神外とオカンと善王
明けましておめでとうごさいます!!
これからも僕と、この作品をよろしくお願いします!
「水晶に触れるとは、つまり………」
「うむ、貴殿達にもステータスを測ってもらう。力を確認しておかなければ持つ力を見誤り、危険を冒してしまうからの」
確かに王様の言う通りだな。ステータスも見ないで、強そうだと思ったから、で死なせるのは愚策。
この国は何をしている!!って民衆に思われたら一大事だし、勇者達にも敵対心を持たれたらそれこそ国家の存亡の危機だしな。
聞いた委員長も、言われて気付いたらしく、目を大きく見開かせていた。
「なるほど、ありがとうございました」
「分かってくれたかの?では順番に水晶に触れておくれ」
そして委員長が順番に並ぶようクラスメイトに指示を出した。天樹の標的を俺に誘導するためにはやはり、最後の方が目立つ。列に霧夜と天樹以外、全員並んだことを確認すると、列の最後へ並んだ。
『おお!これはすごい!!』
貴族が大きな声を出したのを聞きながら、俺達は別のことで驚いていた。
《白野 穂乃香》
種族 人族 17歳
Lv1
体力 450
魔力 200
攻撃力 500
防御力 300
俊敏 400
【スキル】火魔法Lv7 槍術Lv8 身体能力強化Lv8
【ユニークスキル】炎纒Lv6 天翼Lv6
【称号】《神が認めし三大天使》
《燐火の槍使い》
《太陽神の加護》
《黒麒 聖華》
種族 人族 17歳
Lv1
体力 500
魔力 350
攻撃力 300
防御力 340
俊敏 400
【スキル】氷魔法Lv7 風魔法Lv4 細剣術Lv8
【ユニークスキル】天翼Lv6 神速Lv6
【称号】《神が認めし三大天使》
《苦労人》
《太陽神の加護》
《風月 雫》
種族 人族 17歳
Lv1
体力 320
魔力 800
攻撃力 100
防御力 450
俊敏 200
【スキル】風魔法Lv9 火魔法Lv6 水魔法Lv6 氷魔法Lv6 光魔法Lv6 弓術Lv6
【ユニークスキル】天翼Lv6 月魔法Lv9 魔力操作Lv-
【称号】《神が認めし三大天使》
《月光の魔女》
《太陽神の加護》
『お、おい。神様にまで三大天使っていうのを認めてもらってるとか……』
『流石、としか言い様がないわね……』
そう、なんと称号にまで天使とかかれていた。確かに可愛いから三大天使と皆が言っていたが……これは恐らく、神様の悪戯に違いない。これはあの邪神のせいだな……
見てみると、委員長は赤面し、穂乃香と風月さんは目を見開いている。なんというか、その、頑張れ、委員長!!
「苦労人?なんで委員長にそんな称号がついてるの?」
「「「「ほとんどお前のせいだ!!」」」」
「えっ?な、なんで皆して穂乃香をせめるの?」
コ、コイツ全然分かってねぇ!あぁ、委員長の頬がヒクつかせ、今にも穂乃香に殴りかかりそうになってやがる!!
「風月さん!委員長を!」
「……ん、了解」
風月さんはコクリと小さく頷くと、委員長の首根っこを掴んで、はーい貴方はコッチねーと言わんばかりの強制力で引きずっていった。
途中で「ヤメロォォ!!ハナセェェ!!」等と叫んでいたのは聞かなかったことにした。聞いていないと言ったら、聞いてないのだ。
『次の人、来てください』
呆れた様子が分かる表情をした侍女さんの声でまたステータスの確認を再開した。
「……な、んじゃこりゃああああぁぁぁぁぁぁぁ!!??」
「剛鬼、うるさいぞ。少しは黙れねぇのか?」
「これがっ!黙ってっ!いられるかぁっ!!」
《狼城 剛鬼》
種族 人族 17歳
Lv1
体力 670
魔力 420
攻撃力 720
防御力 610
俊敏 360
【スキル】地魔法Lv7 火魔法Lv3 斧術Lv8 料理Lv10 身体能力強化Lv7 限界突破Lv-
【ユニークスキル】破壊魔法Lv2 剛力Lv6
【称号】《料理帝》
《オカン》
《不良っぽいけど不良ではない者》
《太陽神の加護》
《料理神の加護》
【神託】~料理神より~
ヤッホー!!ダクザだよー!私が作る料理に近いほど旨い物を作る剛鬼くんへプレゼントォ!!
