。

「旧日本軍のような方式はとりたくないんだがな」

 と言った板垣に高沢はこう言った。

「国家は目的集団ではありません。しかし、自衛隊は目的を持った暴力集団の一つです。目的を失うようなら、力ずくでも思い出させねばなりません!」

 目つきはともかく見た目の割に厳しい事を言う。おとなしそうな容姿に反して、元刑事だったとはとても信じられない。彼の一家は全員警察官であるそうだ。人は見た目ではわからない、と板垣はそう思いながら高沢の会話を思い返していた。

 板垣は後ろに顔を向けた。

 フレアたち観戦武官たちも艦橋にいた。

 若いだけに艦橋の設備に興味津々だ。

 それもそうだろう。彼らの船のイメージとデジタル化された操舵等はまったく違うのだから。



「失礼します。コーヒーをお持ちしました」

 いつものように松野がトレイにコーヒーカップをのせて艦橋へと運んできた。その後ろからもう1人の女性自衛官がトレイを持って現れた。

 松野の後から上がって来た女性自衛官の階級は1等海士だが、少女の面影が残る松野と比べると大人の女性の雰囲気がある。

 松野は板垣たちにコーヒーを配る。

 もう1人の1士は、フレアたちに配った。ちなみに彼女たちに配ったのはコーヒーではなくココアだ。

 ノインバス王国の人間は甘党であり、コーヒーは受け入れられなかった。

 板垣はマブカップを手にしながら、柔和な笑みを浮かべて司令席を180度回転させた。

「どうですか?コーヒーと比べればお口に合うと思いますが?」

 フレアはココアをすすった。

「うん、これなら飲めるわ」

 フレアの感想にアーノルたちもココアをすすった。

「おいしい」

「こおひい、よりかはこっちの方がいける」

 騎士たちの感想を聞いて板垣は、それはよかった、とつぶやき。自分のコーヒーをすする。

 笠谷も佐藤も柔和な笑みを浮かべてコーヒーをすする。

 板垣は艦橋に乗員たちを見た。

 航海長以下の士官は双眼鏡を覗き、水平線を睨んでいた。

(肩に力が入り過ぎているな)

 板垣は乗員たちを見て、そう思った。

 板垣を含めて、乗組員たちは本当の戦争を経験した事はない。ソマリアやマラッカの海賊対処を経験した者はいるが、本格的な戦闘はない。それは陸自、空自の隊員も同じである。

(俺とて怖い。だが、部下の前で怯える事は許されない)

 板垣は覚悟を決め、コーヒーをすすった。

 自衛隊が創設されて以来、異世界に飛ばされ、こんな状況に追い込まれた将はいないだろう。

 板垣は、なぜ自分なのか、と思わざるにはいられなかった。

 だが、今そんな事を考えても仕方ないことだ。現実を受け入れるしかない。



 陸自の久松が海自の輸送艦以外に乗艦する事は珍しい。彼は今、自分の率いる小隊と一緒に[ふそう]に乗艦していた。

 ある目的のためだ。

 久松は艦にある資料室で中世の軍隊とその戦術についての資料を探していた。

[ひゅうが]型ヘリ搭載護衛艦3番艦である本艦は[やまと]型航空母艦や[いずも]型護衛艦が登場する前は海自最大の護衛艦であった。

 そのため、他の護衛艦よりかは広い。

(やっぱり、中世についての資料は少ないな・・・・ほとんど近代から現代の資料じゃないか・・・)

 久松はそうぼやいた。

「なんだ、正吾。お前もか?」

 聞き慣れた声に久松は振り向いた。久留米市の陸上自衛隊幹部候補生学校時代から付き合いのある友人がそこにいた。

 第1任務団普通科連隊直轄の狙撃小隊第1班長の高井(たかい)(なお)()3等陸尉だ。

(チビ3尉か)

