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読書感想#12「THINK POSITIVE メンタリストDaiGoのポジティブ辞典」(メンタリストDaiGo)

 書籍名:THINK POSITIVE メンタリストDaiGoのポジティブ辞典

 著者:メンタリストDaiGo

 出版社:セブン&アイ出版


 ジャンル:自己啓発本



<長すぎる(!)前置き>


 皆様は言われてイラッとする言葉はありますか?


 私が言われて嫌な言葉の一つに、「若者だしね、生肉さんも”どうせ”ひろゆきとかメンタリストDaiGoとかホリエモン(※1)とか鴨頭嘉人かもがしら よしひととか好きなんでしょ(笑)」という言葉があります。


(※1)ホリエモン……堀江貴文さんのこと。超有名な起業家。



 私は25歳です。まだ一応、世間一般的にはギリ若者とされます。

「若者だからお前はこうだろ~!」とじっぱひとからげにされていることがまずイヤです。私は若者という概念に服を着せた若者という言葉の擬人化ではなく、個人だからです。


 また、あの言葉にはいくぶん侮蔑的なニュアンスがふくまれることが多いです。それが、なんだかなぁと思う理由です。



 まあじゃあ実際に「お前はホリエモンとかメンタリストDaiGoとかひろゆきとか好きなのか?」という質問が仮にされたとしたら。まあ、(若干一名、きらいな人が混じっていますが)ある程度は「若者だからどうせ好きでしょ(笑)」も当たっていると言えると思います(だからこそ余計に言われてイヤなんだと思う)。



 私は一時期メンタリストDaiGoさんのYouTube動画を漁るように観ていた時期(16歳~20歳くらいの時)があります。


 ホリエモンこと堀江貴文さんも、過激なことをたまに言ってるけど「もっと自由に生きようぜ皆!」「慣習にとらわれるな!」「もっと合理化しよう!」みたいな部分にだけ関していえば思想は好きです。本も3冊くらい堀江さんの書籍をコンビニとか本屋で買ったこともあります(そのうち2冊はすぐ発見できる視界の範囲内にあります)。

 でもべつにそこまで大好きではないです。



 また、メンタリストDaiGoさんのことは今では「お金を稼ぐことと人気を集めることが得意なおもしろエンターテイナー」だと思うようになっています。また、動画を観るのを5年前に止めました。


 彼の言うことをうのみにすると「言葉のふしぶしから感じられるトゲみたいなもの(※ホームレスの人に対する言動とか、東京の某地区でよからぬ活動をしている特定の人々への言動とか、とにかく全般的に言動が過激なところ)」まで飲み込むことになり、それはネガティブな気持ちを引き起こし、そうなることで結果的に自己否定が始まり心が疲れるからです。


(あくまで私の場合は、です。人によっては、彼の言葉が救いになる人や、やる気・元気を貰える人も居るのだとは思います)



 あまり深刻に彼の発信する動画の内容を信じ込んでしまうのも良くないかなと今は思うようになりました。


 なぜかというと、外国などの論文を読んでから記憶して、動画で引用して課金リスナーのお悩みに答えるというのは、エンターテインメントだからです。


 言語化するのが難しいのですが、私は10代の頃は彼の喋る無料動画の一言一句をうのみにして、みずから思考することを放棄していました。まるで神からのお告げをつげる宗教幹部に乞いすがる信者のように、彼のアドバイスを必要としていました。

 ようするに、ラクをしたかったんだと思います。


 強者(?)の命令や神託に従っている間は、自分の脳を使うことを放棄することができるからです。

 人間は「ラクで簡単で気持ちよくて刹那的に楽しいこと」に流される生き物です。脳の構造がそうなっているのだと思います。



 とりわけ「正解」を探したがっていた10代の頃、ようするにアイデンティティが不確定で「自分が何者なのか、自分が何をしたいのか、世界はどんなところで自分は何ができるのかが何も分からない時期」だったからこそ、その不安を埋めたくて「語気が強くて断定的で、学歴が高くてエンターテイナーで、何も知らない若者に対して極端に自分のことを知性的で有能で『自分は何でも知っているんですよ』と見せかけることが(※別に実際にも賢い方なんだとは思いますが)――ようするにパフォーマンスが――得意な人の動画にすがりたくなっていた」のだと思います。


 彼の話術は当時の私からしたら信じられないくらい手品師みたいに魔法みたいで魅力的で惹き込まれました。



 でも今になって思うのは、もうちょっと冷静になって「これは本当かな」と立ち止まって考えたりとか、「まあ、こういう論文があるのかもしれないけど、反対意見の論文ももちろんあるだろうし、人生はそんなに黒! 赤! 白! と言えるほど、単純じゃないだろうし、もっとグラデーションがあるはずだなぁ」とか、「それはちょっと言い過ぎじゃないかなぁ。強い主観が入ってるんじゃないかな……」とか思ったり、「それは確かにそういうことも、ある人にとっては真実かもしれない。でも他の人にとってはどうだろう?」とか、「これで人生変わった! って人は良いかもしれないけど、物事には良い側面と悪い側面があるから、悪影響になる人も一定数居るのかも(あとは勉強法とかも人間は画一化できないし、色んな人が居るから、「こう!」とは言えないのかも)」ときちんと自分の言葉と自分の考えでいろいろと思えたら良かったなということです。