まず、称号の【料理帝】!!これは勇者にも劣らない力が手に入るZE!!
次に私の加護をあーげる!これさえあれば、食べ物がない!という困った事も起こらない!
さらに!極めつけはこの【破壊魔法】!!私の力の一部に似た能力を君にあげるよ!まだLv2しかないけど、レベルを上げればチョー強くなるから頑張ってね~
これからもおいしい物を作って私のお腹を満た……じゃなくて、私を楽しませてね!それじゃバイバーイ!!
「そういえば、作った料理が少ないと思っていたら、お前のせいかぁぁぁぁ!!!!いつも料理が足りなくてコッチは大変だったんだぞ!?ふざけんなよぉぉぉ!!!!」
「はい、ダーリン落ち着いて~ドウドウ……」
荒ぶってる剛鬼を薙林さんが治めていた。なにかツッコミどころがおかしいと思うのは俺だけか?
………あれ?なんか、女子達が凹んでる?
『なんで不良っぽいのに料理スキルがあんなに高いのよ……』
『私…料理上手くないのに……男に負けるって……』
『大丈夫よ!実際に食べてみなきゃ分からないわ!まだ希望はあるはず!!』
『ゴクリ……おいしいのかな?狼城君の料理』
『確かに……食べてみたいね』
『『『『ハァ……』』』』
おうおう、黄昏ていますなぁ。しかし、逆に男子は、
『あのやろう、女子に沢山注目されやがってっ!!』
『しかも彼女持ちっ!!』
『…………お前らぁ、処刑の時間じゃおらぁ!!標的は狼城!!息の根を止めてやれぇ!!』
『オオオオオオォォ!!』
あちらはあちらですごいことになってるな……
「ハァハァ……ん?おい、お前らどうした………って危ねぇ!!なにしやがる!!」
『うるせぇ!!断罪の時間じゃボケェ!!』
『おとなしく殺られやがれ!!』
『ま、まて俺はなにも…グオオオォォォ!!』
剛鬼よ…骨は拾ってやる………
『………次の人』
侍女さんも面倒くさくなったのか、後ろで騒いでる人を完璧スルーして次の人を呼んだ、っていつの間にかもう最後じゃないか。
「次アッキーの番だよ!雫ちゃん、委員長!」
「……うん」
「ええ、そうね。これでやっと全員ステータスを測ったことになるのね。……なにかすっごく疲れたわ」
「大丈夫?委員長」
(主に貴方のせいで私は疲れるのだけれどね)
「ハァ……」
「……ファイト、委員長」
「ありがとう、雫」
あそこのやり取りを見て、委員長はやはり苦労人なのだなぁと、感じた。
「それでは水晶に触れて下さい』
侍女さんに言われ、俺は水晶に触れた。そして水晶から画面が出て、この場にいる全員がそのステータスを見ると、全員の目が点になっていた。
《十六夜 暁久》
種族 人族 17歳
Lv1
体力 50
魔力 50
攻撃力 50
防御力 50
俊敏 50
【スキル】刀術Lv5
【ユニークスキル】気配魔法Lv-
【称号】《太陽神の加護》
『『『「「「「…………」」」」』』』
「……プッ、プクク、クク、アッハハハハハハハ!!!」
『ハハハハおい、アイツステータスが低すぎるぞ!!』
『やだ~弱~いww』
まず、一番に笑ったのが天樹。次に天樹の取り巻き達が笑いだした。三大天使の三人は顔を歪ませて天樹達を睨みながらも、俺の方を心配する目で見ていた。クラスメイトも同じような、同情や心配、哀れんだりしているようだった。
いや~皆に悪いんだけどさ、これ偽のステータスなのよね。本物はこっち。
《十六夜 暁久》
種族 人族 17歳
Lv1
体力 error
魔力 error
攻撃力 error
防御力 error
俊敏 error