 久松は心中で彼をからかう。が・・・・

「おい、今お前、心の中でチビっていったな。殺すぞ」

 高井は久松を睨む。

「い、いや、別に・・・」

 久松は慌てて手を振る。

 なんで、わかるんだよ、と久松は心中で叫んだ。

「それで、直哉。どうしてここに?」

「お前と同じだ。ここで中世の将軍や指揮官について調べようと思ってな」

「ああ、なるほど」

 久松は友人の言葉に納得した。

 高井が所属する狙撃小隊は一般的な狙撃班とは違う。それは2人が所属する普通科連隊も同じだ。久松等が所属する普通科連隊は各普通科中隊に狙撃班(6名)が編成されている。その任務は中隊を敵の狙撃手から守る事だ。

 しかし、高井が所属する連隊直轄の狙撃小隊は、米海兵隊で言う前哨狙撃兵に相当する。もともとは水陸機動団所属の狙撃中隊から選抜された隊員で編成したのが、彼のいる小隊だ。

 前哨狙撃兵とは、一般の狙撃手とは違う。前者は狙撃技術だけではなく高い隠密行動能力と砲術の知識がいる。これは狙撃だけでなく、弾着観測も行うからだ。

 高井も米海兵隊の狙撃学校に入学し、優秀な成績で卒業した。

「そう言えば、相棒はどうした?」

 久松は彼の観測手である相棒がいない事に気付いた。

「あいつなら、今、体力練成の真最中だ」

 高井はそう答えて、目当ての資料を探す。戦場に行った際、一人でも多くの敵将校を殺害するために・・・

 友人として、彼を理解している久松は心中で指摘した。

(そんなんだから、彼女を怖がらせて、逃げられるんだ)

 高井にも彼女がいた時があった。だが、今の自衛官にない思考が仇になって逃げられた。

「おい!今、俺の古傷の事を考えていただろう?殴るぞ」

「いや、別に・・・・」

 久松は慌てて顔を背けた。

(なんで、わかるんだ)



 一方、[やまと]の飛行待機室では・・・

「あー、また負けた!」

 一角で頭を抱える空自の若手パイロットが悲鳴を上げる。

「なんだ、香坂(こうさか)。海自の連中にも勝てないのか」

 読書を楽しんでいた加藤(かとう)(さだ)(ゆき)2等空佐が呆れた口調で言った。

 加藤は航空自衛隊第1空母航空団空母飛行群第1001飛行隊2代目隊長である。笠谷の後継者であり、その操縦レベルと空戦技術は笠谷と互角である。防大時代から競い合い、腕を認め合った仲だ。

