第17話「涙」
【涙】
美琴から告白され俺はしばらくの間固まった。
だってビックリしたんだもんっ!!
※いい加減モテるって自覚しろやコラっ!!
なんで作者が怒るんだよ!?
この設定にしたのお前だろ!!
「流一?」
「ふぇ?」
いきなり美琴から声をかけられ
ビックリした俺は変な声が出てしまった。
やべぇ。
すっげぇ恥ずかしいんだけど!
なんか変な声出てめっちゃ恥ずかしい!
「・・・・ねぇ」
「な、なに?」
良かったぁ~。
美琴の奴、あんまり気にしてない感じだ。
「その・・・・ダメ、なの?」
「っ!!」
そうだ、俺は美琴に告白されたんだ。
今まで告白されたことなかったから
なんて言ったらいいか全然わかんないんだけど・・・・
「やっぱりダメなんだ・・・・」
「美琴?」
俺はいつもの美琴らしくないので
少し心配になった。
「ごめん・・・・」
なんで美琴が謝ってるんだ?
ちょ、美琴が泣き出したんだけど
どうすればいい?
「ごめん、さっき言ったことは気にしないで・・・・」
っ!!
俺は胸の奥が苦しくなるのを感じた。
(なんだ?この感じ・・・・)
幼なじみだから?
美琴が泣いてるから?
美琴のことが好きだから?
あぁぁぁぁ!!
もぅ、わかんねぇよ・・・・
気がついたら美琴は俺の腕の中で泣いていた
「落ち着いた?」
俺はなるべく優しい口調で美琴に話しかけた。
「・・・・うん」
「そっか」
俺達はしばらくそのままでいた・・・・






