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テーマ詩集:雲

CLOUD DRAGON

作者: 歌川 詩季

 しばらく見ていました。

 雨がまだ降ってない 嵐の朝

 風はすでに強く

 おおきな雲のかたまりが

 ふだんでは 見たこともないような速さで

 風下へと流されていく


 そのかたちは

 おおきくふくらんだ腹をさらしながら

 翼をひろげる

 龍の群れのよう


 それを見上げながら

 もしほんとうに

 龍の群れがいて

 悠々(ゆうゆう)

 空を飛んでいるのを見たのなら

 こんな感じなのかなって

 僕は思った


 雨がまだ降ってない 嵐の朝

 すでに強い風に流されて

 ふだんでは 見たこともないような速さで

 風下へと流されていく 雲の群れに

 おおきくふくらんだ腹をさらしながら

 翼をひろげる

 龍の群れのすがたを 僕は見たんだ


 やがて 雨が降りはじめ

 風が さらに強くなって 空が(くら)くなるまで

 僕はもう少し

 あの龍の群れの尾を見送っていよう

 かっこよかった!


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空に聳え立つ白亜の塔
作者:日浦海里先生
― 新着の感想 ―
[良い点] 対象のスケールが高そう [気になる点] 雲がかかってドラゴンが出るというシーンはドラゴンボールに出てくる神龍をイメージすれば良いでしょうか? [一言] 余談ですがドラゴンボールの孫悟空の…
[一言] 大きな雲が現れると、なんだかワクワクしてしまいます。 もしかしたらそこに、天空のお城や、それこそドラゴンが隠れているのかも、なんて。 「あの龍の群れの尾を見送っていよう」という一言が、何だか…
[良い点] 雲の流れはロマンだと思います。 でも、速い流れをしげしげと見たことがありませんでした。 新しい世界がありそうですね。 ありがとうございます! [一言] 「CLOUD DRAGON」!カッコ…
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