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予感

初めまして、梵ぽんずと申します!

小説家になろうに戻って来るのは久しぶりです! 最近はカクヨム中心に更新しておりますが、こちらでも更新しようと思いました!

どうぞよろしくお願いします!

 皿の上に牡蠣が乗っている。しかも生食用。近くのスーパーに行ったら、珍しく生食用が売っていたので購入した物だ。


 ちなみに生牡蠣は二つ購入した。めちゃくちゃ高かったが、この頃の主人は連勤が続いて疲れていた為、栄養満点の〝牡蠣〟を食べてもらおうと思った。

主人がたまに飲んでいるドン・キ●ーテで購入したよく分からない牡蠣エキスの錠剤よりも、こちらの方が身体に良いと思うしね。


 生牡蠣は一瞬で主人の胃袋の中へ消えた。大根を十分程かけてすりおろし、冷たい牡蠣を洗うのに更に十分かけたが、ほんの数分で生牡蠣は残り二つになっていた。


 頑張って洗ったのに、もうあれだけしか残ってないのか――。


 私は複雑な気持ちを抱いたまま、残っていた小ぶりの牡蠣をボーッと見つめていると、フワッと頭の中に言葉が降りてくる。


 この牡蠣を食べたら大変な事になるぞ、と。


 何故、そんな言葉が頭の中に浮かんだのか分からない。分からないが、チラッと主人の顔を見ると、主人はカッチンカッチンと歯を鳴らしながら牡蠣を咀嚼している最中だった。


 噛む音をBGMのように聞きながら私は考えた。

この牡蠣に手をつけてしまったら、主人はトイレに篭りきりになって、マーライオンと考える人になってしまうかもしれない。


 結局、私が出した結論は「主人が倒れるかもしれないなら、私が倒れれば良いんだ!」という読者もびっくりな発想だった。


 牡蠣にあたるかもしれないと思ったのなら、皿の端にでも避けておいて食べなければ良かったのに、私はそんな考えには至らなかった。


 むしろ勿体無いと思って、最後の牡蠣を食べた。「最後の牡蠣が!」と悲鳴があがったが、貴方の身体を考えて食べたのだと言い聞かせ、もぐもぐと咀嚼し続けていた。


 この二日後、大変な事になるとは知らずに――。

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