第3話 時空管理局
「天女様、ハッカーの攻撃です。
誰かがシステムに侵入しています。」
「天界の時空管理局の鉄壁のシステムに、やすやすと侵入されたと。
どこのどいつだ、すぐに突き止めろ。」
「はい、奴ら異世界の門を開いて、モンスターを現世に侵入させています。
縄文期の日本で、コックローチ型モンスターの侵入を確認。」
「何っ、コックローチ型だと。
奴は危険極まりないぞ。」
「集落を襲ってから、砂浜で人を追いかけています。
男が突進して、あっ、残念ですが、、、。
さらに、女と娘らしき2人が逃げています。
洞穴に向かって走って逃げています。
がんばれ!
あっ、モンスターが飛びました。
ヤバい、捕まります。」
「助けろ、システムへの侵入を許した我々の責任だ。」
「間に合いません。あっ、踏みつぶされます。」
「急げ、3人とも転送しろ。」
こうして、瀕死の3人は天界に転送された。
意識のある女が、かろうじて口を開いた。
「あの人は、、?」
「残念だが、すでに召された。」
「悔しい、、仇を、、。娘達を助けて、、。」
「天女様、コックローチ型モンスターの消滅を確認。
あっ、7000年先の日本でモンスターの出現を確認。」
「コックローチ型か?」
「分かりませんが、それよりは小さいようです。
あっ、消滅しました。
しかし、異世界との門は不安定なままです。
いつ、再出現してもおかしくない状態です。」
「奴ら、遊んでるのか?」
「そなたと娘達に、別の人生を与えよう。
7000年後の同じ世界でな。
いつか、仇が現れるやも知れん。
その戦いに備え、ともに力をつけるがいい。」
「あ、り、が、と、う、、。」
女は静かに目を閉じた。
「集落に生存者1名を確認。
危険な状態です。
うんっ、何か言ってる、、お姉さん、、?
どうやら、その女の弟のようです。」
「そやつも転送しろ。
何かの助けになるかも知れん。」
「3人のアップデートで、手一杯で。
男までは、、、。」
「最低限のアップデートで仕方あるまい。
男なら、、気合いで、、なんとかなるだろう。」




