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第15章  貴瑛とお宅(横溝)

第15章  貴瑛とお宅(横溝)


 「あの・・・刑事さん、ちょっとお話が!」

「どうしました?」

 「もしかすると、翔市さん・・・誰かに狙われて・・・」

「あぁ・・・その件でしたら、当然考慮に入れて・・・」

「と言うより、その線で目下捜査中です!」

 「そうですか?」

「何か気になる事が、ありますか?」

 「実は、翔市さん何か素晴らしいアイデアと言うか・・・・」

「新案特許に関係がありそうな考えを・・それのプログラムを盗もうと・・それで・・・」

「命を狙われた・・・と!」

 「はい、そう考えると謎が・・・見えてくるような気が・・・」

「そうですか! 実はうちの科捜研も同じ様な考えを・・・」

 「えっ・・・それでは、やはり・・・それはプログラミング!」

「はい、うちの人間も同様の考えで・・・」

 「それで、秋田からPC一式持ち帰って・・・」

「はい、全て持ち帰りました!」

 

「そうですか・・・それで・・!」

「ははぁ・・・あなたも、それを見てみたい! ですか?」

 「はい、出来れば・・・それが犯人に近づく最も近い・・・と!」

「そうですな、上に・・・・話してみます!」

 「それと・・・あのう・・・」

「紗枝ちゃんにメールを送り続けたい・・・ですか・・ね!」

 「はい!!」


どうも、この刑事相当頭の回転が速い。

勿論貴瑛も同様だが・・・

 

「貴瑛さん・・・少しこちらもお話が・・・!」

 「はあ・・・それは・・・両親!?」

「ほう・・全く・・あなたは私の言いたい事が直ぐに・・・」

「参りました!」

 「私は、このまま続ける決心です!」

「父にそう伝えてください!」

「そうですか・・・しかし・・あなたのお父様・・・」

「“相当・・・・心配している!”ですね!」

「はあ、まぁ・・・そう言う事です!」

 

「それでは、私からきちんと話します!」

「そうですか・・・良くわかりました!」

「しかし、今回と言うか・・・・」

「これから貴方、相当身辺に注意して下さい!」

 「はい、それは勿論です!」

「それに紗枝ちゃんの事も心配です!」

「そう、それもそうなんですよ! これからあの子を・・・」

 「私が面倒を見させてもらいます!」

「えっ・・・・それは・・・お父様が・・・」

 「大丈夫です、私も23歳です! 自覚を持って行動します!」


貴瑛、刑事と話しながら少しずつ自分の意思が、

固まっていくのが・・・

 もう、これは戻れない。 

この先この上地親子を何とかしないと、自分が無くなる様な、そんな気が・・・・

決心が・・・ゆるぎ無くふつふつと沸いてくるのが・・・、

これが責任感? 義務感? それとも・・・


「そうですか、そこまで自分の意見を持って・・・」

 「はい、もうこれが私に課せられた使命と想って・・・頑張ります!」

「では、その事 父上に・・・」

「御自身のご意見を、お伝え下さい!」

 

「あっ、それと・・・秋田にあったPC一式ですが・・・」

「今のお考えで、私どもは決断します!」

 「はい・・?」

「全く同じセットを貴方に・・・」 

 「そうですか、それは・・本当に有難うございます!」

どうやら・・・この刑事全てお見通しで、

全て計算しつくされていたような気が・・・

貴瑛は感じた・・・・何かを!


 話を終えて出て行こうとしたその時、そこへ鑑識のお宅と、

科捜研の若いいかにもマシンが好きと言う奴(そいつもお宅?)が、

飛び込んで来た。

そして、大友刑事と何やらヒソヒソと・・・


「何・・・本当か・・それは?」

 「はい、そんな事態です!」

「で、君にも・・無理か?」

 「はい・・・すいません!」

鑑識、科捜研がお手上げの様だ。


「スイマセンが、貴瑛さん・・・」

「先程の件なんですが・・・」

 「全て同じものが揃わない!」

「・・・・ですね!?」

「ほう・・・そこまで・・・ご存知ですか?」

 「いや・・・それは想像です!」

「はい!」

「それなんですが、どうやら彼、翔市氏が独自に製作した機器が・・・」

 「はい、それが・・・今回の重要な鍵でしょう!」

「そうですか・・私にはその辺は無知で・・・」

 「わかりました、実はその辺をじっくりお話しようと・・・」

「では、うちの科捜研、鑑識連中とその辺を煮詰めて下さい!」

 「わかりました、ではそうさせて頂きます!」


どうやら、貴瑛も相当パソコンお宅に・・・いや相当の腕がありそうだ。

鑑識、科捜研の若い頭の切れる奴らと、一歩も引けを取らずに話をしている。

 そして、その自作機器こそ奴等が狙う物と断定できそうだ。

 

結局その機器は警視庁の本部に置き、時々貴瑛も見に行く、

操作しに行く、と言う事で落ち着いた。

 

さし当って貴瑛は、紗枝ちゃんにママからのメールを滞りなく、

送れれば第一の目標は達成するからだ。


 そして、科捜研の方が気を利かせて、ノートPCに紗枝ちゃんに支障なく、

メールできる様に、セットして来た物を1台 渡した。


「どうぞ、これで・・・」

そう言って、科捜研のお兄ちゃん、横溝実は赤くなって手渡した。

マジマジと貴瑛を見て、一目惚れしてしまったようだ。

 

そう、貴瑛・・・綺麗と言うより愛嬌のある目のパッチリした美人だ。

身長も高く、程々にバストもあり、スタイルも今まで気づかなかったが、

全体を見渡すとバランスのとれた、今風の読者モデル顔負けの風貌だ。

 

服は地味目だが、有名ブランドでワンピの1着物をラフに着こなしている。

それは、今まで誰も気づかなかったが、この科捜研のお兄ちゃん気づいていた。

 

このお兄ちゃん、横溝実もボンボンなのだ。

家柄も貴瑛に引けを取らない一流企業の重役を父に持つ。

それが何故か警察、それも科捜研だ。

大学も関西の国立、京都大学だ。



See you later     Nozomi Asami



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