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第24話「不幸な奴」

【不幸な奴】


今は俺の部屋で正座をさせられている

もちろん目の前には美琴と美波先輩がソファーに座っている


「あ、あの二人ともなんで俺のお菓子食べてるの?」


二人は俺のお菓子を容赦なく食べていた

女子ってどんだけお菓子が好きなんだよって思うぐらいすごい勢いで

お菓子を食べながら俺のことを睨む


すっごく怖いです・・・・・


「流一のものは私のものだ」


どこのガキ大将だよっ!!


「そうよ、お菓子でも食べてないとやってけないよ」


いや、自分のお菓子食べてよ・・・・


「流一君が浮気するなんて思わなかったのにっ!!」


えぇっ!!

俺浮気してないし、付き合ってないし

それって、美波先輩の妄想じゃないのっ!!?」


「ちょ、私と流一はそんな関係じゃ・・・・」

「そうだっ!俺は誰とも付き合っちゃいないんですよっ!!」

「そんな、私という女がいながら」


先輩まで夏海みたいなこと言わないでくださいよっ!

ってか、俺のまわりにはこんな奴しかいないのかよっ!?


※こんな奴らしかいないんです by作者


俺はなんて不幸なんだぁぁぁぁぁぁ!!

もうちょっと幸平みたいなキャラ増やせよ


バンッ!


俺の部屋のドアが勢いよく開き丈翔が中に入って来た


いきなりだな、おぃっ!!

ってか丈翔の存在忘れてたな・・・・


「りゅうちゃんばっかいじられて羨ましすぎるぞっ!!俺と変わってくれりゅうちゃんっ!!」


変態だぁぁぁぁぁぁぁ!!!

俺のまわりには本当にこんな奴らしかいないなんて

やっぱり不幸だぁぁぁぁぁぁぁ!!!


「丈翔、変わってあげようか?」


俺はこんな状況が嫌だから

それを望む丈翔に変わってあげるんだよ


これで俺は逃げるのだ

ハァーハッハッハッハッハァーww


※お前も十分変だよ by作者


五月蠅いやぃっ!!

俺はフツーだっ!!


「いいのっ!?」


おぃ、そんなに目を輝かせるなよ

こいつこそ本当の変態だろ


「丈翔、邪魔っ!!」

「酷ッ!!」


おぉ、美琴が一発で丈翔のガラスのハートを粉々にしたぞ

すごい、すごい!!(笑)


「丈翔君って部活じゃないの?」


美波先輩まで丈翔を排除しようと必死だ

美琴みたいにストレート言わないからまだマシだけど・・・・


「今日はりゅうちゃんをスカウトしに来たんですよ」

「はぁっ!!?」


俺はバドミントンはしないぞ


「りゅうちゃん、とりあえず今度の土曜日体育館に来てよ」

「えっ、嫌だけど・・・・」


だって、行くのめんどくさいじゃん

どうせやらないんだし

行くだけ無駄なんだよね


「来なかったらどうなるか覚悟してね」


丈翔が本気だ

今、逆らったらどうなるか考えるだけでも恐ろしい

丈翔が本気の時に逆らえば間違いなく半殺しぐらいではすまないだろぅ


意外と丈翔は恐ろしいのだ


「今度の土曜日だな?」

「うん、来る気がないならそれなりの覚悟しといてね」

「い、行きます」


丈翔が怖いッス・・・・・


「(なんか私たち空気みたいな存在になってません?)」

「(美琴ちゃんもそう思う?実は私も同じこと思ってたのよ)」

「(今回は諦めます?)」

「(そうしましょう)」


ん?二人が出ていく様子だ

よしっ!

頼むからこのまま出ていってくれ


※酷いな・・・・ by作者


二人がこのままいたら俺が酷い目に会うんだよっ!!

これは自分を守るための手段なんだっ!!


バタンッ


ホッ、二人が出ていってくれた

いやー、スッキリした~


ん?でも待てよ、美琴に鍵返してもらってないぞ

ってことは、いつでも美琴が入ってくるじゃんっ!!


そんなことは、絶対にあってはならない

なんとか阻止しないといけないのだが

今、美琴たちに会えば俺が酷い目に会うのは目にみえている




俺はやっぱり不幸だぁぁぁぁぁぁぁ!!!



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