表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/12

EP.9:陸軍長官の噂1

大変申し訳ございませんでしたあああああああああ!

キャラクター視点で書いてみたらやりやすいのかなと思っていたのですが…

3人称視点が一番書きやすいんですっ!( ; ; )

今後は3人称視点で書いていこうと思います。

誠に申し訳ございませんでしたあっ!

「あ〜、戦闘しちゃった感じねぇ。とりあえず死亡者が出なかったことは喜ぶべきだな」

「そうですね」


 ここはアメリカ合衆国国防省、そこにマーカスがブライアン村の件ついて報告に来ていた。メンツは陸軍長官、海軍長官、空軍長官、国防長官、そしてマーカスである。今は国防長官からの質問タイムだ。


「スティーブ中将はどうしたんだ?」

「中将はブライアン村に行っています。捕縛した敵兵の尋問は直々にやるとのことです」

「いや、危ないだろ。相手が魔法使って殺しにかかってきたらどうするんだよ」

「大丈夫です。既に気絶させる程度にビビらせてますんで」

「何したん!?」


 実際スティーブ中将が行くのは非常に危険であった。しかしスティーブ中将が「俺が直々に尋問する」と言って聞かなかったので、引き留めるより先にあれよあれよというまに出発してしまったのである。

 まぁでもあの人なら大丈夫だろうというのがマーカス達の判断であった。


「あのさ、別にマーカス君達ってわけではないんだけど、スティーブ中将はしゃぎすぎなんじゃないの?」

「まぁ…確かにそうかもしれません」


 実際スティーブ中将は内心はしゃぎ気味であった。何しろ異世界である。探検してみたくなるのも無理はなかった。


「さて、事実上その魔法国家とやらと戦争状態になったわけだが…」

「そうですね。事実上は」

俺たち(アメリカ合衆国)にメリットないよね?」

「そーですねー!」

「笑っていいとも!よくないけど!」


 そう、メリットが無かった。

 正確に言えば助ける道理がない。

 利益がない!


「あ〜でも、なんかブライアン村の村長さんが『これ見せたら絶対助ける気になる』とか言ってたらしいんです」

「ほう…そうか…ならば私が自ら確認に…」

「「「「国防長官も男なんですね!やっぱり!わかりますよ!ワクワクしますよ!」」」」

「わかる?」

「「「「『わかる?』じゃねぇよ!」」」」


 全員ワクワクしているのであった…


「いや、しかしそれが何かは気になるところですね。誰か行きます?」

「いや、このマーカスで十分でしょうよ…それにスティーブさんが持ってきれくれr…」

「「「「お黙り!」」」」

「すいません!」


 スティーブ中将もそうだが、この長官達も大概である。


「んまぁ、私は国防長官なんで仕事もあるし無理っすね…」


 国防長官は数日前からこの転移事案により対応に追われていた。

 毎日記者会見!毎日会議!毎日事務処理!毎日残業!こんな状況で行けるはずもなかった。


「私も海軍の者たちに説明をしないといけないので…」

「え?何をですか?」

「『なんで海軍は転移しないんですか!!れ!』って言われまくってて…」

「えぇ…理不尽…」

「空軍の方はサラ君がいなくなってファンクラブからクレームが殺到していて…」

「チッ…」

「ん?マーカス君なんか言った?」

「いえいえ、なんでもないです。」


 ちなみにだが、マーカスはサラの近くにいることもありファンクラブから敵対されている。


「となるとあとは陸軍長官ですね…」

「え?私?」

「そうですね、何かと陸軍長官は暇そうですし…」

「え、私にも仕事あるんですけd」

「よし、陸軍長官に決定!国防長官命令だから絶対ね!」

「ああああああああああああああ(断末魔)」


ーーーー


【異世界基地ヘリポート】


「ねぇ、マーカス君」

「なんでしょう、陸軍長官」

「なんで本当に連れてくんの?」

「国防長官からの命令なんで…」


 結局陸軍長官は異世界に来ていた。今はヘリの準備中で、暖かいお茶を飲みながら待っていた。


「まぁ、ちょっくら行って捕虜を尋問して村長に例のブツを見せてもらってできたら持って帰ってくるだけですよ」

「なんか途中怖いの入ってない…?私尋問したくないよ…?湾岸戦争以降やったことないし…」


 そう、陸軍長官は湾岸戦争以降ほぼ現地派遣をされたことがなかった。


(とはいえ、さすがは陸軍長官だ。現地だからか隙がない体勢を維持している)


 陸軍長官の経歴は伊達ではない。常に周囲を警戒し、頭から足先まで隙がない状態を維持していた。

 とはいえこの体制は遠距離から攻撃されれば意味はない。あっても銃剣突撃された時ぐらいだろう。


「そういや、陸軍長官って湾岸戦争で1小隊で1大隊ぐらい壊滅させたとかいう伝説がありますけど本当ですか?」

「いやぁ…まぁ、空軍からの航空支援とか支援砲撃とかもあったからできたわけで…」

「本当にやったんですか!?」

「え?うん…まぁ…一応」


 陸軍長官は実際にイラク軍との戦闘にて1小隊を動かし敵1大隊を壊滅させていた。


「いやぁ…でも俄かには信じがたいですねぇ…」

「行軍記録あるから今度見る?」

「見ます!」

「おおぅ、即決…」


 なにしろ陸軍長官の伝説だ。もちろんマーカスも見たいだろう。


「よかったらコピーもらってもいいですか?部下にも見せたいので」

「メール使ってPDFで送るよ?」

「いや、異世界なんメール繋がりません」

「あ、そっか…SDカードで渡すよ」

「お願いします」


 そうこうしているうちにヘリの準備が完了間際になった。


「そろそろですね。行きましょう」

「OK、行こうか」


 この時マーカスはまだ知らなかった。陸軍長官の真の恐ろしさを!

前書きで謝罪したばかりですがまだお詫びがあります。

更新が極端に長くなりました。

というのも、インフルエンザA型に罹ってしまい執筆どころではありませんでした。本当にすいません。

最後になりましたが、今後もよろしくお願いいたします。

スティーブ中将「お前治った後呑気に長野旅行行ってんじゃねぇか」

い、いやぁ何のことかなぁ(汗)

あ、下の五段階評価といいねもお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