なんとなく書いた駄作
隣の国の王子様が今朝、殺されちゃったらしい。
透明の気泡に包まれて目覚めた朝は、伝えられた報せとは対照的に清々しい。
こんな良い朝なのに私のお家の人は、
お父様もお母様も皆世界の終りみたいに嘆いてる。
犯人も死因もまだ分かってないようだし、他人事とは思えないのかもしれない。
そういえば、私の二つ上の姉様はこのまえお嫁に行ってしまったんだっけ。
明るくて、美人で、誰からも慕われていた姉様。
私はいつも姉様の陰に隠れてしまう「いらない」おまけの子。
あぁ、姉様は確か隣国に嫁いでいってたなぁ。
お母様が電話で、一人でも頑張りなさいって言っている。
姉様とお話しているみたい。
姉様の嫁ぎ先だったの…。
知らない土地でひとりぼっちになってしまった姉様は本当にお可哀そう。
でも、御祝いと称して送った毒入りのワインで死んでしまうなんて、怖い世の中。
そうだ後で、姉様に手紙を出そう。
どうぞ、お幸せに。 って。
「メルヘン風」「嫉妬」「恨み的な何か」
で書きました。
暫く書いてなかったので、練習を兼ねてですが、
読み直すと酷いですね…。
お目汚し失礼しました;
それでは。