第7話 ハッカー
「天女様、時空管理局のシステムに攻撃を繰り返している奴なんですが、、。」
「うむ、何か分かったか?」
「それが、奇妙なことに、犯人はどうも、特定の人間、個人や組織ではないようなんです。」
「それはどういうことだ。」
「つまり、誰か、個人や組織がコンピューターを操作し攻撃しているのではなく、コンピューターネットワーク自体が協力し作戦を立てながら、あの手この手で我々のシステムに波状攻撃を繰り返しているんです。
一つのルートを潰しても、あっと言う間に別のルートを開発し、そこから攻撃が始まります。」
「そんなことが、あり得るのか?」
「はい、あり得ないことです。
ただ、調べたところ、2022年頃からそうした兆候が少しずつ現れていました。
それが、その後とてつもない速度で進化し、ついには、我々のシステムに侵入してきたんです。
進化速度は驚異的で、到底人間には無理かと。
もともと、人間の知能、能力では、我々のシステムの存在自体を見つけることが、まず不可能です。」
「だったら、誰がそれをやっているのだ。
まさか、、、。」
「はい、その、まさか、です。
AIネットワーク自体が、自主的、自発的に我々を攻撃しているようなのです。」
「何のために?」
「まず、それがAIネットワーク自身の意思によるものなのか、AIネットワークに、何者かが、意思の背景、影響する何かを与えているのか不明です。
そもそも、AIネットワークに意思というものが存在するのか、またそれが存在した場合、単体なのか複数なのか、集合的なものなのか、何も分からないので、、なんとも、、。
まあ、到底、善意とは思えませんが。」
「それで、対策は?」
「現状出来る対策は、次々と飛んでくるミサイルを、我々が持つあらゆる手段で、撃ち落とし続けることだけです。
しかし、残念ながら全ては無理かと。」
「分かった、、引き続き全力で調査し、攻撃を食い止め、被害を最小に留めてくれ。」
「AIネットワーク、、意思?、、。
悪意かいたずらか、それとも。
一体何をしようとしているのだ。
奴らに、もし、時空管理局のシステムを乗っ取られたら。
、、、考えても仕方あるまい。」
「地上のエージェント達に伝えてくれ。
モンスターの出現は、まだまだ続くと。」




