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68 勝利の雄叫びだ チェインジ! サムライオーン!(「NG騎士ラムネ&40」)

 1990年に放映された「NG騎士ラムネ&40」というアニメがあります。

 小学4年生の馬場ラムネが、異世界ハラハラワールドに召喚され、邪神ゴブーリキ復活を企む魔道士ドン・ハルマゲと戦う物語です。

 前々年放映の「魔神英雄伝ワタル」同様の“小学生が異世界でディフォルメスタイルのロボットに乗って戦う”お話でした。

 5000年前、邪神ゴブーリキは勇者ラムネスによって封印されました。

 ゴブーリキ復活の危機に、ハラハラワールドのアララ王国では、2代目の勇者ラムネスを召喚します。

 守護騎士キングスカッシャーを操る能力を持つ者として召喚されたのが2代目ラムネスことラムネでした。召還後は、一貫してラムネスと呼ばれます。

 ドン・ハルマゲは、数十年にわたって暗躍しており、8体いた守護騎士も、アララ王国に封印されていたキングスカッシャー以外は行方不明になっています。

 ラムネスは、アドバイザーロボのタマQ、ココア姫、ミルク姫と共に、守護騎士を探しつつハルマゲの拠点を目指します。

 ロボットはチェスの駒に対応しており、守護騎士のキングスカッシャー、クイーンサイダロン、シルコーンとゼンザイン(ビショップ)、セイロームとアッサーム(ナイト)、ブルマンとキリマン(ルーク)の8体と、守護歩兵のポーン8兄弟がいます。守護騎士は5メートル級、ポーン8兄弟は人間サイズです。

 名前を見るとわかるとおり、メインキャラの名前は飲み物をもじっています(汁粉とぜんざいが飲み物かというと微妙ですが)。

 守護騎士達は普段はメタルコインの状態になっており、タマQにメタルコインを入れると卵として吐き出され、それを投げることで実体化します。ウルトラセブンのカプセル怪獣みたいです。

 実体化の際には、キングスカッシャーが「シュパーン!」、クイーンサイダロンが「ジョワアァァァ」、シルコーンが「モチペッターン]、ゼンザインが「アンコロリーン」、セイロームが「ティーーパックーーーーン」、アッサームが「コウチャッチャー」、ブルマンとキリマン(2体で1枚のメタルコイン)が「カンパッカーン」と、飲み物にちなんだ声を挙げます。

 人が搭乗するのはキングスカッシャー、クイーンサイダロンだけで、後は自律型です。キングスカッシャー、クイーンサイダロンも自意識は持っていますが、自律行動はしません。

 それぞれが変形ロボで、キングスカッシャーはサムライオンに、クイーンサイダロンはヤリパンサーに、ブルマンとキリマンは合体してブレンドンに、セイロームとアッサームはケンタウロス形態に、シルコーンとゼンザインは砲撃形態になれます。更に、変形したセイロームがシルコーンを、アッサームがゼンザインを牽引して戦車(チャリオット)になり、キングスカッシャーやクイーンサイダロンを乗せることもできます。

 この辺が商品展開ですね。

 キングスカッシャーはセイローム達にしか乗らなかったので、アッサームとゼンザインは発売されませんでした。




 ラムネス達は、メカオタクのココアが作ったスタン帆船ウエスタンラリアット号に乗って、ドン・ハルマゲを討つべく守護騎士探しの旅に出ます。

 守護騎士達は、ドン・ハルマゲの魔力で敵ロボ(モンスカー)に姿を変えられており、キングスカッシャーのセイントボムの光で、元の姿に戻れるのです。

 ちなみに、守護騎士でない元々のモンスカーにセイントボムの光を浴びせると、凶暴化&強力化します。

 「モンスカー」という名前は、モンスターとハズレ(スカ)を引っかけたネーミングなのです。

 こういうダジャレ的なネーミングは、メインキャラの名前だけでなく各所にあります。

 ゴブーリキはゴキブリ、ドン・ハルマゲはハルマゲドンですね。

 ウエスタンラリアット号は、プロレスラー:スタン・ハンセンの得意技から来ています。

 後半になると、ハルク・ホーガンに引っかけてハルク砲艦アックスボンバー号に乗ります。

 なお、ライバルキャラは、ハルマゲ配下のダ・サイダーとレスカ(本名カフェオレ)、アララ王国の王様はアララ・コララ・ヨッコーラ(・・・)です。




 ラムネス達は、ポーン8兄弟と7体の守護騎士を揃えますが、クイーンサイダロンだけは呪いを解けずダ・サイダーが乗っています。

 ドン・ハルマゲとの決戦では、ハルマゲが封印を逃れたゴブーリキの魂であること、レスカ・ココア・ミルクが聖なる三姉妹の生まれ変わりであることが判明し、仲間になったダ・サイダーの協力もあって、不完全な復活をしたゴブーリキを退けました。


 後半は、ゴブーリキを倒すために3枚の石板を探し、ドキドキスペースを旅することになります。

 ハラハラワールドを地球とすれば、ドキドキスペースは銀河系。大幅なスケールアップです。

 ラムネス達はアックスボンバー号で、ダ・サイダー達はアルカナイカ号で、別行動を取りつつ一緒に石板を探すのです。

 敵は、モンスカーより強力な破壊戦士に変わり、ラムネス側の必殺技もサムライオンとヤリパンサーがきりもみ状に飛んで体当たりするロイヤルスカッシュにパワーアップ。

 いくつもの星を巡り、24体の破壊戦士を倒した(正確には十忍衆の1人“くノ一ちゃん”は寝返ったので倒していない)のですが。




 最終決戦、3枚の石板は聖なる三姉妹の祈りを受けてゴブーリキの動きを封じる聖なる力を発するのですが、ゴブーリキのバリアに阻まれます。

 ココアは「石板の力がバリアに阻まれるなら、バリアの内側に入ればいいのです」と、ゴブーリキがビームを射つ際のバリアの隙間にアックスボンバー号をねじ込み、機体を大破させながらもゴブーリキの腹の口に入り込むことに成功します。

