表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

異変

 月曜日の朝、私はいつも通り目が覚めた。寝巻きから仕事着に素早く着替え、歯を磨こうと洗面所へ向かう途中、体の異変に気付き始める。


「……?」


 少し胃がムカムカしているような気がしたのだ。いつもなら、飯はまだか!? と腹の虫が鳴くのに、今日はそんな気配すらない。


 現時点で身体の怠さを感じなかった私はそのまま洗面所へ向かった。いつものように水を出した後、鏡に映る自分の顔色を見て、私は何度も目を瞬きする事となる。


「か、顔が白い……」


 いつも見る自分の顔色とは明らかに違っていた。土気色ではなく血色の悪い方の白。体調が悪い時になる顔色だった為、寝起きでこの顔色はかなりマズいのではないかと思った。


 だがしかし、世間は月曜日。これから仕事が始まるという時に体調が優れないだなんて、体調管理がなっていないと思われかねない。


 それに胃がムカムカする程度で他の症状はないんだし、こういう時は事務仕事で良かったと思わざるを得なかった。


「キャ●ジン飲んどきゃ治るでしょ。余裕余裕〜」


 キャ●ジンとお友達である私は軽く朝食を済ませてから錠剤を飲んだ。真面目で人に迷惑をかけたくないという気持ちが人一倍強い私は、迷わず出勤を選択したのである。


 しかし、この選択が後に〝後悔〟に変わる事を、この時の私はまだ知らない――。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