休憩
多くの遊女たちはそんな運命を辿りながらこの国にいると思うと…なんだか悲しく思う。
「もしかしたらその童歌、二番を歌ったらいいのかもしれないな」
「そう思う?師匠も」
「だが、神社がどこなのか…分からないな」
「俺場所知ってるよ」
「はぁ?知ってるのかよ!」
「もちろんだよ。もう一人のお偉いさんに、その噂について調べて来いって言われてるんだ。」
「あんたって…色んな依頼されるんだね」
「そうなの〜!俺大変なの!だからさ〜」
ダンゲルはエルピオンに近づく。
「ちょっと手伝ってよ?」
顔を近寄らせるダンゲルの前に刀が横断する。
「それ以上近寄るな…」
シュンサクの雷電がダンゲルの顔を近づく。ダンゲルは一瞬その雷電が龍のように見える。
「怖いお師匠さんだこと…でも今のは俺が悪かった、許してくれ」
ダンゲルはエルピオンから離れると受付の女性と話をする。
「あいつって…あんなやつだったのか?」
「あれはただのシュンを挑発しただけだ。本当はそういう性格じゃないだろう…たぶん…」
アーテルスはエルピオンから目線を変えて話をする。途中まで顔を見ていたのにとエルピオンは思いながら振り向くとダンゲルは受付の女性とキスをしていた。エルピオンは思わず何をしているのかわからず、固まっている。
「あいつ…女たらしなのか…?」
「あいつに女を近付けるな…ガチでだ!」
シュンサクは顔を引き攣りながら言う。その場にいる男子たちは全員が頷く。
「おまたせ〜君たちのホテルの部屋だよ。エルちゃんたちの部屋はこっちで…男子たちはこっちね」
二つの鍵を渡されたエルピオンは無言で貰う。
「時間になったら呼びに行くよ。部屋で待っててね?」
「わかった…ありがとう」
エルピオンはお礼を言ってダンゲルと別れを告げる。
◆❖◇◇❖◆
エレベーターに乗ったエルピオンたちは指定された階になるまでエレベーター内で静かにしている。
「長いな…」
「だって結構大きいもん。数字自体もだけどね…」
エルピオンは貰った鍵を見る。
その鍵には『50025』と『50026』と書かれている。エレベーター内になる階層番号を見ていると50階を示している。そしてきっと25番目の部屋と26番目の部屋なのだろうと認識する。
「でも…こちらのホテル、50階以上あるのは驚きです。そしてとても高いです…」
ハルルカはエレベーターから外を見るととてもじゃないほどの高さまで来ており、震えている。
「外見るなよ…中見ておけよ」
「うぅぅ…」
怖がるハルルカだがエレベーターは50階で止まる。着いたエルピオンたちは指定された部屋へ向かう。シュンサクに一つ鍵を預けるとエルピオンたちは部屋に入っていく。
「エル、後でな…」
「うん!師匠も」
二人は軽くあいさつをして部屋に入っていく。
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