 また、最後に、”ひろゆき”さんはこのご時世に若者としてこんなことを言うのはネット上の無言の同調圧力めいたものもあり非常に言いづらいのですが、正直はっきり言うとかなり苦手というか個人的な理由から彼の言動はきらいです。


 鴨頭嘉人さんのことは(詳しくは知らないけど)経歴が面白いし、喋るのが得意なんだろうなとは思いますが、別に好きかと言われると私は彼の本を買うよりは、海外小説や他の人の実用書を買いたいです。



 ようするに長々書きましたが何が言いたいかというと、私は(過去はともかく、少なくとも今は)メンタリストDaiGoさんの熱心なファンではないということです。少なくともここ5年は彼の動画を観ていないと記憶しています。



<本の感想>


※再読です。すでに数回読んでいます。


 相変わらずクオリティの高い、心にしっかりと刺さる本だなと思いました。「人と比べるのは臆病者のする行為だからやめよう(※要約)」とか「自分になんのメリットもない流されやすい人の意見を気にせずに、自分の頭で考えて自分のやりたいことをやろう(※要約)」という部分がとても刺さりました。


 自分が本当にやりたいことなら、世間の人にどう思われてもそれをやろう(※要約)という話を聞いて、自分が思ったのは、「対費用効果が悪いと言われるけど、韓国語とか中国語とかスペイン語とかフランス語勉強してみたいな」ということです。

 多言語話者ポリグロットになることは10代の頃からの個人的な夢でもあります(まだ叶えられていません。まだ日本語と英語の簡易版バイリンガルみたいな感じです。そこまで英語も堪能な訳ではありません。英語がもっと上手くなるのと、3ヶ国語を話すトリリンガルにまずはなるのが夢です)。



 AIがどんどん高性能になっていく世の中で、言語学習のメリットはどんどん小さくなっているように一見見えますが、それでも生で直接言語を喋った時のほうが、相手の外国の人も楽しんでコミュニケーションしてくれる気がするし、最強の脳トレだし(※外国語を勉強すると認知機能が向上するらしい)、言語学習してみたい! って気持ちがあるなら「むだだから……どうせどうせ……」とか思わずに、思いっきり自己責任の上で挑戦してみちゃおうかな!? と思いました。



 あと、英語のコンテンツも作ってみたいかも。ファンボックスで猫耳ヒーローの(表現を緩和したバージョンの)英語版を投稿したいかも。これはどうするかはまだ未定ですが。



 あと、人生で自分がほんとうに大切だと思っていることにフォーカスするべきという話は、「私はめいいっぱい本を読んで、ネットが使えて、情報発信(読書感想文・ブログ)と小説執筆と、K-POPなどの韓国語と英語で歌われてる音楽が毎日聞けたらもう十分幸せだな」と思いました。



 また、称賛も批判も、距離を置いて受け止めようというのが新鮮でした。褒められると調子に乗るし、けなされると自信がなくなる。だからどちらも自分の足を引っ張る可能性があるので、ある程度割り引いて考えたほうが良いということでした。


「文句を言われてそれを相手にするかどうかはあなたの自由」という部分の、「相手をすると相手が増長していつまでもつきまとわれる可能性がある」という話を聞いて、受け流すほうが良いんだなと思いました。


 また、たくさん失敗すれば成功確率が上がるという話は、小説を書いてポイント数(読者様の評価。ブックマークや評価ポイントで小説家になろうでは決まる。カクヨムでは評価ポイントのみ)が低いとしょんぼりしがちだったけれど、「いや、むしろ、今全力で取り組んでぶつかって失敗いっぱいすれば、そのうち凄く面白い話を書けるようになるのでは!?」と思えました。


 たくさん行動しよう、と前を向けるようになりました。



 また、『あなたは生きることに疲れたのではない、自分を偽ることに疲れたのだ』という言葉が重くのしかかりました。


 また、どちらにするか悩んでいてどちらかから選ばなくてはならない時は「普通はしないほうを選んだほうが良い」という話も面白かったです。私は中国語や韓国語やスペイン語を勉強したいなと思っているので、筆者の言葉に背中を押されました。



 心がちょっぴりだけ弱っている時に、支えてくれ、背中を押してくれるような頼もしい本でした。


「個人的な尺度・観点」+「自分に役立ったか」という視点で星評価をしいてするとするなら、星3.8~4.2くらいの評価の本です。辛くなった時に読み返したら、さらに得られるものがあるかもしれません。


 成功するために周囲の目を気にせずに、泥臭く頑張っている努力家な人・周囲の圧力にくじけそうな人が読むととてもメンタルが強化され、薄いバリアに守られるような内容でした。

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