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馬車馬のように働く魔物たち  作者: 蘆田
第2章 【姿無き魔獣】
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10話 『鳴き声』の正体

「わ、わかったよ 取りあえず何か用があるんだね?」

キュゴキュゴォォォ!!

うん、何となくコミュニケーションが取れてきたぞ!


「で、でもさ、もう夜中で魔物たちが活発になる時間だから声量抑えてよ。 というか、怖いよ」

キュゥン…

あ、あれ?落ち込んじゃったのかな? でもしょうがないよ。 だって怖いんだもん。


「ねぇ、君の名前を教えてよ あっ!僕の名前はニヒト よろしくね!」

キュゴ!キュゴゴォ!!


「ん~、君は『キュゴ』っていうの?」

キュゴ?

……多分違うと思うけど、どうせわかんないしこのまま突き通そう


「まぁいいや! 君は『キュゴ』だ!よろしくね」

キュゴォォォォオオオ!!


「こ、怖いよ 大きな声を出さないでよ…」

どうやら、興奮状態になると声量が抑えられないようだ


「まぁいいや…って、そうだ! いい加減に姿を見せてよ」

キュゴ!?キュゥ…

『キュゴ』のテンションが急に沈みだし、俯きだした。


「んー? ねぇ、もしかしてだけどさ、 『魔法』とか『呪い』でもかけられてるの?」

キュゴ!? キュゴキュゴォォォ!!


「そっかぁ、、、君も、いじめられちゃったんだ」



過去の自分と『キュゴ』を照らし合わせて、なんだか悲しい気持ちになった。

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