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読書感想#15「ハーバード式「超」効率仕事術」(ロバート・C・ポーゼン)

 書籍名:「ハーバード式「超」効率仕事術」

 著者:ロバート・C・ポーゼン

 出版社:(早川書房)社会文化 ハヤカワノンフィクション文庫


 ジャンル:ビジネス書



<「はじめに」感想>


 諮問しもんという言葉を初めて知りました。法律でなにか決める時に専門家・識者に意見を尋ねることだそうです。



<Part1感想>


・優先順位をつけることの大切さ。

・「3つの観点から目標を決める」ことの大切さが書かれていました。需要と供給が大切で、自分がしたいことと周りから求められていることを確認するのが大事。その視点が自分に欠けていました。



・私の場合、今の最優先事項は「読書」だなと思ったので、これからもなるべく一日一冊以上読めたら読もうと思います。



・上司が求めているものと自分がやりたいことが違う場合の話もすこし書かれていて、なるほど……と思いました。



・「構造的な先延ばし」は「先延ばし」よりも気が付きにくいという話がありました。確かに「仕事中にSNSをチェックする」とかなら分かりやすく先延ばしにしていますが、「教授が明日の授業の準備をせずに、昨日の小テストの丸付けをする」というのは気づきにくいなと思いました。


・このような、一見すると先延ばししていないように見えるけど実は先延ばししてる行為のことを、「構造的な先延ばし」ということを学べました。



・構造的な先延ばしをしそうな時は、ちいさく目標を分解していき、できる所から手をつけることと、必要なら「自分の無力感や恐怖心についてセラピストに打ち明ける」ことも選択肢の一つだとロバート・C・ポーゼンさんは言います。


・また、環境を変えることも必要だと言います。先延ばしは百害あって一利なしなんだとロバートさんは語ります。



・環境を変えることの具体例としては、ダイエット中ならチョコレートブラウニーとピザとコーラを冷蔵庫の中に買い置きしないとかかなと思いました。



・意志の力に頼るのではなく、構造や環境を整えることが大事なんだなと感じました。



・「八〇―二〇の法則」……二割のことが八割の成果を出しているということだそうです。時間をかけても何の成果にも繋がらないことが世の中にはいっぱいあるそうです。


・これからはなるべく「2割のとても大事なことにフォーカスする。それもなるべく早く取りかかる」ようにしようと思いました。



・「すべての仕事に完璧を求めない」という部分も心に刺さりました。確かにすべての仕事に完璧を求めると時間がいくらあっても足りないかもと思いました。


・どうでもよい些末なことにたくさんのエネルギーと時間と集中力を使うのは良くなかったんだなと思いました。



<Part2感想>


・習慣化された運動をすることの大切さが書かれていました。運動は生産性を上げるのでしっかり運動するべきだなと思いました。



・健康的な食事を取ることが大事というのが、その通りだなと思いました。バナナとシリアルとスキムミルクを飲んでいるというロバートさんの食事は、平均的なアメリカ人の食事(たぶんお菓子とかピザとかジャンクフードとかシリアルだけとか)と比べたらたぶん健康的なんだと思います。


・サラダとかもっと食べようかなと思いました。セブンイレブンとかのコンビニには袋サラダがお手頃価格で販売されているので、そういうのも食生活にもっと取り入れてみてもいいし、ほんのちょっぴり身体に良いメニューを外食のときに頼むか、サラダを追加注文すると良いかもと思いました。



・昼寝はすごく生産性に良いという話でしたが、それが難しくとも、十分な睡眠時間を確保するという話は本当に大事だと思います。


・睡眠時間が減ると生産性がガタ落ちするというのもペンシルバニア大学のハンス・ファン・ドンヘン教授の研究で明らかにされているようです。睡眠時間を削ると、八時間ぐっすり寝たグループよりもどんどんテストの成績が悪くなっていき、日に日にスコアが下がったそうです。しかも、本人は「ぜんぜん大丈夫! うまく対処できたし、スコアも安定してるはず」と思い込んでいる様子。これは恐ろしいですね!



・個人的な実感としても、寝る時間が減っちゃうとものすごく眠たいし、イライラするしで良いことは何もないと思います。集中力も下がるし。やっぱりぐっすり眠るのは大事だなと思います。



・また、海外に出張する際は「安全がお金で買えるなら買っておけ」というような話があって、確かに海外に行く時は気をつけないといけないんだな……と思いました。


・タクシーには海外では乗らないほうが良いという話では、空港まで「自分の名前のプラカードを持ったタクシーの人に待ってもらうほうが、お金はかかるが良い」というような話があり、なるほど……! と思いました。



・本文に「モスクワかアンカレッジに行くのでもない限り」という言葉があったのですが、「アンカレッジ……?」「???」「どこだ……?」と思ったのでGoogleで調べました。アメリカ合衆国のアラスカ州(かなり北部)にある、アラスカ最大の都市だそうです。ちょっぴり町並みが北欧にも似てて、寒そうな場所だなぁと、山並みが雪に覆われてるGoogle画像検索の結果を見て思いました。



・ハードコピーって言われたので混乱したけど、日本語検索しても意味が分からなかったので英語検索したら「ハードコピーはソフトコピーの反対です。ソフトコピーはデジタル情報です。ハードコピーは本とか書類みたいな、現実に物質として印刷されてるものです」みたいなことを言われました。


・あとペンライト……? ってなったのですが、こちらも英語で検索したら小型懐中電灯みたいなものかなと思いました。たぶん飛行機内が暗い時とかに、手元を明るくして本を読めるようにしようみたいな文脈なんだと思います。



・シナジー……相乗効果。なんか合併とかしたら利益がいっぱい出ますよ! みたいな文脈で「合併によりシナジーがありますよ」などと使う言葉。1+1=8みたいな状況。


・NYSE……ニューヨーク証券取引所



<まとめ>


 自分とは関係がないので読み飛ばした部分(大勢の前でスピーチをするとか、上司や部下をマネジメントするとかの部分)もあるのですが、やっぱり健康とか睡眠時間の確保とかは大事なんだなと改めて思えました。


 一日八時間眠ることや、健康的な食事をとること(サラダを食べること)、そして優先順位をつけて、海外出張の際は安全のためにきっちりお金を払うことなどがとても大事だなと思いました。



 健康と睡眠に気を使いたくなる本でした。

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