天空人様
更新遅くなりましたが、よろしくお願いします
エルピオンたちはとある場所に案内される。それは墓地。突然墓地に連れてこられたエルピオンたちは困惑する。
「ここが、天空人様が埋められていた墓地です」
墓地を見回すが一見普通の墓地。たくさんの墓石が並べられ、十字架の形をしているものや四角い形をしている墓地がいくつもある。神父はエルピオン達を誘導する。
「エル、お前はこの墓地からなにか感じるか?」
シュンサクはエルピオンに小声で話す。
「う~ん…特には何も感じない。でも空気が重いよ」
「だろうな…」
シュンサクは周りを見る。一度死んでいるためだろうが、この世の者ではないであろう人達が彷徨っている。ウルベルトを見ると彼は青ざめている。
シュンサクは今思い出すが、彼は大のお化け嫌い。特に幽霊は一番だめだ。
「あの、すみません」
「?どうしたんだね?」
「彼の顔色が悪いので…教会に戻っても良いですか?」
「構わないぞ。ここら辺はあの鏡の影響なのか、彷徨う者たちがうろついているからな」
「ありがとうございます…ほら、行くぞ」
ウルベルトの手を掴み、シュンサクは教会に戻る。
「この先にあるのが、天空人様がいらっしゃった墓だ」
◆❖◇◇❖◆
教会に戻ったシュンサクとウルベルトは儀式を行っている部屋に戻る。
「大丈夫か?」
「なんであんなにいるのさ〜!俺死ぬの?!」
「半泣きだな」
「怖いもん!泣くよ!」
「どんまい…」
「それにしても…お化けがうろつきすぎるよ…これも彼女が影響してるの?!」
「さあな。だけど…一理あるだろうな」
シュンサクは彼女を見つめる。何度見ても、まだ生きているように感じる。彼女から出るオーラはなにか、異様な雰囲気。何かを呼び寄せているかのよう。
「シュン?どうした?」
「いや、別に?」
「ほんとに?」
「師匠たち!戻ったよ〜」
墓地から戻ってきたエルピオンたちはなんの変わりも無く戻ってくる。
「ベルトさん、大丈夫ですか?もしまだ体調が悪ければ、薬草で薬を作りますよ」
「ありがとうルカちゃん。大丈夫だよ」
「本当ですか?また気持ち悪くなったら絶対に行ってくださいよ?!いいですね?」
「はーい」
ウルベルトはにこにこしながら言う。
「ところで…天空人様が居たという墓を見てきたんだろ?何かあったか?」
「うーん…特に変わったことは無かったかな?ただ単に、触れるなと言わんばかりの殺気は凄いしたよ。やめろっみたいな」
「ほとんど霊感が無いエルでもそう感じるということは…やっぱりあの墓には何かがあるのかもしれないな?」
「あの墓には何も無い!用があるのはそれだけか?」
「確か黒いウェディングドレスを着た女性は夜に現れるんだよね?それまでここに居るのはダメなの?」
「今晩だけだぞ?」
神父は渋々エルピオン達を止めることを許してくれる。エルピオンは嬉しそうにするがシスターのことが気になって仕方がなく思っている。
ここまで読んでくださりありがとうございます!
最近忙しく、小説を書く時間がなかなか取れずにいます。私は、スマホを使って書いているのですが、なぜだがすぐに速度制限にかかってしまい、外でなかなか作れずにいてとても苦労しました。
しかし、やっと書けるようになったので…頑張って書いています!(前に溜めておいた小説が…何かの拍子に飛び、貯めておいたものが全て消えました…)
次回もお楽しみに〜
 




