8/13
とある編集者のメール
蛇切先生、垣内です。送っていただいたもの、読みました。
うーん、これは……どうなんでしょう。
見るなのタブーをテーマにするのは王道で良いと思います。独自の葬式風景も面白いです。
でも、肝心の神様になったしずちゃんのビジュアルが異形過ぎるし、描写が冗長です。
それに、ええと。率直に言えば、オチが読めててあんまり面白くないというか。怖くはないですよね。それと、信仰の背景もこのままだと薄いかなと。設定とか固まってますか? 独自の宗教を受け継ぐ旧家というなら、もっといろいろ積もった歴史とかを描くべきかと。一応、小宮川本家の女子は早逝するって話は出てますけど、これが何で早逝するのかとかは触れてないですよね。この辺もっと掘り下げれるんじゃないですか? 後は、先生の柳田国男嫌いはよく分かりますが、今回は抑えてもらいたいですね。流石に「生き返ってもう一回死ね」なんて、そのまま残せる文章じゃないですよ。
ええと、あとは。
その
読み終えてからずっとしずちゃんがこっち見てるんですけど、これ、なんなんですか