世界観設定と魔導師について
Last Promise世界設定
地球
私達の住む尊き星。主人公達が通う天皇司学園もこの星にある。
中心には重力を持ち、地軸が太陽に対して23゜26’傾いているため、
季節が存在し、一年間に様々な変化を見せる。
この星の御神体は呪術や心術の神「クラハザール」。
しかし、地球に住む人々はクラハザールの存在を認知していない。
科学技術が発達しており、工学技術などに優れている。
魔法技術は表面上存在しないものとなっている。
現在は人々の内部抗争などのため、環境問題が深刻化してきている。
ファスタ
地球の環境によく似た環境を持つ別次元の星。
周りに回る六つの惑星(六天星)の位置関係により各所の気候に影響を与える。
この星の中心には御神体である聖なる癒しの神「ラファティエット」眠る。
六天星と比べるとこの星は二周りほど大きい。
地球のような科学技術より、独自の魔法技術が進んでいる。
ファスタサイドにある他の星(六天星など)との行き来は、
魔方陣による空間転移術を使用する。
[ファスタを回る六天星について]
六天星はお互いが中心に眠るご神体の力で結ばれており調和を保っている。
位置関係で気象などに影響をもたらすのはファスタのみで、
他の星の気象は基本的に地球と変わらない。
ガーラスト
ファスタサイドの「火」を司る力を宿した星。
中心には神体「カルファヴァニティ」が眠る。
火力を利用した科学なども発達している。六天星では一番人口が多い。
アクアラージ
ファスタサイドの「水」を司る力を宿した星。
中心には神体「ダルフプリズナー」が眠る。
自然が豊かで地球よりも海の割合が大きい。
浮島などが多数存在し、大陸と呼ばれるものは少ない模様。
シュリア
ファスタサイドの「風」を司る力を宿した星。
中心には双子の神体「プラテュス・プラティア」が眠る。
一年中風が吹いているこの星には、
人間だけでなくフェアリーなどの精霊なども多数存在する。
クリスファード
ファスタサイドの「土」を司る力を宿した星。
中心には神体「タイドラトルーク」が眠る。
この地には、人よりも動物などが多数住んでおり、
ドワーフやドラゴンが住む渓谷などが存在する。
ミリオス
ファスタサイドの「光」を司る力を宿した星。
中心には神体「パラティルコート」が眠る。
この星には他の星からのエネルギーが流れやすく、
術法の影響が一番出やすい。
そのために大きな術法都市がここにはある。
この星とヴァルティオは六天星の中でさらに小さく、
地球の大きな大陸ひとつ分位の大きさしかない。
ヴァルティオ
ファスタサイドの「闇」を司る力を宿した星。
中心には神体「ディルティマイト」が眠る。
この星は特別でミリオスの光の影響をまったく受けない。
そのため年中薄暗い白夜のような状態が続いている。
もちろん人も住んでいるが、他の星よりはかなり割合が少ない。
備考・・・
地球とファスタとの間には異次元の空間をつないでいる空間があり、
地球ではまだ発見されていない。
そのため地球とファスタを行き来するには、空間を渡る力を持つ者の力が必要である。
Last Promise魔法理論設定
・魔法理論について
この世界で「術法」と呼ばれる魔法には、5つの種類がある。
魔術師や法術師、これら全ての術法使いを総称してファスタでは「魔導師」と呼ぶ。
魔術
魔力を用いて、ありえないはずの力を星より借用、行使する。
その代償として術者はエネルギーを星に捧げる。
一般的には、神体に直接力を借りるのではなく、
星が生んだエネルギー生命体と呼ばれる生物から
力を借りて発動させるものが多い。最もポピュラー。
暴走しても力は必ず即座に星に還る為、理力をあまり必要としない。
六天星より力を借用するため、
星の位置関係などで借りることの出来る力が大きく違ってくる。
二つ以上の力を同時に借用し行使できるのも大きな特徴。
・複合魔術について
六天星はお互いに干渉する力を持っている。その魔術も例外ではなく、
例えばガーラストの火属性とアクアラージの水属性を掛け合わせると
