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第22話「やってしまった失敗」

【やってしまった失敗】


今日の朝食って和食じゃないよなぁ


はぁー、俺に和食プリーズゥゥゥゥ!!


※完全に危ない人だよ・・・・ by作者


黙れっ!!

危なくないもん、ただ和食が好きなフツーの高校生だもん!


ん?あそこにいるのは丈翔じゃん

よしっ!今日もあいつに朝食を奢らせまるか


「おーい、丈翔」

「あっ、りゅうちゃん」

「今日も奢ってもらうよ」


丈翔に蹴られてから俺はずっと奢ってもらっているが

今日もそれで最後か・・・・


「それより、俺たちは補修があるから学校にいってるけどもうすぐ学校始まるよな」

「ん?丈翔、話をそらして逃げようとしても無駄だぞ?」

「バレたか・・・・」


当たり前だっ!!

何年お前と一緒にいると思ってんだ?

まったく、俺は丈翔の考えていることは

だいたい分かってしまう


なんか悲しい・・・・


「まぁ、今日は和食じゃないからいいけどさっ!!」

「なに、テンション上がってんだよ」

「だってりゅうちゃんは和食の時だけ大量に食べるじゃん」

「まぁな」


俺は和食が好きだ

朝はあまり食べない俺でも

和食の時だけは大量に朝食を食べる


「だから、財布の中がこの頃寂しくて辛かったんだよ」

「・・・・で?」

「っ!!」


俺は丈翔の言いたいことが分かった

つまり、和食があるときは奢りたくないと言っているんだろう

そんなことがわかったので俺は言われたら困る一言BEST10に入っていそうな

一言を丈翔に言った


※一言っていうか一文字だろ by作者


そ、そうだけど・・・・

今は、いいじゃんっ!!


「おぃ、丈翔」

「ん?悠河っちじゃん。それに小倉っちじゃん。二人ともおはよ」

「「おはよ」」


二人とも挨拶はちゃんとするよね

えらいっ!!


「話が長くなるようなら俺たち先に行って席取っとくよ」

「おぅ、悠河っちよろしく」

「んじゃ、待ってるよ」


って、おぃっ!!

なんで、長話する前提なの?

俺も工藤達と一緒に朝食食べに行きたいんだけど


「丈翔、俺も行くぞ?」

「ダメだよ」

「なんで?」


なんで食べにいっちゃダメなんだよっ!?

俺だって朝食食べたいんだよ


「今の二人の間に入っていけるなら行ってもいいんじゃない?」


その言葉で俺は工藤達を見た

めちゃくちゃいい雰囲気じゃん!

あの中に入っていく勇気は俺にはありません


「んじゃ、どうする?」

「今日の朝食は無しってことで・・・・」

「なにバカなこと言ってんの?殴っていい?」


俺は握りこぶしを丈翔に向けながら言った


「や、やめてください。ってかスンマセンでした・・・・」

「うーん、じゃぁ許すか」


俺は元々殴る気無かったしねww


俺はどっちかっていうとSだと思うよ

自分で言うのもあれだけど・・・


「それより、もうすぐ新学期始るな」

「そうだな」


またこの話題かよ・・・・

どんだけニ年になるのが嬉しいんだよ


俺たちは前の三年が卒業したときにニ年と

見られる

だから、卒業式の後、寮の部屋が変わる


「可愛い女子入るかな」


下心ですね・・・・・うん・・・


「ってか、今度入ってくる一年って寮生少ないって話だよ」

「そうなのか?」


この学校は結構色々なところから進学してくる生徒が多いので

寮生が結構いるのだが、今年はそうではないらしい


ってか、どっから集めてくるんだ?そんな情報


「あっ、やばいっ!!」

「どうした?丈翔」

「時間が無いっ!!」

「なっ!!補修授業に間に合うか?」


俺たちはバカなので春休みにも関わらず補修を受けている

ハハッ、悲しい・・・・


「間に合うけど、朝食食べてる時間が無いっ!!」

「チッ、しかたない。今日は、朝食抜きだっ!!」

「アイアイサァー!」


そう言って俺たちは自分の部屋に戻り着替えをしようとした






だが、俺の部屋には美琴というものがいた

タイミング悪すぎだろっ!!


「おぃっ!美琴」

「なに?」

「出てけっ!!」

「えっ?」

「早く、出ろよ。時間が無いんだよ」


頼むから美琴よ早く俺の部屋から出てくれ

そうしないと俺着替えられなくて授業に遅刻しちゃうよ


「う、うんわかった」


よしっ!

俺の焦っている雰囲気を読み取ったのか

美琴は素直に部屋から出てってくれた



俺は急いで上を脱ぎシャツのボタンを止めていた時

勢いよくドアが開き美琴が部屋に入ってきた


「おぃおぃ、美琴。なに入ってきてんだよ」

「いいんじゃん」

「どこがいいんだよっ!!」


お前はただの変態になりたいのか?

待てよ、美琴はもぅ、変態か・・・・


「だって、一緒に寝た中だよ?流一の着替えぐらい見たっていいじゃん」

「待てっ!あれはお前が勝手に入ってきただけだろーがっ!!」


まったく、読んでる人に変な誤解をうむだろうがっ!!


「とりあえず、今は外に出ろ。後で勝手に入ってもいいから今は出てくれ」

「えっ!後から部屋に入ってもいいの?」

「うん、だから今は出ろっ!!」

「わかった」


美琴を部屋から追い出し着替えを済ました

俺は机の上に散らかったノートなどを急いで鞄の中に入れ

部屋を出た


「あっ、流一。鍵ちょうだい」

「ん、あぁ、はい」


俺は急いでいたので何も考えずに美琴に部屋の鍵を渡してしまった













俺はその失敗を近いうちに後悔するはめになる・・・・・





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