【スキル】全武術Lv∞
【ユニークスキル】気配魔法Lv- ステータス視覚一定低下Lv-
【称号】《unknown》
《神外》
《新たな流派を創りし者》
《気配神》
《創造神の加護》
《太陽神の加護》
《邪神の加護》
《新たな神》
さっき、チラッとだけステータスを確認したときは、人に絶対に見せないように気を付けることを決意するほど高いステータスだった。
なにか新しい称号が増えているが、まぁそこはおそらく、異世界に転移したときに増えたのだろう。そのときしか、体に違和感がなかったからな。
にしても、さっきから霧夜と剛鬼がこっちを見て目を細めてる。ヤバい、気付いたか?もしバレたようなら、口止めしておかなきゃダメだな。
王様はなにか考え事をしているようだし、貴族は蔑んだ目を向けている。一部は違うようだが。騎士団長は、あぁ、いかにも弱いやつを鍛えてやりたいというのが分かる。
『陛下!!この者を王宮から追い出して下さい!!』
『こんな一般人より少し高い程度の勇者などおりません。騎士にも負けるステータスですのに、役に立つとでも?こんな者に税金を使う方がおかしいです』
『その通りだ!!衛兵よ、追い出してしまえ!!』
おおう、貴族達がすごいww 見ろよ、クラスメイトや穂乃香達に睨まれてるぜ。気付いてる?あんたら。
「確かに……もし、魔王を倒すときにいても足手まといだし、王宮にいても迷惑になる………なら、十六夜は王宮から出ていった方がいい。僕達は君を守りながら戦うのはできないんだ。君は足手まといとして、皆に迷惑をかけるのは申し訳ないだろう?」
等とほざく天樹。穂乃香達に睨まれてますよー。クラスメイトは天樹が言ってるからなのか、なにも言えない様子。
すると、王様が立ち上がって天樹を睨みながらも貴族に向けて叫んだ。
「この愚か者が!!!!!」
『『『ッ!……………』』』
「何故、勇者を呼び出したのか分からぬのか?お前達は!!この国を救ってもらうためだろう!!なのに、一緒に呼び出し、さらに弱いから追い出せだと?ふざけるでないわ!!!!貴族よ。貴様らはなんのためにいる?」
『『『……………』』』
「民を守るためにいるのであろう?国という流れを続けていくためにいるのであろう?
さらに!違う人種、違う国、違う世界、ありとあらゆる全ての人の日常を変えることなど、我々に許されることではない!!
まして我々の都合で呼び出され、その日常を変えさせた上に、その責任を放棄する等、それでも貴様らは誇り高き貴族であるか!!!!!」
『『『は、ハハッ!!も、申し訳ございません!!陛下!!』』』
「しかるべき罰は後日、しっかりと下す!それまでは待機しておけ!!」
『『『ハハッ!!』』』
王様のおかげで俺は王宮に居れるらしいな。感謝感謝!……しかし、この王様は良い王様だな。人徳がありそうだ。小説によくある、愚王に召喚されなくてよかった。
今言った王様の言葉を聞き、天樹達は苦虫を潰した顔をして俯いた。クラスメイトや穂乃香達は明らかに安堵したような顔をしている。
「ではこれにて謁見は終了とする。ヴィネティア、義息子殿、イザヨイ殿とロウジョウ殿以外の者は退出するように。
勇者殿達は一人ずつ部屋を用意してある。そして一人一人に侍女を付ける。分からないことがあれば、全て侍女に聞いてほしい。質問は?
………それでは解散!侍女達は勇者殿達を部屋へ案内せよ!」
『『『『承知致しました。』』』』
これで謁見が一応終わったのだった。
序章~終~