 そして再び石板の力を発動させると、破壊戦士が復活して集結しました。

 彼らもまたゴブーリキに呪いを掛けられていた正義の戦士だったのです。

 守護騎士8体、守護歩兵8体、破壊戦士24体、合計40体の戦士(タイトルの40がこれ)が集い、ゴブーリキの動きを封じます。


 ここに至るシークエンスがいいんですよ。

 バリアの内側に…というココアの言葉を聞いて、何をしようとしているのか気付いたレスカ改めカフェオレ(実はココア達の姉)は


 「アララ国の全財産がパーかあ…

  あたしだけ逃げるわけにはいかないよなあ」


と言いつつアックスボンバー号の操縦桿を握り突っ込みます。

 ゴブーリキの腹の口に入った3人は、祈りを捧げて石板の力を発動させます。

 「ドキドキスペースに眠る正義の魂よ

  今こそ持てる力に目覚め、ここに集いたまえ」


コ「つどえ~っ」

ミ「正義の」

カ「戦士達!」


 その声に応えるように、「我らを呼ぶのは誰だ」と飛び立つ破壊戦士達。


 もう、ここからが燃える燃える。

 この辺りから、挿入歌「闘え!キングスカッシャー」が流れる中、破壊戦士や守護騎士達が光になってゴブーリキを包みます。

 そして、ココアは、今のうちにゴブーリキを倒せと言うのですが…それは、ゴブーリキの体内にいるココア達の死を意味するわけで。

 今やらないとゴブーリキを倒せないというココアの言葉に、ラムネスは決意します。


 「ダ・サイダー、ロイヤルスカッシュだ! 一か八か奴の頭を狙う!」

 「やってやるぜ、ヤリパンサー~~~ッ!」


 透過光バリバリでヤリパンサーに変形し、次はキングスカッシャーの変形です。

 「闘え!キングスカッシャー」2番の歌詞のラストは「勝利の雄叫びだ」の後に「サムライオーン!」と叫ぶかたちになっています。

 そして、この変形シーンでは、いつもの「チェインジ、サムライオン」というセリフの代わりに「勝利の雄叫びだ」「チェインジ!」「サムライオーン!」と、歌詞に挟むかたちの変形ワードになっているのです。


 そして、ロイヤルスカッシュでゴブーリキを倒した後、セイロームやシルコーンの掌に載ったココア達の姿が…。

 こうして役目を終えたラムネスは、元の世界・元の時間に戻ります。

 1年近い冒険の旅が夢だったのかと思ったラムネのポケットには、キングスカッシャーのメタルコインがありました。




 まぁ、ストーリー云々よりは、ノリと勢いで押すタイプの最終決戦です。

 サブタイトルの「40集う」も、作中ではほぼ説明がなく「破壊戦士も本当は正義の戦士だったみゃ」の一言で終わり、後で指折り数えて「あ、40だ」となりました。

 ただ、死を覚悟でゴブーリキの体内に飛び込む姉妹とか、「つどえ~っ」「正義の」「戦士達!」とか、「チェインジ!」「サムライオーン!」とか、ツボをわかってるなぁと思わずにいられません。

 鷹羽のカラオケ芸として、「闘え!キングスカッシャー」のここで変形レバー操作の動作付きで「チェインジ!」を入れるというのがあります。


 ラストの、キングスカッシャーのメタルコインをラムネスが持っているという演出は、後のOVAで、アララ国が襲われ、保管されていたメタルコインも奪われたが、 キングスカッシャーのものは奪われずにすんだという展開に繋がっていきます。

 また、1995年に続編的位置付けの「VS騎士ラムネ&40(ファイヤー)」が放映され、ラムネとミルクの息子ラムネードが3代目ラムネスとして召喚されますが、そっちは、まぁ、語らぬが花でしょう。

 鷹羽はあれを続編とは認めません。

クイーンサイダロン

 最強の守護騎士と称され、5000年前の戦いではラムネスの親友:勇者サイダーが乗っていた。

 5000年の間にドン・ハルマゲに囚われ、呪いを掛けられたが多恵続けていた。

 そのため、ドン・ハルマゲは近くで呪いを掛け続けるためのサポートロボ:ヘビメタコを造って操り、ダ・サイダーが操縦できるようにした。

 だが、自意識の抵抗は強く、たびたびキングスカッシャーを追い詰めるがそのたび機能停止していた。

 ダ・サイダーがドン・ハルマゲから離反したためラムネスの味方になったが、呪い自体は解けていない。

 チェスにおけるキングとクイーンのように、全ての武装でキングスカッシャーを上回っている。

 かつてはメタルコインでタマQが卵を吐き出していたが、現在はダ・サイダーの笛でヘビメタコから毒々しい色の卵として吐き出されて出現する。

 故にOVAでは奪われていない。

 2009年に発売されたメガハウスのヴァリアブルアクションには、特典としてクイーンサイダロンのメタルコインが付属していた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 懐かしい!!ヘビメタコ〜!(笑) テレビシリーズは全部見たはずなのにやっぱり忘れてる…(;´Д`) テンション高いアニメでしたね~(笑) 声優さんたち、かけあい大変だったろうな~(笑)
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