相殺してしまうが、ガーラストの火属性とシュリアの風属性を掛け合わせると
力を増幅してしまう場合などがある。
このように魔術だけでも複合的な使い方が出来るため、その仕様は様々。
術者の知識量によってその姿は大きく変わる。
魔法
読んで字の如く「魔の方法」。
熾力などを用いて星より力を引き出し行使する。
その力は術者のキャパシティに左右され、
その威力と術者の理力に比例してエネルギーが星へと帰る。
直接干渉してしまうがゆえに、とんでもない力を引き出すことが出来る。
がしかし、今熾力を持つ人間は存在しない。
もともとは悪魔と戦うべく天使が神より与えられた法。
ファスタの伝承や伝奇に良く出てくる。
呪術
心力を用いて、遥か遠い地球のそこに眠る神体より力を借用、
生命体などの精神あたる部分に干渉する法。
生有るものだけでなく、命無きものにまで干渉することができるため、
人々の間で忌み嫌われている。
一般的に生命のあるものに干渉する場合、相手の心力が抵抗となる。
この術法だけは特別で術に失敗した場合、
術者に力が逆凪として還ってくる。
・地球と呪術について
地球に呪術などが多いのは御神体であるクラハザールが眠るため。
地球でも場所によって様々な呪いや伝承が残っているのもこのためで、
地球からだとクラハザールに一番干渉しやすいことを
本能的に地球人が知っていたから様々な呪術が広まった。
対照的にファスタで呪術は遠い昔になくなったとされている。
法術
法力を用いて、ラファティエットより力を借用、行使する法。
生命体の細胞の活性や抵抗力をつけたりする。
法力を用いて引き出した力は星には還らないが、
生命体の寿命を縮めてしまう効果がある。
つまり力の変わりに人の生命力が星に還るという仕組みになっている。
・回復魔法について
法術である回復魔法は教会の神父さんやプリースト巫女さんなどが得意とし、
本人の命力という隠しパラメータを参照する。
この法術による回復魔法は、人間の寿命を星に還すことでその力を発揮するもので、
この時に使われる命力は人それぞれ決まっている。
命力とは命の長さ、人間が本来生きるべく時間のこと。
数値化することは出来ず、人間の生活の仕方次第では伸ばすことも可能。
医学と違って法術は延命は出来るが、リスクを背負うことになる。
時は、誰にも平等に流れるものだから。
亜種族の回復魔法には命力を代償としないものもあるらしいが・・・
これも現在ミリオス魔法科学研究所にて研究中。
召喚術
何かを媒体とし、何かを犠牲としてその代償に何かをこの世に呼び出す法。
高い基礎能力を必要とするため一般的ではないが、
低級の精霊程度なら優秀な魔術師でも呼び出すことが出来る。
もちろん呼び出すためには、呼び出す者と術者が契約する必要がある。
普通は魔方陣を描いた魔道書などを媒体にし、
契約時に交わす言葉を用いて呼び出す。
召喚術は、高位の術士か特例を持つ術士が使える術法。
特例の術士とは「天性の召喚術能力」を持っているとか、
「ある者と契約している」など自分の魔力や理力を考慮に入れなくて良い場合の術師のこと。
この特例以外は全て自分の能力で召喚術を行うことになる。
一番必要なのは制御するための理力。そして、召喚対象との契約。
そんな高位の術なので、召喚術を使える術師は国に数人居るか居ないか程度。
召喚術を使えるということはそれすなわち出世街道まっしぐらということになる。
・術法を使うための基礎能力
魔力・・・六天星の神体に干渉しようとする力。
法力・・・ラファティエットに干渉しようとする力。
理力・・・魔力や法力を制御しようとしたり、召喚の時必要な相手を制御する力。
知力・・・知恵の働き[国語辞典より]。ようは頭の良さ。
心力・・・心の強さ。と共にクラハザールに干渉しようとする力。
熾力・・・今となっては解析不能だが、星より力を引き出す力な事だけは明白である。
・亜種族について
違う種族の生き物達も、もちろん均等に星から力を引き出すことは可能。
さらに人間以外の生き物だけ干渉できるエネルギー体も存在する。
現在ミリオス魔法科学研究所で調査中。