74/229
(トビラ)
[第四章] 世に正義がなくとも立つ者はいるのであって
(このページは章トビラです)
あらすじ:
辛くも勇者との戦いに勝利したノヴェル達。
素性を暴露された彼らは、いつか来る勇者たちの報復に備えつつ、残る勇者の情報を探っていた。
怪我から未だに立ち直れないジャックは、ひとりベリルに隠棲し、リハビリ生活を送る。
ノヴェルとミラは、マーリーンの宿帳の調査中に行方不明になったノートンを探しに御所へ向かっていた。
一方、元老院に反抗を目論むボルキスは、偽オーシュと一連のモートガルドの事件の陰に民王派・元老院の暗躍を確信していた。
彼は調査委員を動員して揺さぶりをかけるが、解任秒読みに追い詰められてしまった。
ボルキスは元老院を打倒するべく、最後の手段にでる。
ベリルを覆う陰謀の陰。
御所へ向かうノヴェル達を狙う影。
彼らを待ち受ける運命とは。
陰謀と陰謀の交差する第四章。