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第25話「騒がしい夜から落ち着いた朝食まで・・・」

【騒がしい夜から落ち着いた朝食まで・・・】


あれから美琴が夜中に忍び込んできた

俺はこんなこともあるだろうとあらかじめ

美琴対策を練っていた

そんなこんなで美琴を捕まえたわけだが・・・・


「流一、キスして ♡ 」

「ヤダッ!!」


ずっとこんなやり取りをしている

正直、早く寝たいです


「じゃぁ、ヤラせて?」

「なんでだよっ!!」


キスがダメなのにできると思ってるのは

ある意味すごいと思う


「いいじゃん」

「まだ言ってるのかよっ!!」


早く帰ってくれ

頼むから俺に睡眠時間をください


俺がチビなのって半分くらい美琴のせいじゃないのか

と思うぐらい俺は疲れていた


「流一のケチっ!!」

「なんで俺がケチになるんだよっ!?」

「だってキスの一つや二ついいじゃんっ!!」

「絶対にヤダッ!!」


なにを考えてるんだ

俺のファーストキスを美琴なんかに

奪われてたまるか!!


「ってか、美琴は帰れっ!!」

「なんで?」


こいつ、マジで不思議に思ってるよ・・・・


「俺は寝るんだ!」

「んじゃ、一緒に寝ようよ!」

「無理っ!!」


美琴と一緒に寝るなんて

危なくて一睡もできないよっ!!


「しかたない今日は帰るよ・・・・」


よかったぁ~

これで美琴が帰ってくれる

美琴から鍵を回収して俺はぐっすり眠るとするか


「美琴、鍵」

「えっ?」

「鍵!」


ったく、鍵返さないつもりか?


「速く鍵わたせよ」

「わ、私の?」

「俺のだっ!!」


なにを考えてるんだ?

美琴の頭の中の構造が本気で気になってしまう


「うぅぅ、・・・・・はい」

「よしっ!んじゃ、帰れ」


美琴は名残惜しそうに俺に鍵を返し部屋を出て行った


「フゥ~、これで寝られる・・・・」


俺は寝ようとベットに横になった




――翌朝――




「白川、朝だぞっ!!」

「ん?朝?」


俺は寝ぼけながら起きた


今日は目覚ましがならなかったようだ

ってか、昨日なんだかんだ言って美琴が長い間いたから

全然寝れてないんだけど・・・・


「りゅう、時間無くなるぞっ!!」

「へぇ~い」


今日は誠も一緒なのか


「お兄ちゃん、速くっ!!」


何故に結香もいるんだ?

ここ二年の階だろ



「お待たせ」

「おぅ、白川」

「りゅう、おはよ」

「おはよ、なんで誠もいるんだ?」


俺はジャージの上を着ながら

誠に聞いた


だって、時間無かったんだもん!


※ちょっと間違えば捕まりますよ by作者


だから、捕まらないようにTシャツ着てるんじゃんっ!!

俺を犯罪者にしようとしても無駄だからな<(`^´)>


「いやぁ~、たまには一緒に朝食食べようと思ってね」

「フ~ン・・・・・」

「えっ、反応鈍くない?」


いや、そう言われても困るから

「反応鈍くてスンマセン」って言うのも変だろ?


※変です by作者


だろっ?

だからあんな反応でもしかたないじゃん


「んじゃ、食堂に行きますか」

「ちょっとお兄ちゃん、私を無視しようとしてもダメだからね」


はぁ~

やっぱりダメですか・・・・


はっきり言って朝からこいつらのテンションに合わせるの

キツイんだよね


だから工藤と一緒に朝食食べてるのに

このごろ丈翔とか来て疲れてんだよ


やっぱり工藤と一緒が一番テンションの高さがちょうどいいんだよ


「俺は工藤と一緒に食堂に行くから誠は結香と一緒に行けよ」

「えぇっ!なんで私が変態なんかと一緒に行かないといけないの?」


誠を変態呼ばわりしてたら誠ファンの女子から酷い目に会うのに・・・・


「誠はそれで良いだろ?」

「もちっ!!ヽ(^o^)丿」


こんなにテンション高い誠と一緒に食べるの辛いだろうけど

俺は工藤と食べるってもう決めたからな


※酷い兄貴だな・・・・ by作者


うるさいっ!!

お前だって俺と同じ状況だったら

現実逃避しちゃうだろ!?


まぁ、誠がこんだけ喜んでるから

結香には可哀想だが誠と一緒に食べてもらおう


「結香、誠と一緒に食べたら俺のいらなくなった筆箱あげるから二人で食べろ」

「えっ!いいの?」

「うん」

「じゃぁ、行くっ!!」


よしっ!!

俺は壊れた筆箱と結香達を追い払った


「じゃぁ、結香ちゃん食堂に行こう」

「うん!」


おぉ、元気な返事だなぁー


二人はバカップルみたいな勢いで

食堂に行った


「うまく追い払った感じだな」

「まぁ、こうでもしないと結香は誠と一緒に食べないからね」


俺たちは何気ない話をして食堂まで行った





今日は久しぶりに落ち着いた朝食を食べた





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