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第9話「優柔不断?」

【優柔不断?】


ピピピピッ!!


散々な誕生日がすぎ、目覚ましで俺は起きた。


「はぁ~、学校行きたくねぇな・・・・」


俺は、昨日のこともあり少し学校に行きにくいのが本音だ。

でも、俺の学力じゃぁ、授業受けないと絶対にやばい。

なんか、悲しくなってくる。


「おーい、白川。朝飯食いに行くぞ。」

「おぅ、工藤。ちょっと待ってて」

「早くしろよぉー」

「わかってるって」


ドアの外から工藤の声が聞こえ

俺は慌てて起きた。


工藤悠河くどうゆうが

俺と同じ寮生だ。

高校に入って、部屋が隣ということもあり

すぐに仲良くなった。

工藤は妖艶という言葉がすごく似合う大人な感じだ。

だから、かなりモテる。

学年一色気がある男として有名だ。


俺は、工藤を待たせるわけにもいかず

急いで部屋から出た。


「お待たせ」

「おぅ、白川」

「工藤、今日の朝食のメニューはなに?」

「確か、和食だったぞ」


やった、和食だ!

俺は朝は和食派だ。

だから、朝食が和食だとテンションが上がる。


「それより、昨日なんかただならぬ空気を感じたけどなんかあったのか?」


うっ、やばい。

いくら防音でも、結香の長時間の説教はただならぬ空気だ。

それが隣の部屋まで伝わっていたとは・・・・


「いやぁ、それが ―― 」


俺は昨日あったことを工藤に話した。


「ハハッ、そりゃ災難だったな」

「ほんとだよ・・・・」

「まぁ、そんだけ愛されてるって事だろ」

「お前、おもしろがってないか?」

「バレた?俺はお前みたいに優柔不断じゃないからな」


俺が優柔不断だって?

そんなことないだろ。

だって、断るときはキッパリ断るし・・・・・断るか?

やっぱり優柔不断かも。

悲しい。


「優柔不断ねぇ~、確かに白川君はそうかもね」

「小澤っ!!」

「紗織、おはよ」

「悠河と白川君おはよ」

「お、おはよ」


びっくりしたぁー

小澤っていきなり現れるから驚くんだよね。


小澤紗織おざわさおり

工藤の彼女だ。

工藤と同じで妖艶という言葉が合う。

男子の中には熱狂的なファンもいる(丈翔がその一人だ)

女子の中では、憧れとして人気がある。

ちなみに小澤も寮生だ。


「俺ってやっぱ優柔不断なのか?」

「「うん」」


即答ぉぉぉ!!

二人一緒に即答されたら流石の俺でもショックですよ。

俺、立ち直れないかも・・・・


「ライダーキィィィックッ!!」

「グハッ!!」


誰だ、いきなり俺の背中を蹴った奴は。

・・・・大体予想はつくけど


「丈翔、人の背中をいきなり蹴るたぁ、良い度胸じゃねぇか」

「あっ、りゅうちゃん。ちょ、ちょっと落ち着こうよ」

「落ち着く?お前が蹴らなかったら落ち着いてたかもな」

「ちょっとしたおふざけじゃん。ゆ、許してください」

「んじゃ、俺に二回ボコボコにさせて、朝食を一週間分奢ってくれたら許すよ」


((鬼だ・・・・))


工藤と小澤は、思った。


「一回殴って、三日分奢るっていうのはダメ?」


丈翔はこの期におよんで悪あがきをする。


「倍にする?」

「いや、いいッス・・・・」

「んじゃ、遠慮無くフルボッコにさせてもらうよ」

「か、顔は勘弁してください。これでも美形キャラですから・・・・」

「問答無用っ!!!」

「ンギャァァァァァ!!!」


丈翔の叫び声が廊下に響いた。


モテるキャラばっかなので

次回には思い切ってモテないキャラを

登場させたいです!!

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