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囲碁で異世界生きてけますか  作者: ハルさん
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異世界での友達

異世界での友達


「誰か〜。助けてくれ」


僕は今、ゴブリンに追われいる。ミッションを受け取った後とりあえず人に会おうとしていたら、人ではなくゴブリンに会ってしまった。

レベル1で勝てるわけもなく、このようにかれこれ1時間近く逃げている。


「ギャギャギャギャ」


ゴブリンの叫び声が響く。

クソ、こんなの友達を作るなんて夢のまた夢だ。


"ゴブリンと一定時間追い掛けっこをしたことにより、ゴブリンと友達になりました"


どうしてだ〜。


"ミッションがクリアされました。報酬としてスキルを獲得しました。お確かめ下さい"


どうかこの状況を打開するスキルでありますようにそう願いながら、僕は急いでステータスを開いた。


スキル

・一進一退 (一歩あるくと一歩後ろにワープする。このスキルはオンオフができます)


"一進一退がオフになっています。オンにしますか"


するかアホ。てかなんだよこのスキル戻りたかったら自分で戻るよ。

クソ、どうすれば、


「ファイヤーボール」


という、声が聞こえたかと思うと、ゴブリンに火の玉が襲いかかった。


「大丈夫か、少年」


屈強な斧を持っている男とメガネをかけ手に弓を持っている男が近づいてきた。少し遠くに杖を持った女の子の姿も見えた。きっと、彼女が火の玉を出したなだろう。


「ギャギィ」


火の玉が効いたのだろうかゴブリンの動きが止まった。


「今だ」


屈強な男が斧をゴブリンに振り下ろした。ゴブリンは光になって消えた。


"友達が死にました"


友達じゃねえよ。


"友達が死んだので、スキルを獲得しました。お確かめ下さい"


どうして、友達が死んだらスキルもらえるんだよ。まあ、いちおう確認してとくか、ステータスを開いた。


スキル

・寄生 (同じパーティメンバーの経験値を奪える。このスキルはオンオフができます)


"寄生がオフになっています。オンにしますか"


やっと使えそうなスキルきたー。

まあ、今はいいか。

とりあえず、この人達にお礼を言おう。


「ありがとうございます。危ないところを助けていただいて」


「気にすんな人として当たり前のことをしたまでさ。俺の名前はダニエルだ、よろしくな」


名前もゴツいな、この男


「はい、よろしくお願いします。僕の名前はトモヤです」


「トモヤかいい名前だな。トモヤ、あの弓を持ったやつがリスキーで、少し離れたとこにいるのがモナカだ」


「よろしく、トモヤ君」


リスキーは、名前とは違ってリスキーな印象はなかった。


「ここで、あったのも何かの縁だ町まで一緒に行こうぜ」


「え、町があるんですか」


「なんだお前、町の住人じゃないのか」


「はい、実は僕旅人なんです」


とっさに嘘をついてしまった。助けてもらったのになんか悪いな。

まあいいか、


「近くに町があるならぜひ僕を連れて行って下さい」


「よしじゃあ行くか、俺たちの町ブリンクルスに」


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