「もう一度お願いします」

 香坂は海自ヘリのパイロットである3尉に頭を下げた。

「もうそのくらいにした方が・・・」

「う、うるせぇ!一回ぐらい勝てねぇと俺の気がすまね!」

 相棒の言葉にも耳を傾けず、海自の3尉に勝負を挑んだ。

「いいですよ。軽くもんであげます」

 海自の3尉は不敵な笑みを浮かべた。

 数10分後。

「だぁーまた負けた!」

 さっきよりも声のボリュームを上げて、待機室内に悲鳴が響く。

 空自組のパイロットたちはため息をついた。

「空自の恥よ」

 空自のF/A-18Jのパイロットである北井明里3尉が小声でぼやく。

「そうよね」

 同僚の女性パイロットもうなずく。

「よし、もう一回だ!」

 香坂の言葉に空自組のパイロットたちは大きくため息をした。

数10分後。

「あーまた負けた」

 香坂の悲鳴はさらにボリュームを上げ、室内に響く。

 すでに10数勝した海自の3尉は甲高い笑い声を上げていた。

「よし、もう一回だ!」

「もういい」

 加藤は呆れた表情で止めた。

「・・・・俺、どうしてこんなに弱いんだろうなぁ~空戦でも最下位だし・・・」

 香坂は大きく肩を落とした。

「それはこの隊での話だ。そう落ち込む事はない」

 突然聞き慣れた声に加藤たちは慌てて立ち上がった。

「全員起立」

 01隊副隊長の篠原(しのはら)弘樹(ひろき)3等空佐が号令をかける。

 待機室に詰めていたパイロットたちは立ち上がり姿勢を正し、敬礼した。

 笠谷は答礼すると、「楽にしたまえ。堅苦しい動作は抜きにしよう」と穏やかに言った。

 パイロットたちは席につき、読書等を笠谷が来るまでしていた事を再び始めた。

「香坂3尉。そんなに気に病むことはない。この隊にいる以上、他の隊の同じ階級のパイロットと比べれば強い組に入る」

 笠谷が言っている事は事実である。笠谷が01隊の隊長だった頃、教導飛行隊と01隊で実戦を想定した演習を行った。

 演習の結果は防衛省と空幕の上層部を驚愕させた。なんと、教導飛行隊は全滅した。それに対し01隊は5機の撃墜判定が出ただけだ。

 ちなみに香坂の機は撃墜されていない。それどころか、F-15J改2機を撃墜判定にした。

「第2部長の言う通りよ。香坂3尉だって腕は確かなんだから」

 いつの間に香坂の元へ行ったのか、北井が穏やかな表情で励ました。

 先ほどまで香坂には見向きもしなかったが、笠谷が現れた途端に態度を一変し、周りの者たち目を丸くした。

「お嬢、どうしたんですか?急に上機嫌になりましたけど・・・」

 海自の新人の3尉が加藤に尋ねた。

「まあ、いろいろあるんだよ。そのうちわかるさ」

 答えたのは篠原だった。

「はあ~そうですか」

 3尉は頭を掻いた。

「うちのお嬢は単純だからな。今の仕事を見ればわかるだろう?」

 加藤は小説から視線を外さず、3尉に言った。

 3尉は北井を見て、少しを考えてからわかったように大きくうなずいた。

「第2部長。ご用件はなんでしょうか?こんな状況下でまさか顔を出しに来たわけではないでしょう」

 そう言ったのは第1空母航空群第101飛行隊隊長の北川(きたがわ)卓也(たくや)2等海佐だ。

 笠谷は頭を掻きながら、答えた。

「いや、本当に様子を見に来ただけだ。パイロットの中にも退艦者が何人か出ている。もしかしたら退艦しなかった事を後悔している者がいるかも知れない、と思ってな。だが、俺の考え過ぎだったな」

