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プロローグ

初めて書く小説なので間違えたりしますが、どうか暖かい眼差しで見てやってください。

 「おお、成功だ!」 

  

 「姫様たちが勇者召喚に成功したぞ!!!」


 「急ぎ、国王陛下にご報告せよ!!」


 俺の名前は十六夜 暁久。黒い髪を後ろで纏め、眼鏡をかけている、どこにでもいる高校二年生………ではないと思う。


 俺は武術が好きだ。だから6歳の頃から世界中の武術のいいところだけを集めて、15歳のとき自分だけの武術の流派を創った。創ったことは親だけでなく、幼なじみや友達にも隠している。

 ……………言ったところで恥ずかしいと思ったからである。


 俺はアニメや小説が好きだ。立ち寄った本屋で面白そうな本を買い、見てみるとハマった。休日の3分の1はアニメや小説を見ているぐらいハマった。


 そのオタクで武術馬鹿な俺は今、二人のお姫様と変なオッサンたちの前にいる。さて、ここでコイツは何を言っている?と、思う人は必ずいるだろう。(いるよな?)

 これを説明するにはそれは長い話になる。






数時間前~ 


 「はぁ……学校休みてぇ…」


 俺は教室のドアの前でため息をつきながらそういった。別に学校が嫌というわけではない。友人だっているし、どちらかというと楽しい方だ。ではなぜか?開ければわかる。


 『ガラッ』←ドアを開ける音。


 「おっはよ~アッキー」


 まず目の前に赤茶色の髪をポニーテールにした美少女がいる。この少女は白野 穂乃香。昔からの幼なじみで小中ともに同じ学校だ。そして、それは高校生になった今もである。頭が悪く、なんでも行動が先なので、【アホ天使】と呼ばれている。


 「……おはよう、十六夜くん」


 次に目に入ってくるのは、黒い髪をおかっぱにした、高二か?と疑われるほど小さい美少女。風月 雫という幼女(少女)で、彼女はいつも本を読んでいるため、みんなから【本読み天使】と呼ばれている。


 「お、おう。おはよう」


 『『『『『ギロリ(男)』』』』』


 『チッ……血祭りにしてやる……』


 恐いわ!!と思うがまあ確かにわかる。こんな美少女が二人も親しげだったら俺だってぶち殺したくなるしな。だかな。よーく考えてほしい。美少女とは一緒にいられるが、いつも男たちに睨まれるんだぞ?だから行きたくなかったんだ!!しかも――――


 「おはよう、十六夜君。今すぐにでも帰りたいと顔に出ているわよ」


 さらにもう一人いるのである。彼女の名前は黒麒 聖華。学級委員長であり、美少女である。もちろん彼女にもみんなから呼ばれている二つ名があり、【冷静天使】と呼ばれ、慕われている。


 「おはよう委員長」


 『俺、ちょっと家までバット取りに行ってくるわ」


 『だれか鈍器をもっているやつはいるか!!』


 「はぁ…」

 

 「あなたも大変ね…」


 「だったら話しかけないでくれ……」


 「ごめんなさい、それは無理だわ」


 「ああ、穂乃香か」


 「いえ、それもあるのだけれど……」


 彼女も彼女で穂乃香のアホ行動のせいで頭を悩ませている、苦労人である。確かこの前は、猫に襲われてた雛を助けるために石を何個も投げてそのすべてがガラスにあたり、15~20枚割ってたな………しかし、なんでこいつらは俺のところにいつも来るんだ?


 『ガラッ』


 すると、ドアを開けて入ってきたのは、黒い髪の毛をオールバックにした、いかにも不良という男だ。


 「おはよう。……お前またか、暁久」


 「おはよう。うるせぇわ。この不良オカンが」


 「……お前なぁ、それは言うんじゃねえ」


 こいつは親友の狼城 剛鬼。俺と同じオタクだ。ケンカを売ってきたのでぶっ倒したら気に入られたらしく、友達になった。

 そのときアニメを進めたところ、ドはまりしたらしくそれからはオタク仲間である。以外にもかなりモテて料理などオカンスキルはとてもみがいているため、彼女がいる。(同じクラスである。)

 あれ~?なんかイライラしてきたぞ~?


