第29話「不思議な奴」
【不思議な奴】
やばいっ!!
寝坊したっ!!
このままじゃ遅刻する
どうする?
「♪タララタッタラ~♪どこ○もドア~」なんて
言って青いねこかたぬきかわからないけど
一応ねこのロボットが出てきてくれたらなぁ~
「白川ー、いるかー?」
ん?この声は工藤じゃん
「いるよー」
「そうか、じゃぁ、一緒に行こうぜ」
「うん」
工藤も寝坊したのかなぁ?
まぁ、速く着替えないといけないな
俺は急いで着替えて鞄に必要な物を入れ
飲むヨーグルトを飲んで最後に歯磨きをして
部屋から出た
※飲むヨーグルト美味いよね by作者
知らねぇよっ!!
だいたい、いきなり出てきて
お前の好きな飲み物とかどうでもいいよ!!
※いちいちツッコンでないでサッサと学校に行けよ by作者
なっ!!!
い、言い返せない・・・・
「白川、走るぞ」
「了解!」
時間的に歩いてる余裕は無い
実際、校門はもう閉まっている
俺達はHRに間に合うように
急いで走った
担任がしげちゃんでよかったぁ~
しげちゃんは時間にルーズだから
いつも少し遅れてHRが始まる
ガラガラッ
「「セーフ」」
俺と工藤は間に・・・・
「アウトだ」
合わなかったようだ・・・・
しげちゃんがもう来ているなんて
いつもならこの時間はまだ来ていないのに
なんで、今日は時間をちゃんと守ってるんだよ・・・・
今日の俺はついていないようだ
俺の今日の最悪な一日のスタートであった
― 昼休み ―
「「「白川くーん、一緒にお昼食べよー!!」」」
「嫌だー!!!」
ドタドタドタ・・・・・・・
俺はいつものように
女子たちから逃げ回っていた
追いかけてくる女子の中には結構可愛い人もいる
だったら、逃げなくてもいいって?
中には全然イケてない女子もいるんだよ
デブとかブスとか・・・・
だから俺はこうして女子達から逃げているわけだ
「あら、りゅう。どうしたの?」
「ん、あぁ、美希。ちょうど良かった」
「なに?」
「俺の弁当を屋上まで持っていってくれない?」
「いいけど、私も屋上に行くし」
「んじゃ、ヨロシク」
「うん」
弁当を美希に届けてもらうことにして
俺は屋上までいっきに走った
「よっ!流一」
「ん?み、美咲!!」
なんで美咲がここにいるんだ?
まぁ、弁当食べに来たならあたりまえだけど
今日、学校にいたかな?
う~ん、不思議な奴だ・・・・
飲むヨーグルトって美味しいよね
おらは大好きだゾッ!!
カルピスも好きだな・・・・