28 魅惑のオートバイ
特撮好きにとって、バイクは切っても切れない存在です。
大抵の等身大ヒーローはバイクに乗っていますから。まぁ、たまに馬に乗ってるヒーローもいますけれど。
鷹羽は、普通免許しか持っていないので、50ccにしか乗れないのですが、弟がホンダのNSR50というカウルの付いたバイクを持っていたので、借りて乗ったことがあります。
風圧だとかバランスだとか、色々大変でしたが、乗った季節がよかったせいか、楽しかったです。
鷹羽にとって、初めてかっこいいと思ったバイクは、「仮面ライダー」の新サイクロンでした。
OPで、カウルから羽を出してジャンプし、パラシュートを出して止まる姿に憧れを抱きました。
カウルの形や全体のフォルムなんかも、スラリとしていてかっこいいですよね。
あと、「人造人間キカイダー」のサイドマシン。
独特の低い車体がとてつもなくかっこよかった。
後に、あれが、カワサキマッハIII500・GTスペシャルサイドカーを塗り替えただけと知った時の衝撃といったら…!
小学生の頃、サイドカーで側車に荷物を積んで一人旅をするなんてことを夢見たことがありますが、サイドマシンの影響であることは間違いありません。
もっとも、あれ、構造上の問題で、膝当てのクッションが悪く、悪路を走ると膝を痛めてしまうそうです。まぁ、基がレーシングマシンですから、非舗装路走っちゃだめなんでしょうね。
ちなみに、サイドマシンの前部に赤と青の円があります。キカイダーのバックルをイメージしているんだと思うんですが、これ、赤が上なんですよね~。
ちょっと別の意味で、マシーンザボーガーも欲しかったです。どちらかというと人型になった後が欲しいわけですが。
30年くらい前になりますが、友人に、“バトルホッパーを50ccで用意してくれたら、街中ででも乗る”と言って呆れられたことがあります。
バトルホッパーは「仮面ライダーBLACK」のバイクで、見たまんまバッタです。友人からは、そんなん乗ってたら、絶対近寄らない! と言われてしまいました。
冷静に考えると、あれ、前照灯がないので、多分公道は走れないです。
OPでは、トンネルの中とか、目を光らせて走っていますが、あんな明るさでは前は見えないですよね。
「超獣戦隊ライブマン」のモトファルコンなんかは、劇中でカウルをカパッと開けると中にライトがあって、それで夜道を走るなんてシーンがありました。オモチャ(プラデラ)だと、カウルの中にはミサイルが入っています。解せぬ。
そんなわけで、数年前、50ccで用意してくれたら実際に乗るよ、と言えるバイクを改めて考えてみました。
・ハードボイルダー(仮面ライダーW)
・ビートチェイサー2000(仮面ライダークウガ)
の2台でした。
ハードボイルダーは、フルカウルのバイクで、前が黒、後ろがメタリックグリーンという配色です。たぶん、ギリギリ変じゃないと思います。
変身前の左翔太郎が普段の足に使っていることもあり、多分あれなら公道を走れます。
一応、設定上では、W同様ハーフチェンジするバイクであり、後ろ半分を赤い羽(ハードタービュラー)や黄色のフロート(ハードスプラッシャー)に替えることで、空を飛んだり水上を走ったりしています。
ビートチェイサーは、スペインのガスガス社のトライアル用バイクを改造したものだそうです。
トライアルというのは、バイクに乗ったまま様々な障害物を乗り越えて進む競技です。
“実際にすごいバイクアクションを”ということで、“ヒーローマシンぽく擬装でき、なおかつアクションに支障が出ない”という条件で探したとか。
すごいバイクアクションのシーンでは、トライアルの選手にクウガの衣装を着せて乗ってもらっています。
多分、これも公道を走れるでしょうが、構造上、排気ガスと一緒にオイルの燃えかすみたいなのが舞い上がって背中を汚すらしいです。日常的に使うには問題ありですね。
ちなみに、東映ヒーローのバイクというと、昭和時代は、長いことスズキのバイクを使っていて、タンク脇に「SUZUKI」の文字が輝いていました。
宇宙刑事シリーズでは、バード星で作られたという設定なのに「SUZUKI」の文字があるわけで。
「宇宙刑事シャイダー」のラストでは、数千年前の戦士シャイダーが使っていたというバイクが登場しますが、そこにも「SUZUKI」の文字があったりして笑われています。
それが途切れたのが「クウガ」なんですね。
なにせ本当にスズキ製ではないので。
よく見ると、エンジンの辺りに「GASGAS」なんて書いてありますけど、何の問題もありません。
もしかすると、次の「仮面ライダーアギト」のマシントルネイダーは、スズキのバイクをベースにする予定だったのかもしれません。
実際にはホンダのバイクだったんですが、デザイン段階ではスズキの予定だったんじゃないかなぁ、と思っています。
というのは、マフラーのサイド部分の模様の中に「SUZUKI」と読めるものが隠されているからです。
これも、多分どこにも回答がない情報だと思います。