 「リア充が……死ね」


 「おい、いきなり恐いこと言うな!ってお前もそうだろう?」


 「……?なんで俺なんだ?」


 「「「はぁ……」」」


 なんか3人の少女達がため息をついている。こいつらどうしたんだ?


 「だいたい俺がハーレムしてるって言ったらこいつらが迷惑だろうが。そりゃあこいつらと付き合ってるって言われるのは嬉しいけどよ」


 「なあ」


 「ん?どうした?」


 「いや、なんでもない。(なんでコイツわからないんだ?)」


 「やあ、みんなおはよう」


 俺の席にやって来たのは、隠れオタク(自称)でイケメンのオタク仲間、中崎 霧夜。女子の好きなクラス男子で2位らしい。(俺は12位)


 「おっはよ~キーリ」


 「……おはよう中崎くん」


 「おはよう、中崎君」


 「おう、霧夜」

 

 「おはよう。今日はだいぶ遅かったな」


 俺達がそう言うと、


 「ああ、芸能界の〇〇〇〇〇って事務所がしつこくスカウトしてきてさ~。撒いてたら遅くなった」


 「またかよお前」


 「ああ、まったく芸能界に入ったりなんてしたら、趣味アニメの時間がなくなってしまうよ」


 この野郎。アニメが見たいがために断るってあるのか?まあ、俺が万が一スカウトなんてされたら興味ないから断るが。

 するとどこからかイラつく声がしてきた。


 「おやおや~?オタクどもじゃあないか~?お気楽なことだな~いつもいつも娯楽に走ることができるオタク達は」


 このクズやろうは天樹 勇士。性格が悪いがクラスのほとんどに猫を被っているため女子の好きな男子1位だという。

 そのためみんなから【王子様】と言われているが、一部の男子と女子からは【クソ王子】と呼ばれている。

 悪い意味でもコイツがクラスの中心にいる。


 「天樹君、その言い方はないんじゃない?」


 「おやおやこれはこれは黒麒さん。あなた方【三大天使】の皆さんもそんなやつらほおっておいて一緒に話しませんか?」


 ちなみに【三大天使】というのは穂乃香、委員長、風月さんの三人をまとめた言い方だ。穂乃香はカッコいいと言っていたが、委員長は赤面して恥ずかしがっていた。


 「嫌だ」


 「……嫌」


 「嫌よ」


 はい、全員嫌の一点張り。ザマァみろ、プククク。そう思っているとこっち、特に俺を睨んで自分の席に戻っていった。


 「「「はぁ…」」」


 「大丈夫か?お前ら」


 言っては見たものの、大丈夫そうではなかった。


 「にしても遅いな、先生」


 「ああ、いつもならこの時間に来るのにな」




 すると突然、教室の床に魔方陣らしきものが光輝いた。


 『なんだこれ!?』


 『だれか先生を呼んできて!!』


 『おい、ドアが開かないぞ!!!』


 あちこちでクラスメイトが叫んでいる。これはまさか………


 「暁久」


 「ああ、魔方陣?だよな」


 「ってことは?」


 若干ワクワクしたような声で霧夜は言った。多分これをみてワクワクしないオタクはいないだろう。


 『ガコンッ』


 音がすると教室の床に大きな穴が空いた。


 「落ちるってパターンは聞いてないぞオオオオオオオオ!!!」


 「うおおおおお!!!」


 「うわああああああ!!!」


 「うわあーーーーーーーーぃ!!」


 「………ッ!!!」 


 「キャアアアアアア!!!!」


 ってだれか楽しんでなかったか!?そう思ったのを最後に俺の意識は暗転した。

 


 


 


 

 

 

次回は神が登場

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