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第21話「ある朝の出来事」

【ある朝の出来事】


ピピピッ


「ん~・・・・」


俺は目覚ましの音で起きた


ん?なんか体が重い気がする

風邪でもひいたかな?


「ん~・・・・」


誰の声だ?


俺はそう思い体を起こした


「流一・・・・」


な、美琴じゃねぇかっ!!

なんで美琴が俺の部屋にいるんだ?

しかも、俺の上で寝んなよ・・・


「美琴、起きろ」

「ん、やだっ・・・・・」


やだって言われても

起きてもらわないと困る


「おーい、白川。朝飯の時間だぞー」


ほら、工藤が来た


「おぅ、わかった。ちょっとまっててくれ」

「あぁ」


俺は工藤を待たせ無いように

少しばかり強引な手で美琴を起こすことにした


「美琴、起きろっ!!」


バサッ


俺は美琴を起こすため

掛け布団を引っぺがした


「寒っ!!」

「美琴、起きろ」


俺は急いでるんだ

頼むから早く起きてくれ!


「・・・・あっ、おはよ」

「おはよ、美琴」


よしっ!!

美琴が起きた


「んじゃ、俺は朝飯食べに行くから」


俺はそう言って急いで寝間着からジャージに着替えた


「いってらっしゃ~い・・・・」


美琴はまだ寝ぼけているようだったが

大丈夫だろうか?

まっ、変なことはしないだろう

俺はそう思い、部屋を出た


「お待たせ、工藤」

「おぅ、おはよ」

「おはよ」

「小沢っ!」


小沢も一緒だとは思わなかった

なんか俺KYみたい・・・・


やだなぁ~

一平と同じ目で見られるの


※久しぶりに名前が出た鈴木一平でした

 詳しいことは、第1話を読んでねっ!! by作者


どさくさに紛れてなんてこと言ってんだよっ!


「それより白川君」

「なに?」

「部屋に誰かいたの?」

「な、なんで?」


美琴のことがバレたら終わりだ

みんなから変な目で見られる・・・・


そんなのは嫌だぁぁぁぁぁっ!!!


ここは知らないふりだ!


「美琴って言ってたのが聞こえたから

 美琴が部屋にいたのかなぁ~、と思って」

「そうなのか?白川」


バ、バレてるっ!!

小沢の目は完全に事情聴取をしている

刑事の目になってるんだけど!

なんかすげぇ目合わせたくないぐらい黒いオーラが背中からでてるよっ!!


もぅ、隠すことはできそうにないな

しかたない、全部話すか・・・・


「二人とも俺の部屋の中みたらわかるよ」


俺は二人を部屋の中に入れた


「美琴じゃないっ!」


いや、小沢はもぅ、知ってただろ


「あれっ?沙織じゃない。どうしたの?工藤君も一緒じゃん」

「いや、杉山こそどうしたんだよ?」

「ん?それは流一の寝顔を見ようと侵入したんだよ」


美琴は、凄いことサラッと言ったな・・・・

ってか、もぅちょっとで不法侵入で捕まるじゃんっ!!


「それで白川君の寝顔は可愛かった?」


ちょ、小沢はなんてこと聞いてんだよっ!!

近くにアンタの彼氏がいるだろっ!?


「そぅそぅ、白川の寝顔ってどんなだった?」


って、えぇぇぇぇぇ!!

工藤までそんなノリなの?

俺の味方になってくれる人はいないの?


「もぅ、めちゃくちゃ可愛かったよ!」


美琴も答えるんじゃねぇぇぇぇ!!

なんか恥ずかしいじゃん!


「やっぱり可愛かったんだ!」


小沢もなにテンション上がってんだよっ!?

しかも、やっぱりってなんだよっ!!


「どんくらい可愛かったんだ?」


もぅ、工藤も悪ノリはしないでぇぇぇぇ!!


「襲いたくなっちゃうくらい可愛かった!!」


はい、問題発言来たぁぁぁぁぁ!!


ダメだろ本人のいる前でそんな危ない発言したら

絶対危ない人決定じゃんっ!!


「みんなニヤニヤして俺のほうを見るなぁぁぁぁぁぁ!!!」


はぁー、疲れた・・・・・



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