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囲碁で異世界生きてけますか  作者: ハルさん
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プロローグ読んで下さい

プロローグ読んで下さい


「なんだい、君達は」


奥義を解いた領主様が僕達に気づいた。


「実は、領主様にお願いがあってここまでやって来たんです」


「君はミスターイゴーの店主だね」


「はい、トモヤと言います」


「では、トモヤ君。君の願いを聞くにあたって私から一つ条件がある」


まだ、願い言ってないいんだけど。まあ、後で言えばいいか。


「君の店で購入した囲碁というゲームだが、なかなか興味深い。ここ数日やっていたがやればやるほど引きずり込まれたよ」


え、そんなにハマっちゃたの。やっぱり人って新しいものに弱いのかな。


「それは、よかった」


「しかし、実はこの屋敷内には囲碁ができる者がいなくてな。町に出てできる者としたことは数回あるんだが私より強い者がいなくてな」


それは、つまらないだろうな。ゲームはライバルや自分より強い人がいる方がもりあがるもんだしな。


「だから、私はまだ負けたことがないのだ。そこでだ、私に囲碁で勝つことが出来たら、なんでも願いをかなえてやろう」


そんなの楽勝だろ。たった数日で僕に勝てる訳がない。


「いいですよ。その勝負受けましょう」


まあ、受けないとミッション達成できないしね。


「よし、じゃあ少し待っててくれたまえ」


そう言うと領主様はさっきまでしていた碁盤に置かれた碁石を片付け始めた。


ジーー


という視線を背後から感じ振り返るとダニエル達が心配そうな目でこちらを見ていた。


「大丈夫かよ。トモヤ、領主様に戦いなんか挑んで」


「大丈夫さ。僕が囲碁で負ける訳ないだろ」


「そうじゃなくてだな。外から来たお前は知らないかもしれないがこの国では、騎士の位の人と何かをかけて勝負する時には挑戦者は必ず命を賭けることが義務付けられているんだ」


なんだって〜。

いくら騎士が偉いからってそれはないだろ。


「じゃあ、領主様が町で戦った人達はどうなったんだ」


「多分、お互い何も賭けづにやったんだろうな」


ヤバいなんか急に緊張してきた。

でも、まあどうせ領主様に囲碁で勝たないとミッションをクリア出来ずに死んでしまうのだからしょうがないか。

そうこう考えているうちに碁石を片付けた領主様がこちらに手招きをしてきた。


「さあ、トモヤ君始めようか」


こうなったらもう勝つしかない。

僕は気合を入れて領主様の向かい側の席に座った。


「「お願いがいします」」


そう言って僕達の勝負が始まった。


先番は領主様からだった。


「お前を蹴散らして私の糧にしてやろう」


そう言うと領主様は1手目を打った。

ていうか、領主様キャラちがくね。なんか勝負が始まった瞬間から目つきが変わったんですけど。もしかして領主様って勝負事になると燃えるタイプなのか。

でもだからって負けられないんだよ。

そう思いながら僕は石を打つのだった。




《ここから先はプロローグを読んで下さい。次の話はプロローグの続きから始まります》




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