こどものおもいで。
IDECCHI51様主催の企画「こどもになろうコン」に「こどものおもいで」というコーナーがあり、イベント参加者は子供の頃の自分の紹介、あるいはエピソードの紹介をしてくださいとお願いされたので、短い随筆を送りました。
すると、文学的との好評が返ってきましたので、エッセイとしてコチラにも載せることにしました。
本文は、あらすじの末尾にあるURLで掲載されている文章と、まったく同じものです。
子供の頃の私は、一人遊びが好きな子でした。
お友達がいなかったわけではありませんし、ドッヂボールや大縄跳びが嫌いだったわけでもありません。
でも、思い出せる限りでは、静かに一人で過ごす自分が多いのです。
中庭の草花を観察したり、図書館で本を読んだり、ブロックで家を作ったり、自由帳に絵を描いたり。
……あれ? それほど今と変わってませんね。
小学生になったら変わるかな、中学生になったら、高校生になったら、……という淡い期待は現実にならないまま、内向的な大人になってしまいました。
写真を撮ったり、調べ物をしたり、小説を書いたり、イラストを描いたり。
子供の頃と変わらないまま、空想を創造の原料として、今日も明日も、私は作品を生み出していくことでしょう。