怨念の魔女
お待たせ致しました!
私の調子と周りが落ち着いてきたので書いていくことができるようになりました!!
またどこかのタイミングで止まってしまうかも知れませんが、応援してください
アルテは少し困惑する表情をして思い出したかのようにエルピオンたちに話す。
「確かにその薬草に触れました。まさかそれが毒草だとは…知らなかったわ」
「よく似ていますから間違えてしまってもおかしくないです。でもそれを治すにはどうしたらいいのでしょうか…?」
「ならもう一度その薬草が生えてる場所に行ってみたらどうだ?何かヒントになる物があるかもね?」
エルピオンの言葉にハルルカは頷く。
「しかし、その付近は危険です!」
「なぜ?」
「あの付近には怨念の魔女が住んでるのですから」
「怨念の魔女?何そいつ」
「大昔にこの地方で悪魔に生贄に捧げられた少女が魔女になってしまい、今でもその怨念が小さな小屋に住み着き、近くを通る人を呪い殺しているという話があります!」
アルテは大声を出して話すとふらつくのかそのままベッドに倒れ込む。
「行くなら、強い者を連れていった…方が…いいです…」
「姫さん、もう寝てな…強いやつならたくさんいるから…」
「うぅぅ…」
苦しむアルテを一人にしてエルピオン達は部屋を出る。
「ところでどうする?私はハルルカ連れて行くけど…」
「悪いが俺はパス。ヘルガが心配だ」
「ならネーも一緒に居る」
「ネーニャが行かないなら俺も行かない」
「兄妹揃って一緒かよ。うるさくするなよ?」
「そうなったら、残ってるのは師匠だけ?」
「僕もいるよ〜」
エルピオンの背後からウルベルトが声を掛けてくる。
「うわ!」
「ウルベ、お前も来るのか?」
「ダメ?」
「俺らに協力するなら良いけど」
「僕はエルピオンちゃんが心配だから一緒に行くだけだよ」
「お前…言っとくけどエルに手を出すなよ!!」
シュンサクはウルベルトに怒りを見せる。なぜ怒っているかは分からないが四人は怨念の魔女を探すために丘を登る。
◆❖◇◇❖◆
アルテが言っていた丘を登り、辺りを見渡す。
「魔女の小屋らしき物はどこにもありませんね」
「本当にこの変なのかよ?」
「でも、何か変だよね?」
ウルベルトは目を細める。エルピオン達も周りを見る。するとあることに気づく。
「魔物が…一体も居ない…」
「こんなに栄養になりそうな食物が実っているのに、動物どこのが足跡すらない。これって誰かが何かをしているってことだよね?」
ウルベルトの顔にハルルカは顔を引き攣らせる。エルピオンは足元に違和感を感じて下を見ると、大きな足跡が残っている。踏まれた植物は何となく枯れている。枯れ方を見てエルピオンは微妙な毒素を放っていることが分かる。
「これ、まだ新しい…」
エルピオンは周りを見て剣に手を掛ける。すると突然風が止む。その異変に全員に緊張が走る。
「貴女たち!何者?!」
木が生い茂っている場所からゴスロリのような服を着た少女が歩み寄ってくる。人だと認識するとその後ろからケルベロスがゆっくり歩いてくる。
その巨大なケルベロスにエルピオンたちは恐怖で体を強ばらせる。
ここまで読んでくださりありがとうございます!
小説のコンテストに応募してましたが、落選してしまいました。これからも頑張れという意気込みでこれからも頑張っていきます!




