第19話「告白タイムの裏」
今回は丈翔目線と流一目線でいきますっ!!
【告白タイムの裏】
―丈翔目線―
俺は今みこにゃんの部屋の前にいる
へっ?みこにゃんって誰だって?
もちろん杉山美琴に決まってるじゃんっ!!
※お前の変な呼び方のせいでみんなわかんないんだよ・・・・ by作者
ちょ、なんで呆れられたの?
なんか俺、今すっげぇ惨めな気がする
「流一のことが好き」
な、なんだってぇぇぇぇぇ!!!
俺は告白現場に居合わせたのか
これはなんという幸運!
「(う~んりゅうちゃんのやつ返事なしかよ・・・)」
学校中の男共に好きな女子アンケートをしたら
必ずNo.5に入るみこにゃんからの告白に返事をしないなんて
失礼だぞっ!
ハァ~、まったくりゅうちゃんはなにをやっているんだ
※お前こそ人の部屋の前でなにやってんだよっ!! by作者
う、うるさいっ!!
そこをツッコまれると困るんだよ!
「美琴のことをどう思ってる?と聞かれたら正直わかんない」
な、なんだってぇぇぇぇぇぇっ!!
みこにゃんからの告白になんという曖昧な返事をしているんだ
許せんっ!!
みこにゃんファンクラブに入っているならばこんなこと許しておくわけにはいかないっ!!
※ファンクラブに入ってんのかよ・・・・ by作者
なんで設定のことで作者にツッコまれないといけないんだよっ!!
この設定考えたのお前だろっ!!
「――――
む、この声はりゅうちゃんの声だ
おぉ、なんかいいこと言ってんじゃん!
ほぉほぉ、女子から告白されたらこう答えればいいのか
※丈翔は告白されねぇだろ by作者
そんなことわかんないじゃんっ!!
作者の気持ちがコロッと変わったら俺にも春が来るこもしれないんだぞっ!!
「――異性として見ていなかった――
俺にはその一言がはっきりと聞こえた
衝撃の事実っ!!!
みこにゃんからあんなにアプローチされてて
異性としてみていないなんて酷すぎるっ!!
「――チャンスはいっぱいあるってことだね?」
これは、みこにゃんの声ではないかっ!!
りゅうちゃんからあんな酷いことを言われてもまだりゅうちゃんのことを想うなんて・・・・
なんて可愛いんだっ!!
※変態だぞ・・・・ by作者
フンッ!!俺はもともと変態キャラなんだよ!
そんなことよりなんかイチャイチャしてそうな空気がしてる・・・・
これはみこにゃんの危機だっ!!
どうせあんなこと言って美希ちゃんのことを好きになるんだ
こんなことがあっては絶対にいけないっ!!
ここは俺が守るっ!!!!
※盗み聞きしたことがバレるぞ・・・・ by作者
そうだったぁぁぁぁっ!!
俺は盗み聞きをしていたんだ
クッ!どうすればいい!??
―流一目線―
「んっ?」
俺は外が少し騒がしいのに気付いた
「流一どうしたの?」
「なんか外が騒がしいなぁ~と思って・・・・」
俺は嫌な予感がした
「ちょっと外見てくる」
そう言って俺は、部屋のドアを開けた
そこにはなんと丈翔がいたのだっ!!
なに?みんなはもう知ってたって?
そんなの関係ないんだよ
俺達は知らないってことなんだから
「おぃ、丈翔」
俺は突然の事態にビックリして固まっている丈翔に向かって話しかけた
「そこでなにをやってた?まさか盗み聞きなんてことはしてないだろうな?」
「えっと・・・・・」
俺は黒いオーラを背中から放ちながら丈翔に近寄った
「そこで、なにやってたんだ?(怒)」
俺はもう一回丈翔に聞いた
すると丈翔はジャンピング土下座をして「スンマセンッ!!」と謝った
「とりあえず中で事情徴収だ」
「は、はい・・・・」
俺は怯える丈翔を横目で見ながら
もう一度美琴の部屋に入った