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馬車馬のように働く魔物たち  作者: 蘆田
第2章 【姿無き魔獣】
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14話 【契約内容】と【ステータス】

契約内容は、以下の通りになった。


【ニヒトからキュゴに対する契約内容】

1.許可なく”人族”を襲わない

2.勝手に何処かに行かない

3.主人と仲良くする


【キュゴからニヒトに対する契約内容】

1.ご飯の提供

2.暴力を振るってこない

3.いつでも契約を破棄できる


「こんなとこかな?」

「キュイッ!」


基本的に契約内容は両方とも僕が考えた。

キュゴが何を話しているかわからなかったしね。


「一応、いつでも契約を破棄できるようにするけど、人里とかで破棄しないでよ?」

「キュイキュイッ!」

最近何を言っても元気に鳴くから、こちらの言葉を理解しているのか心配になる。


「じゃあ、契約するから、おなか見せて?」

「キュッ」


キュゴのお腹に触れて、契約の呪文を唱えて、テイムが完了した。

テイムが完了した魔物には、『ステータス』に従魔と記載される。


「よし!これで大丈夫なはずだよ。 一応ステータス見せてね」

「キュイ」


キュゴはステータスをオープンして、こちらに見せてくれた。



【種族】???

【名前】キュゴ

【年齢】5歳

【Level】50

・体力:1000

・筋力:1200

・速さ:2000

・魔力:500

・賢さ:100

・運 :0

【状態】従魔


『スキル』

・ステルス:一定時間姿が透明になる。

・狂鳴:敵を恐慌状態にする。

・魔爪:魔力を通した鋭い爪で敵を切り裂く。

・疾走:一定時間素早さが上がる。


『加護』

・巨人族の寵愛


「知ってたけどさ、キュゴって僕より強いよね。 間違っても突進してこないでね?」

「!? キュゴォ…」

何やら落ち込んでいるようだけど、したかったのかな? 冗談でもよしてほしい。


というか、どうしても気になることがある。

「なんでキュゴの種族見えないの?」

「キュ?」


何度見てもステータスの【種族】は、???と記載されている。

「う~ん、どうしてだろう? …まぁ、いいや! 誰か大人の人に聞けばいいしね」

「?」


キュゴはただただ首を傾げていた。

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