「そうですよ。第2部長。我々(空自)は悩むに悩んで結論を出したんです」

 空自の2尉が胸を張って言った。

「第2部長。私たちは決断しました。覚悟もあります。今さら後悔するなんて笠谷隊ではありませんよ」

 北井がニッコリして言った。

 笠谷隊とは、彼が01隊の隊長だった頃の隊内の呼称である。笠谷が第2部長に異動した後は、01隊に戻ったが、隊内では笠谷隊の呼称が残っている。

「お前たち」

 笠谷は苦笑した。



[やまと]以下3隻の護衛艦がラペルリ連合王国に向かっている頃、3隻の輸送艦は護衛艦[うらづき]に護られ、ラペルリ島に針路をとっていた。

[しれとこ]と[しゃこたん]そして[くにさき]である。

「異世界でも、天候は同じか。」

 神谷は雨が当たるのもかまわず[しれとこ]の飛行甲板から、海上を見下ろしていた。

「中世の軍事力に我々の最新装備で戦うか」

 神谷は彼らに同情した。

「かなりのオーバースペックですか」

 背後からかけられた声に神谷は振り返った。

 神谷の前に海自のデジタル迷彩服に灰色の救命胴衣と灰色の鉄帽を身につけた40代後半の男が立っていた。

 彼は第1統合任務艦隊第2輸送隊司令の杉田(すぎた)久賀(きゅうが)1等海佐である。

 船乗りらしい日焼けした肌。

「そうだな」

 護衛艦と比べれば索敵、対空戦闘、対水上戦闘能力は、あらゆる点で大きく劣るのは否定できない。

 しかし、この世界であれば輸送艦だけでも行けるかもしれない、と神谷は思った。

「団長。まだこちらにおられましたか」

 松来が現れた。

「いいかげん中に入ってください。いざという時に団長が熱出して寝込んでしまっては困ります」

 松来に言われて、神谷はようやく[しれとこ]の艦内に戻り、熱いシャワーを浴びて冷えた身体を温めた。

 数時間後、[しれとこ]以下3隻は雨雲を抜けた。太陽の光が[しれとこ]の全通甲板を覆った。

[しれとこ]型輸送艦は前型の[おおすみ]型輸送艦を超える輸送艦で、[いずも]型輸送艦をベースに建造された輸送艦だ。

 全長254メートル、基準排水量2万2000トンである。完全武装の陸自隊員1500名と5機のヘリを搭載することができる。

 戦車や装甲車輛等、物資も[おおすみ]型輸送艦を超える。



 正午になりつつあった。

[やまと]の飛行甲板で1機のSH-60Kと空自のV-22がエンジンを始動させていた。

 陸自と海自では、V-22[オスプレイ]のライセンス国産化がされ、日本仕様のV-22Jが登場しているが、空自では調達が遅れ、米国から調達した。

 V-22に乗り組む迷彩服を着た小隊は顔を顔面覆で隠し、小銃も陸自採用の89式5.56ミリ小銃ではなく、M4アサルトカービンである。タクティカルベストや防弾チョッキも自衛隊には採用されていないものだ。

 彼らは陸自の精鋭部隊である特殊作戦群の小隊だ。

 特戦群(S)の小隊はV-22でラペルリ島上空に接近し、落下傘で降下する事になっている。その任務は長距離偵察する。

 SH-60Kには陸自の第1任務団幕僚長小川1佐とアンネリ、小川の警護として同行する警務隊(MP)の渡辺優利(わたなべゆかり)3等陸尉が乗り込む。

 そして、先遣隊として[ふそう]から、完全武装の陸自隊員が出動する。

 小川と先遣隊は北部に避難し、抵抗を続けているラペルリ軍と合流する事になっている。

 見送りに板垣と幕僚たち、フレア等がいた。

「任務は重いぞ」

「はっ!お任せください」

 ヘリのダウンウォッシュとエンジン音にかき消されないように大声で話す。

「対空レーダーと早期警戒機が周辺を監視しているが、対空目標は存在しない。安心していいぞ!」

「それを聞いて安心しました!」

 当初、輸送機の発艦は夜間に行うはずだったが、アンネリがどうしても早く同胞たちに伝えたい、と言い出した。もちろん、笠谷と佐藤は反対したが、結局は折れた。

 板垣も悩んだが、アンネリの心情を理解し、昼間の出動を許可した。

「3尉!小川1佐をしっかり警護するのだぞ!」

 板垣は国連軍のブルーヘルメットを被った女性自衛官に視線を向けて言った。

「は、はい!」

 渡辺は陸自式の挙手の敬礼をした。

 板垣も海自式の挙手の敬礼をした。



[ふそう]の飛行甲板でも海自の航空科である第5分隊の隊員に誘導されCH-47JA[チヌーク]が発艦準備をしていた。

 久松率いる小銃小隊と高井率いる狙撃班が乗り込み、座席に座った。

「全員搭乗したな。欠員者はいないな?」

 久松が小隊付陸曹に問い、全員搭乗した事を報告されると、機長に伝えた。

「気をつけていけよ。誰一人死なせるなよ」

 後部ランプドアが上がろうとした時、第9護衛隊司令秋笠1佐がそう言った。

 突然の声かけに久松は驚いた。

「どうかしました?」

 若い陸士が上官である久松に尋ねる。

「なんでもない。少し驚いただけだ」

「発艦する」

 機長の声が無線から入る。



[ふそう]の艦橋横のウィングで艦長高上1佐が本艦から発艦する陸自のヘリを見送る。CH-47JAと護衛ヘリとしてOH-1[ニンジャ]、AH-64D[アパッチ・ロングボウ]3機が発艦する。

「艦長。始まりましたね」

 彼に声をかけたのは副長兼飛行長の浅生2佐コーヒーカップを二つ持って、現れた。

「まだ、序章だよ」

 若い1佐が答える。

 若いと言っても30代後半であるが、1佐は40代過ぎでなるのが普通であるから、30代というのは珍しい。

 浅生からコーヒーを受け取り、高上は小さくなりつつあるヘリ群を見る

「誰にも見つからなさそうだな」

 高上はコーヒーをすすった。


 第8章を読んでいただきありがとうございます。

 誤字脱字があったと思いますが、ご了承ください。

 次回もよろしくお願いします。

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