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爆縮と体温の機知(12)

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気づいた時には手遅れだった

流れに身を任せ

新しいものを探すことが正しいと

そう感じていくしかなかった


隙間に落として忘れていく

ゴミ処理場と同じ

あの口の中に何でも入れて

蓋をして燃やすのだ


大切なものは

この世には無い

誰かの大切にしない感情を考えれば

殆どのものが大切ではなくなる

人も物も同じ風に見るから

全てが消えることを望む人間が

存在しているのだろう


豊かさの物差しは

複数個、用意されていて

使うものによって

表示される単位が全て違う


一纏りにできないなら

みんなで決めたことは

ただの絵空事で

誰かのちょうど良さだけが

一人歩きする


価値観なんて

この世には無い

誰かの価値は道具によって変わるから

殆どのものに価値は無くなる

人も物も同じ風に見るから

全て、どうでもいいと感じる人間が

存在しているのだろう


自堕落も働き者も

感情や意思、心を大切にすれば

鉤括弧が付いて

内容が少しずつ変わる

ランクが付いて

固有名詞になって

払拭できない失敗になったりする

変えられない間違いが

犯罪とは違う形で出来上がる


人間の在り方なんて

この世には無い

誰かの存在は本人が決めたものだから

殆どの人間に共通するものは無くなる

人も物も同じ風に見るから

自分で決めて、自分で責任を取る

強過ぎる決まりごとだから

それを面倒くさいという人間が

存在しているんだろう





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