表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

そもそもの原因

身近にないようであるいじめ。

いじめる側、いじめられる側、傍観する側、様々ある中、いじめられる人を助け出す勇気はなかなかでないもの。

かく言う私も傍観サイドでした。

けれど、ある日あまりにもムカつき、頭に血が上ってしまい、クラスの中心人物に向かって怒鳴ってしまい、、、当然標的は私に変わりました。

何よりもショックだったのは、私の前に標的だった子が、一緒になっていじめてきたことです。

その瞬間に、本当に泣きそうになりました。



私がいじめられてる時には、影で話しかけてくれて、大丈夫?と声をかけてくれる子がいて。

でも、どうしても偽善者にしか見えない自分に腹が立って。

でもやっぱり偽善者だとしか思えなくて。


今回の話は若干自分の体験談を混ぜています。

なので、割とシリアス気味だと思います。

でも、私は恋愛小説を書くのが好きなので、、、笑




いじめられてる主人公を助けてくれるヒーローなんてかっこいいじゃないですか!

ってことで、そんな物語を、書いていけたらいいなと思います。





偽善者。

善良であると偽る行動をする者。

一見いいことをしてるように見えても、それは本心や良心からの行動ではない。


「私、偽善者は嫌いなの。」


そう言う人物は果たしてどれだけいるのだろう。

そして、そう言う本人たちは、偽善者ではないの?



私、森川奏はそんなことを考える。

まぁ、そんなことを考えてる私自身も、偽善者じゃないのかと聞かれたら、何かしら偽善者なのだろうけど。


中学一年、四月。

この時期に風邪をこじらせて休んだのが間違いだった。

入学式の次の日から一週間もいなければ、孤立するのは当然。

孤立してる人間に、好き好んで話しかけるやつなんていない。


「あんた、誰?」

「人に名前聞くなら自分から名乗れば?」


ましてや、こんな人付き合い悪い私みたいなやつじゃ、ね。

クラスの中心人物となってたやつに、登校早々そんな口をきいてしまったのだ。

当然、女子は誰も話しかけてこなくなるはずで。

男子も空気を読んで近づかないようにしてくる。

まぁ、それまでは良かったんだよ。

ただのけ者にされるだけなら。


そのうち教科書や筆記用具がなくなるようになり、机の上に落書きされる始末。

あまりの馬鹿らしさに、相手すらしない私。

それにムカついたのか、だんだんエスカレートしていく。


まぁ、どれも大したものじゃない。

ストレスは溜まるけど。


そんな感じであっという間に夏休み前。

そして、私の人生を大きく変える出来事が起きた。



「武井直樹です。よろしく。」


クラスにやってきた転入生。

何しろ顔がいいから、キャーキャーと女子は騒ぐ。


ぐるりとクラスを眺め回す武井くんの視線がなぜか私で止まる。

その瞬間、驚いた表情を浮かべる武井くん。

クラスの人たちが気付かないわけもなく、お互いの顔を見合わすのが視界に入る。



彼がなぜ私に驚いたのかは知らないけど、、、


視線を私で止めないで欲しかった。





その日から、私へのいじめはさらに強くなった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