第4話「やっと昼食」
またまたお昼の話です
一日が長いっ!!!
【やっと昼食】
「りゅうちゃーん」
「おぅ、お前ら。やっと来たか」
「はい、これ。りゅうの弁当」
「サンキュ、幸平」
「でも、やっぱ流一ってモテるよな」
「学年で一番モテる誠には言われたくない」
「やっぱ、俺ってモテるか?」
「「調子に乗るなっ!!」」
「っ!!なんだよお前ら。ビックリするじゃねぇか」
「まったく、誠は調子に乗ってて、りゅうはモテてる自覚無しか・・・・・」
「なんだよ、その哀れみの目は」
「そうだ、流一はともかくなんで俺までそんな目でみられなきゃいけないんだよ」
「「お前が一番ダメなんだよっ!!!」」
「みんなして酷いッ!!」
「・・・・うるさい」
「あっ、悪い木下」
「いゃ、いい・・・・」
「そっか」
「それより、その、木下って呼ぶのやめてくれないか?」
「ん、いいけど・・・・」
「木下って苗字あんま好きじゃないんだ・・・・」
「んじゃ、これから美咲って呼ぶよ」
「うん」
「あぁー、りゅうちゃんだけずるい。だったら俺はみさちゃんって呼ぶもん」
「「みさちゃん!!??」」
丈翔のネーミングセンスはいろんな意味ですごい。
まこにゃんを聞いたときもみんなぶっとんだ。
「い、いいけど・・・・」
「んじゃ、俺は美咲ちゃんって呼ぶよ」
「うん」
「俺も幸平と一緒。美咲ちゃんって呼ぶから」
「うん」
「んじゃ、俺のことも名前で呼んでよ」
「あぁ、りゅ、流一・・・・」
可愛いっ!!
やばい、可愛すぎる。
※彼女つくれよ・・・・ by作者
つくれたらつくってるってっ!!
「りゅうちゃんだけずるい。俺のことも名前で呼んで」
「「丈翔はいいだろ」」
「みんな酷ッ!!」
「た、丈翔君・・・・」
あっ、呼ぶんだ。
「ッ!!!やったぁぁぁ!!」
丈翔は名前を呼ばれたことにどんだけ喜ぶんだよ。
だけど、美咲ってやっぱ可愛い・・・・
「「じゃぁ、俺たちも名前で呼んで!!」」
お前ら必死すぎるだろ・・・・
※お前も必死だろ? by作者
人が気にしてることをズバズバと言うなっ!
「うん、わかった」
「「やったぁぁぁ!!」」
お前らバカみたいにはしゃぎすぎ。
はぁ~疲れた・・・・
こいつらといるとすっげぇ疲れる。
俺はお茶を飲もうと袋の中を見るとそこにはお茶はなかった。
「やばい・・・・」
「どうしたの流一?」
「お茶買い忘れた」
俺は高校に入り寮生活を始めた。
だから俺は弁当を作らない。
作りたい奴は寮の中にある共同の台所で作るけど俺には無理だ。
だから毎日の弁当は近くのコンビニで買って来る。
「ちょっと、買ってくる」
「大丈夫?」
「なにが?」
「今行ったらまた追いかけられるよ」
「ッ!!美咲。お前天才だな!!」
「エッ!!」
俺の言葉にビックリして頬を赤くした。
やっぱ可愛いな。
※こんなことで天才って言われたら誰でも恥ずかしいよ by作者
う、うるさいっ!!
「あっ、流一先輩だぁぁぁ!!」
「うっ、夏海だ。やばいっ!!」
「せんぱーい!!」
「おぉ、我が妹よ。そこまでして俺に会いにきたっ・・・・・」
「グフゥッ・・・・」
夏海に抱きつかれた俺は一瞬息が止まった。
このちょっと?かなり?危ないのは
松長夏美だ。
バカな丈翔の妹だ。
丈翔と遊ぶときはいっつも夏海がついてくる。
結香の親友で、同じ歳だ。
「先輩、浮気はダメですよ」
「誰がいつ浮気した!それに俺はまだ付き合ってないから浮気じゃない!」
「そんなっ!!私という彼女がいながら・・・・」
「誰がお前の彼女になるかっ!!」
と、いいながらも夏海は結構モテるらしい。(丈翔情報だから本当かどうかはわからない)
※なにげに流一って酷いよね by作者
そこっ!ゴチャゴチャ五月蠅いっ!
「な、夏海。俺という兄がいながら何故りゅうちゃんのような奴の処へ行ってしまうのだ」
「そんなの丈翔兄ちゃんよりも流一先輩の方が好きだからじゃん」
「ピシッ!・・・・」
丈翔のガラスのハートが音をたてて崩れた。
((丈翔ドンマイ・・・・))
みんながそう思うのであった。
「夏海そろそろ離れろ。息が苦しい・・・・」
「あっ、ごめん。私の大事なダーリンが苦しがってる」
「誰がダーリンだって?」
「そうだ、俺はこいつをダーリンにした覚えはない」
「丈翔兄ちゃんは黙って」
「酷ッ!!」
いや、今のは丈翔が正しかった。
「てか、そんなことよりもお茶買いにいかなきゃならねぇんだった」
「「そういえば・・・・」」
みんな忘れてたんだ。
酷いな。
「でも、今行くのはなぁ~」
「りょうは、行けないとして他にお茶買いに行っていい人?」
「あっ、俺も無理。流一と同じ事になる」
「う~ん、誠も無理か・・・・」
「お茶だったら私のをあげるわよ?」
「誰が夏海のお茶なんか飲むか」
「なんで?」
「飲んだら変なこと言われそうだから」
「ッ!・・・・・」
((図星か・・・・))
みんなは思った。
「じゃぁ、私のあげるよ」
「いいのか美咲?」
「うん、まだ口付けてないしいいよ」
口付けてないのか・・・・
ちょっと残念だ。
※変態っ!! by作者
五月蠅い作者っ!!
なんか作者、どんどん我を主張し始めたな・・・・
「流一先輩、今残念とか思いませんでした?」
「お、思うわけねーだろ」
エスパーかこいつはッ!!
「思ったんだ・・・・。夏海はショックです」
「だから、思ってねーって言ってるだろ」
なんで夏海は人の考えたことがわかるんだよ。
それから俺は美咲にお茶をもらい一日を過ごした。
はぁ~
やっぱお茶代は返さないと行けないよな。
でも、今の俺にはそのお金すら無かった。
いつもなら持っているのだが、今日に限って財布を忘れてしまうという
大参事だ。
美咲は部活やってないだろうし、学校にまだ残っているっていうことは、
ないだろぅ。
かといって俺は美咲の家を知っているわけでもない。
どうすればいいんだこのピンチッ!!
すると向こうから聞いたことのある話し声がした。
お昼のネタ終了っ!!